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異字同訓の使い分け例、42年ぶりの報告

2014-02-23 | 学問

 文化庁は常用漢字表にある漢字で、「異字同訓(同じ訓読みでも、字により意味が異なる)」の使い分け例を発表した(2月21日)。
 今回の報告書は、昭和47年(1972年)に国語審議会漢字部会(当時)が作成した同様の資料などを見直したものである。平成22年(2010年)に常用漢字表が改められて異字同訓の用法が増えたことや、前回の異字同訓のまとめ(報告)では用例しか示されていなかったことから、意味の違いも明記して、「使い分け例をみれば判断できるようにした(文化庁)」のが大きな特徴との事。
 今回報告では異字同訓が133項目収録されており、使い分けが定着したと思われる5項目を削除し、用法を示した方がいいとされた9項目を加えている。
 ◆本表から抜粋
  あう  (001)
 【会う】主に人と人が顔を合わせる。
  客と会う時刻。人に会いに行く。駅でばったり友人と会った。投票に立ち会う。
  二人が出会った場所。
 【合う】一致する。調和する。互いにする。
  意見が合う。答えが合う。計算が合う。目が合う。好みに合う。部屋に合った家具。
  割に合わない仕事。会議で話し合う。幸運に巡り合う。
 【遭う】思わぬことや好ましくない出来事に出くわす。
  思い掛けない反対に遭う。災難に遭う。にわか雨に遭う。
 ◆異字同訓の使い分け例
 文化庁のHPより
 平成26年2月21日 文化審議会国語分科会
 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/ijidoukun_140221.pdf

 

 ここ数日は大雪もなく、晴れた日が多かったので記録的積雪も融けてきた。畑や道路脇(路肩)などではまだまだ残っている。
 遠くから見ると雪を被った様に見えるシロタエギク。シロタエギクは花より葉を鑑賞する”観葉植物”で、白銀色の葉姿はステキだ。 白銀色に見えるのは、葉に白い繊毛が密にあるから。これより、英名は”ダスティーミラー(Dusty miller:粉塗れの粉屋)”と呼ばれる。
 (写真は、大雪を被る前に撮った)

Sirotaegiku402231 シロタエギク(白妙菊)
別名:ダスティーミラー(Dusty miller)
   セネシオ・シネラリア(Senecio cineraria)
   セネシオ(Senecio)
キク科セネシオ(キオン)属
耐寒性常緑多年草
地中海地方原産、明治初めに渡来か
開花時期は6月~8月
花色は黄色、花径は1.5cm
白銀色の深い切れ込み葉が美しい観葉植物
耐寒性なので、花が少ない晩秋から冬の葉物として最適


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