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尿毒素の吸着人工繊維を開発、携帯透析装置に期待

2014-02-22 | 健康・病気

 物質・材料研究機構の荏原充宏主任研究員らのチームが、「腎臓の働きが低下する腎不全患者の血中に含まれる尿毒素を、吸着することができる人工繊維を開発した」と発表した(2月19日)。これにより、災害時に携帯できる小型の透析装置の開発につながると期待される。
 チームは代表的な尿毒素を吸着する性質がある鉱物ゼオライトを樹脂に混ぜ、極細の繊維を作ることに成功した。この繊維を布状(高性能ナノファイバーメッシュ)として用いた”腕時計型カートリッジ”での実験で、約16gの繊維で体重60kgの人が1時間に作る量のクレアチニン(約50mg)の吸着に成功した。浄化カートリッジは水道の蛇口に付ける原理を応用しており、カートリッジ内の新素材を取り換えれば、体内に排出される1日分のクレアチニンの除去も可能だと言う。
 荏原主任研究員は「吸着率を向上させれば、腕時計型の装置でも透析治療が可能になるかもしれない」との事。
 ◆尿毒症
 尿毒症は、腎臓の働きが正常の10分の1以下に低下し、尿中に排泄(はいせつ)されるべき毒性を持つ老廃物が、血中に溜まった状態で発症する。
 慢性腎不全(まんせいじんふぜん)や急性腎不全で腎臓の働きが落ちて、尿毒素がたまると尿毒症(末期腎不全の状態)となり命に関わる状態となる。
 尿毒症の治療には腎臓の機能を人工的に代替する血液透析療法(透析・人工透析・血液浄化など呼ばれる)が行われる。日本には30万人(2011年末現在)の透析患者がいる。

 

 まだまだ寒い日が続いている。
 でも鉢植えだがフクジュソウが咲いているのを見つけた。春を告げる花の代表であり、春が近くなって来た・・。
 南天(難転)の実と福寿草(招福+長寿)の花とで、”難を転じて福となす”の縁起もの。江戸時代からの古典園芸植物で、多数の園芸品種が作られている。花の色は基本的に黄色、園芸種で白・紅・橙色があり、花姿に八重咲き・菊咲き・三段咲きがあると言う。

Fukujyusou402221 フクジュソウ(福寿草)
別名:元日草(がんじつそう)
   朔日草(ついたちそう)
キンポウゲ科フクジュソウ属
多年草
開花時期は2月~4月
花色は基本的に黄色(黄金色)
花径は数cm
花は光に敏感で、陽が当たると開き、陽が陰ると閉じる


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