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鋼のように強くて薄い高弾性ガラスを開発

2016-01-23 | 科学・技術
 東京大学生産技術研究所の増野敦信氏らの研究チームは、無色透明でヤング率が160Gpaという高弾性率ガラスの開発に成功したと発表(2015年10月31日)。
 研究チームは、ガラス合成法として無容器法を採用し、これまではガラスにならないと思われてきた酸化アルミニウム(Al2O3)と酸化タンタル(Ta2O5)のみの組成で、ガラス(54Al2O3・46Ta2O5)合成に成功した。両者の組成比率をほぼ1対1とすることで、無色透明なガラスにすることができた。
 今回の成果は従来の常識に縛られない新しいガラスの実現と言える。これにより、これまでガラスになりにくいと考えられていた物質からガラスを作ることができるのではないかという期待も膨らむ、と言う。
 ◆無容器法
 一般的なガラス合成法では、ガラス化を阻み結晶化を促進する最大の要因は、容器壁面から結晶の核が生成することである。
 無容器法では物質を空間に浮かせた状態で合成を進めるため、壁面から結晶の核が生成することが極限まで抑制される。その結果、ガラスになりにくい組成でも比較的容易にガラス化することができる。無容器状態を実現するため、ガス浮遊炉を用い、円錐形のノズルから試料に対して下から鉛直方向にガスを吹き付けることで、試料を浮遊させたまま保持し、CO2レーザーを照射して試料を溶融する。
 ◆主な物質のヤング率(E)
 物質  単位:GPa
 ガラス  80.1
 銅    129.8
 鋳鉄   152.3
 鋼   201~216
 金    78

今日からの天気は荒れ模様。気温は低く、曇り空。
 散歩道沿いにある”ユズ”。今年も花を咲かせ、果実も沢山付けている。道沿いにあるのに誰も取らない・・。
 ユズは結実するまでがとても遅い木だ。結実まで、桃栗三年柿八年・・と言うが、”ユズ(柚子)”では「柚は九年でなりかねる」「柚は遅くて十三年」「柚子の大馬鹿十八年」などと言われる程。・・この木は何時からあるのだろう・・。
 ユズ(柚子、柚酸)
 ミカン科ミカン属(シトラス属)
 常緑小高木、柑橘類の一種(枝に棘がある)
 柑橘類の中で最も耐寒性がある
 中国原産(長江上流と言われる)、日本には奈良時代か飛鳥時代に渡来したと言われる
 開花時期は5月~6月、花は白い小さな五弁花を葉の脇につく
 結実期は10月~11月、淡黄色の熟した果実の表面は凸凹で、強い香りがする
 果汁は酸味が強い