医学生物学の研究分野では、凍結胚・凍結精子の長期保存や輸送には-150℃以下を長時間保つ必要があるため、冷媒に液体窒素を用いている。凍結胚・凍結精子の輸送には、内部に液体窒素吸収材が埋め込まれた特殊容器(ドライシッパー)が使用されているが、高価で重量があるという問題点があった。このため、数十分から数時間内の少量輸送の軽量化小型化が望まれ、安価な研究器具のニーズが高くなっていた。
東北大学早瀬元・助教は名古屋大学大矢康貴・技術職員とともに、市販魔法瓶水筒にシリコーン組成モノリス型多孔体「マシュマロゲル」を詰めることで作製可能な、簡易な凍結胚運搬容器(小型ドライシッパー)を開発した。-150℃以下を長時間保持可能な器具をDIYで作製可能であることから、動物胚や精子などを近隣施設へ運搬する際に活用されることが期待される。
◆マシュマロゲル
マシュマロゲルは2011年に早瀬助教らが発表したシリコーン組成のモノリス型多孔体である。
官能性および2官能性ケイ素アルコキシドを共重合して得られるシリコーン組成のモノリス型マクロ多孔体の総称。太さ数マイクロメートルの骨格と数十マイクロメートルの細孔から成るこの材料は、マシュマロのような柔軟性に代表される力学特性、表面の撥油性などさまざまな特徴をもつ。
簡易なプロセスにより幅広い形状で作製可能であり、加えて、液体窒素中でもある程度の柔軟性を有することから、2013年の論文では液体窒素をスポンジのように吸収・圧搾するデモンストレーションを論文中で報告している。
この材料を液体窒素吸収に用いれば長時間保持が期待できることから、今回の研究が行われた。
朝から曇。昼頃、小雨が降る。
垣根の”ベニシタン”、赤い実に熟している。”ベニシタン”はバラ科コトネアスター属(Cotoneaster)植物で、良く普及しているのはベニシタンである。このため、ベニシタンの別名としてコトネアスターと呼ぶことがある。
ベニシタンの花は淡紅色の5弁花で、果実は球形の鮮明な光沢ある赤色になる。花の色が赤みを帯びた白色もあり、”シロシタン”と呼ばれ、枝変わり品種と言われる。
ベニシタン(紅紫壇)
バラ科シャリントウ属 (コトネアスター属)
中国原産、昭和初期に渡来
常緑小低木、常緑であるが関東以北では紅葉・落葉する
枝が横に良く伸び、枝垂れてくる
開花時期は5月~6月
花は葉の脇に咲く、花径は数mm、5弁花で花色は淡紅色
秋に球形の小果(径数mm)が光沢ある鮮紅色に熟して鈴なりにつく




東北大学早瀬元・助教は名古屋大学大矢康貴・技術職員とともに、市販魔法瓶水筒にシリコーン組成モノリス型多孔体「マシュマロゲル」を詰めることで作製可能な、簡易な凍結胚運搬容器(小型ドライシッパー)を開発した。-150℃以下を長時間保持可能な器具をDIYで作製可能であることから、動物胚や精子などを近隣施設へ運搬する際に活用されることが期待される。
◆マシュマロゲル
マシュマロゲルは2011年に早瀬助教らが発表したシリコーン組成のモノリス型多孔体である。
官能性および2官能性ケイ素アルコキシドを共重合して得られるシリコーン組成のモノリス型マクロ多孔体の総称。太さ数マイクロメートルの骨格と数十マイクロメートルの細孔から成るこの材料は、マシュマロのような柔軟性に代表される力学特性、表面の撥油性などさまざまな特徴をもつ。
簡易なプロセスにより幅広い形状で作製可能であり、加えて、液体窒素中でもある程度の柔軟性を有することから、2013年の論文では液体窒素をスポンジのように吸収・圧搾するデモンストレーションを論文中で報告している。
この材料を液体窒素吸収に用いれば長時間保持が期待できることから、今回の研究が行われた。
朝から曇。昼頃、小雨が降る。
垣根の”ベニシタン”、赤い実に熟している。”ベニシタン”はバラ科コトネアスター属(Cotoneaster)植物で、良く普及しているのはベニシタンである。このため、ベニシタンの別名としてコトネアスターと呼ぶことがある。
ベニシタンの花は淡紅色の5弁花で、果実は球形の鮮明な光沢ある赤色になる。花の色が赤みを帯びた白色もあり、”シロシタン”と呼ばれ、枝変わり品種と言われる。
ベニシタン(紅紫壇)
バラ科シャリントウ属 (コトネアスター属)
中国原産、昭和初期に渡来
常緑小低木、常緑であるが関東以北では紅葉・落葉する
枝が横に良く伸び、枝垂れてくる
開花時期は5月~6月
花は葉の脇に咲く、花径は数mm、5弁花で花色は淡紅色
秋に球形の小果(径数mm)が光沢ある鮮紅色に熟して鈴なりにつく




