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約300種類の患者由来のiPS細胞を作製、指定難病の半数をカバー

2017-12-11 | 医学
 患者の組織から作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って培養皿の上で病気を再現すれば、治療につながる物質の特定作業が容易になると考えられている。このため、理化学研究所バイオリソースセンター(BRC)は国内の研究機関が患者の皮膚や血液から作製したiPS細胞を集めて凍結保存し、別の研究機関に提供して研究に役立ててもらう「疾患特異的iPS細胞バンク」を2010年12月から運営している。京都大iPS細胞研究所など国内の公的研究機関が作製した患者由来のiPS細胞の寄託を受ける仕組み。
 BRCへの取材で、国内でこれまでに約300種類の患者由来のiPS細胞が作製されたことが分かった。国が難病に指定しているのは364疾患(難病対策における研究事業の対象として指定されている疾患、2013年)である。
 BRCによると、国内の11機関が昨年度末までに、786人の患者の組織から作製した289種類のiPS細胞をバンクに提供した。筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などの国指定の難病が171種類含まれている。指定難病以外にも、アルツハイマー病や統合失調症、てんかんなど、治療が難しく患者数が多い疾患もある。また、バンクを通さずに進む研究もある。
 BRCはこれまでに国内22機関、海外8機関にiPS細胞を提供した。神経系の難病の研究に利用されているケースが多いという。BRC細胞材料開発室の中村幸夫室長は「提供は今後増えていくと考えられる。たくさんの研究者に使ってもらい、一つでも多くの難治性疾患の治療に役立ててほしい」と話す。

 天気は朝から晴れ。気温は、最高気温12℃程。少し暖かいのかな。
 青空に赤い実のウメモドキが空に映えている。木の枝に赤い実が付き葉はまだ落ちていない(・・10日ほど前)。実も直に鳥に食べられてなくなる。”ウメモドキ”は雌雄異株なので、実が付いているのが雌株。
 名(ウメモドキ)の由来は、梅の木に葉が似ている・枝ぶりが似ている・花の形が似ている、などからと言う。因みに、ウメ(梅)はバラ科でウメモドキ(梅擬)はモチノキ科。
 ウメモドキ(梅擬)
 モチノキ科モチノキ属
 落葉小高木(丈は2m~3m)、雌雄異株
 開花時期は5月~7月
 花は小さく(径3mm位)、花色は白~淡紫色
 葉の付根に雄花は多数、雌花は2~4個
 雌株は実を付け、9月頃より赤く熟す
 ウメモドキは赤い実を付けるが、白・黄・黒色の実もある
  白色の実:シロウメモドキ
  黄色の実:キミノウメモドキ
  黒色の実:クロウメモドキ