「女性科学者に明るい未来をの会」は、自然科学分野で優れた業績をあげている女性研究者をたたえる「猿橋賞」の2020年の受賞者に京都大の市川温子准教授(49)に贈ると発表した(5月23日)。
市川氏は、謎に包まれた素粒子ニュートリノを研究。茨城県から飛ばしたニュートリノが、岐阜県の観測施設「スーパーカミオカンデ」にたどり着くまでに種類を変えて変身しているのを世界で初めて観測した。ニュートリノが変身する割合を詳しく調べるT2K実験の代表として、宇宙が誕生したときに物質と同じだけあったはずの反物質がなぜ消え、銀河や私たちといった物質が生き残ったのかという謎に挑んでいる。
市川温子氏の研究業績要旨 (「女性科学者に明るい未来をの会」のHPから引用)
「加速器をもちいた長基線ニュートリノ実験によるニュートリノの性質の解明」
“Unraveling the nature of neutrino by accelerator-based long baseline neutrino experiment”
宇宙初期にエネルギーの塊から物質と反物質が等しく生成されたはずであるのに、なぜ現在の宇宙 には反物質がほとんどなく、物質のみが存在するようになったのかという根源的な謎の解明が待たれている。素粒子物理学の世界では、粒子と反粒子の性質の違い(CP対称性の破れ)が探求され、これまでにクォークにおけるCP対称性の破れが発見されている。しかしその破れは物質優勢宇宙を説明できるほど大きくはない。ニュートリノにおいてCP対称性の破れを発見できれば、物質優勢宇宙成り立ちの 謎を解く鍵になると期待されている。市川温子氏はこのニュートリノの性質解明を目指し、加速器を用いたニュートリノ振動実験であるT2K(Tokai to Kamioka)実験に設計段階から携わって、ニュートリノ・ビームラインの建設と実験データ解析の両面で大きな貢献を成した。
T2K実験では大強度陽子加速器J-PARCを用いて生成したミュー型ニュートリノを295km離れた検出器スーパーカミオカンデに向けて出射する。市川氏はこの長基線の高強度ニュートリノビームの生成と、 ニュートリノビームの性質を高精度で測定するモニター群の建設について様々な独創的なアイデアを出している。とくに、生成装置の中でも最も厳しい環境で安定に動作させる必要がある標的と電磁ホーンを、研究グループを牽引して予定通りに完成させた。これによりT2K実験は2011年から2013年にかけてミュー型ニュートリノが電子型ニュートリノに変化する「電子型ニュートリノ出現」を世界で初めて観測するという大きな成果を挙げた。電子型、ミュー型、タウ型の3種類のニュートリノが振動によって混合することが確かめられ、ニュートリノにおいてCP対称性の破れを発見できる可能性が開けた。
市川氏は実験データ解析においても、ニュートリノビームの性質の決定とその誤差の伝搬について 独創的な手法を確立し、CP対称性の破れを探索するデータ解析を中心となって牽引してきた。ミュー 型ニュートリノから電子型ニュートリノへの変化と、反ミュー型ニュートリノから反電子型ニュートリノへの 変化に頻度の違いがあれば、CP対称性の破れが明らかになる。T2K実験は2014年から反ニュートリノビームを用いた実験を開始し、現在までに有意度2σでCP対称性の破れの兆候を捉えている。
T2K実験では、今後さらに、J-PARC加速器の強度増強やニュートリノ・ビームラインの増強が計画されており、CP対称性の破れが大きい場合に有意度3σで検出することを目標としている。市川氏は優れた研究業績とともに卓越したリーダーシップを示し、2019年3月には約500名からなるT2K 実験の代表者に選ばれ、今後の舵取りを託されている。
今日の天気は、曇り~晴れ。早朝は雨かな。畑作業は、絹サヤ取り・・沢山取れた。
畑の隅に小さな花畑。”アイリス”の花が咲いている。”アイリス”はアヤメ科アヤメ属の植物で、アヤメの仲間は似た花が多く、これは根が球根のタイプの”ダッチアイリス”である。他に、全体的に小さい”ミニアイリス”、”ジャーマンアイリス”などがある。
球根”アイリス”の中で良く栽培されているのが本種”ダッチアイリス”である。”タッチアイリス”は、名前のとおりオランダにおいて品種改良が進められた球根”アイリス”で、イベリア半島原産の”スパニッシュ・アイリス (Iris xiphium)”を基に北アフリカ原産の”ティンギダナ(Iris tingitana)”などが掛け合わせて作られた園芸種、との事。
”ダッチ・アイリス(Duch iris)”の別名には、”アイリス””球根アイリス””オランダアヤメ”などがある。”アイリス”と言えば、”ダッチアイリス”を指す様だ。
アイリス(Dutch iris, Iris)
別名:ダッチアイリス、オランダアヤメ(オランダ文目)
学名:Iris hollandica
アヤメ科アヤメ属
秋植え球根
夏に葉が枯れて休眠する
原産地:地中海沿岸地方
開花時期:4月~5月
1つの花茎に数個の花が付く。
花径は10cm程度。花被片は6個あリ、外側の3個の花被片は垂れ下がり、内側の花被片は直立する
花色が豊富で色彩も多彩。花色は白・黄・青・青紫など、黄と白、黄と青などの複色花もある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/c4/2f76ef019e37ab5301ba288f547df9d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/36/cf637823b4d40a00c65fa26da736aeeb.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/37/8dda6361643db4a5d4c7e3a5e49aeb15.jpg)
市川氏は、謎に包まれた素粒子ニュートリノを研究。茨城県から飛ばしたニュートリノが、岐阜県の観測施設「スーパーカミオカンデ」にたどり着くまでに種類を変えて変身しているのを世界で初めて観測した。ニュートリノが変身する割合を詳しく調べるT2K実験の代表として、宇宙が誕生したときに物質と同じだけあったはずの反物質がなぜ消え、銀河や私たちといった物質が生き残ったのかという謎に挑んでいる。
市川温子氏の研究業績要旨 (「女性科学者に明るい未来をの会」のHPから引用)
「加速器をもちいた長基線ニュートリノ実験によるニュートリノの性質の解明」
“Unraveling the nature of neutrino by accelerator-based long baseline neutrino experiment”
宇宙初期にエネルギーの塊から物質と反物質が等しく生成されたはずであるのに、なぜ現在の宇宙 には反物質がほとんどなく、物質のみが存在するようになったのかという根源的な謎の解明が待たれている。素粒子物理学の世界では、粒子と反粒子の性質の違い(CP対称性の破れ)が探求され、これまでにクォークにおけるCP対称性の破れが発見されている。しかしその破れは物質優勢宇宙を説明できるほど大きくはない。ニュートリノにおいてCP対称性の破れを発見できれば、物質優勢宇宙成り立ちの 謎を解く鍵になると期待されている。市川温子氏はこのニュートリノの性質解明を目指し、加速器を用いたニュートリノ振動実験であるT2K(Tokai to Kamioka)実験に設計段階から携わって、ニュートリノ・ビームラインの建設と実験データ解析の両面で大きな貢献を成した。
T2K実験では大強度陽子加速器J-PARCを用いて生成したミュー型ニュートリノを295km離れた検出器スーパーカミオカンデに向けて出射する。市川氏はこの長基線の高強度ニュートリノビームの生成と、 ニュートリノビームの性質を高精度で測定するモニター群の建設について様々な独創的なアイデアを出している。とくに、生成装置の中でも最も厳しい環境で安定に動作させる必要がある標的と電磁ホーンを、研究グループを牽引して予定通りに完成させた。これによりT2K実験は2011年から2013年にかけてミュー型ニュートリノが電子型ニュートリノに変化する「電子型ニュートリノ出現」を世界で初めて観測するという大きな成果を挙げた。電子型、ミュー型、タウ型の3種類のニュートリノが振動によって混合することが確かめられ、ニュートリノにおいてCP対称性の破れを発見できる可能性が開けた。
市川氏は実験データ解析においても、ニュートリノビームの性質の決定とその誤差の伝搬について 独創的な手法を確立し、CP対称性の破れを探索するデータ解析を中心となって牽引してきた。ミュー 型ニュートリノから電子型ニュートリノへの変化と、反ミュー型ニュートリノから反電子型ニュートリノへの 変化に頻度の違いがあれば、CP対称性の破れが明らかになる。T2K実験は2014年から反ニュートリノビームを用いた実験を開始し、現在までに有意度2σでCP対称性の破れの兆候を捉えている。
T2K実験では、今後さらに、J-PARC加速器の強度増強やニュートリノ・ビームラインの増強が計画されており、CP対称性の破れが大きい場合に有意度3σで検出することを目標としている。市川氏は優れた研究業績とともに卓越したリーダーシップを示し、2019年3月には約500名からなるT2K 実験の代表者に選ばれ、今後の舵取りを託されている。
今日の天気は、曇り~晴れ。早朝は雨かな。畑作業は、絹サヤ取り・・沢山取れた。
畑の隅に小さな花畑。”アイリス”の花が咲いている。”アイリス”はアヤメ科アヤメ属の植物で、アヤメの仲間は似た花が多く、これは根が球根のタイプの”ダッチアイリス”である。他に、全体的に小さい”ミニアイリス”、”ジャーマンアイリス”などがある。
球根”アイリス”の中で良く栽培されているのが本種”ダッチアイリス”である。”タッチアイリス”は、名前のとおりオランダにおいて品種改良が進められた球根”アイリス”で、イベリア半島原産の”スパニッシュ・アイリス (Iris xiphium)”を基に北アフリカ原産の”ティンギダナ(Iris tingitana)”などが掛け合わせて作られた園芸種、との事。
”ダッチ・アイリス(Duch iris)”の別名には、”アイリス””球根アイリス””オランダアヤメ”などがある。”アイリス”と言えば、”ダッチアイリス”を指す様だ。
アイリス(Dutch iris, Iris)
別名:ダッチアイリス、オランダアヤメ(オランダ文目)
学名:Iris hollandica
アヤメ科アヤメ属
秋植え球根
夏に葉が枯れて休眠する
原産地:地中海沿岸地方
開花時期:4月~5月
1つの花茎に数個の花が付く。
花径は10cm程度。花被片は6個あリ、外側の3個の花被片は垂れ下がり、内側の花被片は直立する
花色が豊富で色彩も多彩。花色は白・黄・青・青紫など、黄と白、黄と青などの複色花もある
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