歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

VHSビデオ機は7月末に終了

2016-07-14 | 社会・経済
 今日の新聞記事に、「VHSビデオ機生産に幕・・」とあった。
 これによると、船井電機はVHS方式の家庭用ビデオテープレコーダー(録画再生機)の生産を7月末で終了する。パナソニックなど国内の主要家電メーカーは生産を終えており、船井電機だけが続けていた。市場の縮小に加え、部品の調達が困難になったため、撤退を決めた。
 船井電機は1983年からビデオテープレコーダーを生産。ピーク時には年間1500万台以上を販売し、米国で約7割のシェアを持っていた。家庭用ビデオの記録媒体が磁気テープから光ディスクなどに移行し、昨年の販売台数は75万台に減っていた。
 私の青春の思い出の一つに、カセットテープとVHSテープがある。現代では光ディスクやHD・ROMなどと移る・・新しき媒体に埋もれ行く。

 午前は雨、午後から曇り。お日様は出てこない。
 ”スグリ”の赤い実が小枝に沢山付いている。房状の赤い実はルビーの様に透明感があり、とても綺麗。葉の緑と実の赤の対比も良いな。子供の頃の懐かしき思い出・・青い実も赤い実も食べた。
 ”スグリ”はスグリ属の総称名として、また果樹として利用されるスグリ類の一般名として使われる。この”スグリ”は、”フサスグリ(房酸塊)”。果実の色が赤白あり、赤色の系統をアカスグリ(赤すぐり、レッドカーラント)、白色の系統をシロスグリ(白すぐり)と呼ぶ。黒色の”スグリ”・・クロスグリ(カシス)・・は別種。
 フサスグリ(房酸塊、房須具利)
 スグリ科(ユキノシタ科)スグリ属
 落葉低木(高さ1.0m~1.5m)
 原産地はヨーロッパ、明治の始めに渡来
 開花時期は4月~5月
 収穫期は6月~7月(期間は1~2週間程)


第1回日本サービス大賞内閣総理大臣賞は九州旅客鉄道のクルーズトレイン「ななつ星in九州」

2016-07-13 | 社会・経済
 サービス産業は、日本のGDPと雇用の約7割を占め、今後の日本経済の成長の鍵となる重要な産業。優れたサービスを表彰する制度は、こうした重要な役割を担うサービス産業に従事される企業に、ぜひ真似をして欲しい優れたサービスを表彰するもの。
 今回は初の開催となる。全国から約900件の応募が寄せられ、主催者であるサービス産業生産性協議会に設置される委員会による厳正な審査を経て、最高賞の「内閣総理大臣賞」、「総務大臣賞」、「農林水産大臣賞」、「経済産業大臣賞」など合計31件の事業者が選出された。
 内閣総理大臣賞:九州旅客鉄道のクルーズトレイン「ななつ星in九州」
 総務大臣賞:社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院「"恵寿式"地域包括ヘルスケアサービス」
 厚生労働大臣賞:ポピンズ「ポピンズナニーサービス」
 農林水産大臣賞:とくし丸「社会貢献型移動スーパー『とくし丸』」
 経済産業大臣賞:ミールケア「子どもたちに食文化を伝える『考食師』による給食サービス」
 国土交通大臣賞:ヤマト運輸「国際クール宅急便」
 地方創生大臣賞(8件):旭川市旭山動物園「動物の本能を魅せる『行動展示』」
        一般社団法人日本食べる通信リーグ
          特定非営利活動法人東北開墾「食べ物つき情報誌『食べる通信』」
        ラクーン「卸・仕入れサイト『スーパーデリバリー』」
        フォレストコーポレーション「家づくりを物語に『工房信州の家』」
        兵吉屋「海女小屋体験『はちまんかまど』」
        リブネット「学校図書館運営サポートサービス」
        医療法人ゆうの森「在宅医療により地域を再生するへき地医療サービス」
        九州産交バス「公共交通で旅を創る『日帰りバス旅』」
 優秀賞(SPRING賞)として17事業を選定

 曇り、夕方から雨。
 近所のお庭で、玄関横に植えられている”アブチロン・チロリアンランプ”の花が咲いている。お庭の方のお話しでは、今年で2回目のお花・・との事。丈夫で元気な花だな。”ウキツリボク(浮釣木)”と呼ばれるように、咲いた花の姿が釣りに使う浮き(うき)が浮いているように見える。花径は3cm~5cm程で、赤い5稜筒状の提灯の様な萼の先に、黄色の花弁と雄しべと花柱(雌しべ)が出ている。
 アブチロンの仲間(アブチロン属)は約100種類が分布し、園芸植物として多くは”ショウジョウカ(猩猩花)”と”ウキツリボク(浮釣木)”の2原種と、これらの交配から生まれた交雑種ヒブリドゥム(A.hybridum)と言う。
 アブチロン・チロリアンランプ
 別名:浮釣木(うきちりぼく)
 アオイ科イチビ属(アブチロン属)
 常緑半蔓性低木(多年草)
 原産地はブラジル
 開花時期は、6月~10月
 赤い5稜形の萼が膨らむ、花色は黄色
 雄しべと花柱(雌しべ)が飛び出している


2億1500万年前の巨大隕石衝突で海洋生物絶滅の証拠を発見

2016-07-12 | 地質
 熊本大学先端科学研究部尾上哲治准教授、海洋研究開発機構、高知大学、東京大学、新潟大学、千葉工業大学らの研究グループは、「2億1500万年前の三畳紀後期に巨大隕石が地球に衝突し、海洋生物である放散虫やコノドントの絶滅を引き起こしたことを明らかにした」と発表した(7月8日付の英国科学誌「Scientific Reports」に掲載)。
 2013年に、同研究グループは岐阜県坂祝町の木曽川沿いに露出するチャートに挟まれた粘土岩から、三畳紀後期に直径3.3~7.8kmの巨大隕石が地球に衝突した証拠を発見している。しかし、落下隕石の生息海洋生物の絶滅を引き起こしたかなどの地球環境変動への影響の実態は明らかになっていなかった。
 これより、同研究グループは、坂祝町の三畳紀後期のチャートから、大きさ1mm以下の放散虫とコノドント化石を酸処理抽出し、この時代を通じた化石群集の絶滅パターンについて検討した。この結果、隕石衝突イベントの直後に、非常に高い割合で同化石群集が絶滅していることが明らかになった。さらに、元素分析オンライン質量分析計(EA-IRMS)、蛍光X線分析装置(XRF)を用いた化学分析により、同時代の海洋表層における植物プランクトンの生産量(基礎生産)と、動物プランクトンである放散虫の生産量の変動パターンについて詳しく検討した結果、食物連鎖の基底をなす基礎生産が、隕石衝突後の数万年間にわたり著しく低下し、それに伴い、動物プランクトンである放散虫の生産量も低下していたことが明らかになった。
 今回の研究で、6600万年前の「白亜紀/古第三紀境界」以前よりも昔の2億1500万年前の隕石衝突が当時の海洋生態系の崩壊をもたらし、放散虫やコノドントの絶滅を引き起こしたことが明らかになったといえる。
 同研究グループは今後、世界各地の三畳紀後期の地層から隕石衝突によって形成された地層を探索し、どのような生物がこの隕石衝突により絶滅の影響を受けたのかについて研究を進めていく予定であるとしている。

 朝から晴れ。気温は高くなく最高気温30℃以下。
 畑の”ベニバナ”の花が咲きだした。”ベニバナ(紅花)”は紅色染料や食用油の原料として栽培される。花色は、咲き始めは鮮やかな黄色で、次第に赤くなる。紅色染料は、花を摘み、水にさらして乾燥させ、これを何度も繰り返す。”ベニバナ”の花の色素は水に溶けやすい黄色の色素サフロールイエロー99%と水に溶けにくい紅色の色素カルタミン1%が混在しており、水にさらすことによって分離するから、との事。
 別名に末摘花(すえつむはな)がある、これは染料に適するのは咲き始めのものが良く、順に外側から摘み取るから、と言う。古語の和名で「呉藍(くれのあい)」は、ベニバナも外来の染料作物なので、代表的な染料作物である藍に例えて“呉から来た藍”から。日本に渡来したのは6世紀で、高句麗(こうくり)の僧侶が日本に紹介し、推古天皇の時代から紅色の染料をとった。
 ベニバナ(紅花)
 別名:末摘花(すえつむはな)、呉藍(くれのあい)、サフラワー(Safflower)
 キク科ベニバナ属
 一年草または越年草
 原産地は地中海沿岸、・中央アジアとされる
 開花時期は6月~7月


今春の新入社員、仕事は「人並みで十分」が6割

2016-07-10 | 資格・転職・就職
 日本生産性本部が実施した、今年の新入社員を対象の「働くことの意識」調査で、「人並みに働けば十分」と答えた人は58.3%だった。前年より4.8%増え、1969年度の調査開始以来の最高。調査は3月~4月、生産性本部が主催した新社会人向けの研修に参加した1286人に聞いた。
 働くこと
  人並みに働けば十分:58.3%(前年の4.8%増)
  人並み以上に働きたい:34.2%(前年の4.6%減)
  調査担当者の分析:就職が売り手だと人並みで十分と考える人が多くなる傾向
 働く目的
  楽しい生活をしたい:41.7%(前年の4.7%増)
  自分の能力をためす:12.4%(前年の1.0%減)
 目指すポスト
  社長:10.8%(過去最低で、10年前に比べると7.0%減)
  部長:17.4%(前年の5.9%増)
  課長・係長・主任班長:18.6%(前年の7.4%増)
  役職につきたくない・どうでもよい:20.0%(前年の2.0%増)

 久しぶりの晴れ。気温は最高気温30℃位と予想。汗ばむ程だ。
 線路脇で雑草と共に”ヤブカンゾウ(藪萱草)”の花が咲いている。花はユリの様で、上部に花が数個付き、八重で花色は赤橙色。鮮やかな明るい色なので遠くからも目立つ。種子で増えないので、何処からか運ばれて来たのかな。よく似た花に一重の”ノカンゾウ(野萱草)”があるが、葉だけでは区別できない。
 ”ヤブカンゾウ”や”ノカンゾウ”は、ユリ科ワスレグサ属(別名:キスゲ属、ヘメロカリス属)の植物である。ワスレグサ(忘れ草)の由来は、この美しい花を見ると憂いも忘れさせるから、との事。平安時代の「和名抄」には、若葉を食べると美味しくて憂いを忘れる、とあると言う。
 ヤブカンゾウ(薮萱草)
 別名:萱草(わすれぐさ)
 ユリ科ワスレグサ属(ヘメロカリス属)
 多年草(根で増殖、種はできない)
 有史以前の中国からの帰化植物と言う
 開花時期は7月~8月


うるう秒を挿入、2017年1月1日に

2016-07-09 | ニュース
 日本の標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施する予定と発表した(7月8日)。
 前回の「うるう秒」の調整は、平成27年(2015年)7月1日に行われ、1年6ヶ月ぶりとなる。
 ◆うるう秒の調整
  時期:平成29年(2017年)1月1日(日)
  時間:午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入する
 「うるう秒」の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業(IERS:International Earth Rotation and Reference Systems Service)」が決定しており、これを受けて世界で一斉に「うるう秒」の調整が行われる。日本では、総務省及びNICTが法令に基づき標準時の通報に係る事務を行っており、IERSの決定に基づきNICTにおいて日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施する。
 ◆調整の理由
 地球は太陽を1年で回り(公転)、自らも回転(自転)している。
 1日は地球の自転を基本として24時間(24X60X60=86400秒)と定めていた。しかし、1958年より極めて精度の高いセシウム(133Cs)原子時計を用いて計測すると、地球の自転は一定でない事が判明した。これより、1秒の定義を地球の自転を基本とせず、極めて一定精度の高い原子時計での定義とした。
 1秒は、「セシウム133原子の基底状態の二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続周期」となった。この定義での秒で計測すると、1日は年々長くなっている事が判った。長くなった分を入れる事・・閏秒(うるうびょう)の挿入である。
 地球の自転速度が遅くなる理由は、地球の中心部が液体である、潮の干満と海底との摩擦などと考えられている。1958年から1972年まで35秒遅くなっている。将来はもっと遅くなるかもしれないとの予測。

 朝から小雨、時々雨が止み、曇り空。雨・曇りと晴れた日が少ない。
 熱い夏には涼しいモノが欲しくなる。散歩で見つけた”ハンゲショウ”。白と緑の葉、白い花、花は咲き始め・・涼しい景色。特徴的な白い葉は、8月下旬頃には緑色の葉となってしまう。
 名(ハンゲショウ;半夏生、半化粧、片白草)の由来には、半夏生:開花時期が半夏生(太陽の黄経が100°の日、夏至から11日目)の頃だから、半化粧:葉の一部が白く変化(化粧)するからの説、片白草:葉の表は白く葉裏は淡い緑と半分だけ白いからとの説、などがある。古和名には片白草とある。
 因みに、この頃に降る雨を半夏雨(はんげあめ)といい、大雨になることが多いと言う。雑節の一つに半夏生(はんげしょう、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃)があり、2016年は7月1日である。
 ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
 別名は片白草(かたしろぐさ)
 ドクダミ科ハンゲショウ属
 原産地は日本(北海道除く)、朝鮮・中国
 開花時期は6月~7月
 花は長さ10数cmの穂状花序で、小さな白い花をたくさん咲かせる


認知症予防には、体動かすこと

2016-07-08 | 健康・病気
 東京都健康長寿医療センター研究所の谷口優研究員らのグループがまとめた研究。
 老化による体の衰えは認知症のリスクを高めるとされる。研究結果は、「認知症の予防には筋肉の量よりも、体をよく動かせるかどうかが重要」。
 研究グループは2008年~2012年まで、群馬県の65歳以上の649人を追跡調査したもので、身体機能(歩行速度・握力で評価)と骨格筋量が、将来の認知機能の低下とどう関連するか調べた。この調査結果で、正常な人に比べて身体機能・骨格筋量とも両方が低下している人は、認知機能の低下リスクが約1.6倍高く、身体機能だけが低下している人も2.1倍高かった。これに対して、骨格筋量が少なくても身体機能が正常な人は、低下リスクにほとんど差がなかった。

 今日の天気は昨日と同様に曇り。気温も最高気温27℃と暑くはない。
 建物の壁にしがみ付いて、”エビヅル”が延びている。良く見たら花が咲いている。雌雄異株なので、この花は雄花。・・昨年も見たが、実が付いてなかった・・雄花だから。近くを探したけど、雌花は見当たらない。
 花は総状円錐花穂で長さ6cm~12cm程。雄花・雌花ともに淡い黄緑色なので葉に紛れてしまう。雌花は秋に径数mmの実となり、ブドウの房状に黒く熟す。食すると甘酸っぱい味がする、と言う。
 名(エビヅル)の由来は、ブドウ汁や実色の赤紫色はエビ色と呼ばれる事から、と言う。伊勢海老の色にちなむ海老色とは異なる。
 ◆葡萄色(えびいろ)
 エビイロとは、山葡萄(やまぶどう)の熟した実のような暗い赤紫色~薄く渋い紅色のこと。「葡萄」は「えび」と読まれた山葡萄の古名で、葡萄葛(えびかずら)のこと。江戸中期頃から「ぶどういろ」と呼ばれるようになり、「海老色;えびいろ」と区別されるようになった。王朝文学にもたびたび登場し、古くから宮廷の人々に親しまれた色の一つ。・・日本の伝統色HPから。
 エビヅル(蝦蔓、葡萄蔓)
 別名:葡萄葛(えびかづら)
 ブドウ科ブドウ属
 雌雄異株
 つる性の落葉木本
 開花時期は6月~8月


浅間山など17火山の避難計画策定、内閣府が関連自治体と協力

2016-07-07 | 自然
 内閣府は雲仙岳(長崎県)など17の火山について、関係自治体と協力して避難計画を作ると発表した(7月6日)。国が専門家を派遣し、ノウハウの乏しい自治体でも避難ルートや避難所設置などを含む避難計画を作れるよう支援する。今年度中に計画作成を目指す。
 政府は2014年の御嶽山噴火を受けて成立した改正活動火山対策特別措置法(活火山法)に基づいて今年2月、全国49火山周辺の23都道県と140市町村を「警戒地域」に指定し、指定自治体に避難計画作成を義務づけた。
 17火山の関係自治体は12道県、51市町村。17火山を4つに分類し、それぞれの課題を検討、避難計画に反映する。
  1、登山者や観光客が多い
  2、市街地が火砕流や融雪型火山泥流で被災する恐れがある
  3、想定火山が広い、噴火シナリオが複数ある
  4、離島からの島外避難
 避難計画を検討する17火山
  1、アトサヌプリ
  2、雌阿寒岳(めあかんだけ)
  3、有珠山
  4、倶多楽(くったら)
  5、八甲田山
  6、岩木山
  7、秋田焼山
  8、岩手山
  9、鳥海山
  10、浅間山
  11、焼岳
  12、鶴見岳・伽藍岳
  13、雲仙岳
  14、霧島山
  15、薩摩硫黄島
  16、口永良部島
  17、諏訪之瀬島

 曇り。気温は最高気温25℃位と過ごし易い。
 近所の小さな公園で、”ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)”が咲きだした。朱赤色の目立った花が花茎沿いに咲いている。名にスイセンとあるが、スイセンのヒガンバナ科ではなく、アヤメ科の花である。葉にはアヤメ科らしく細長く筋が入っている。
 明治中期にヨーロッパから日本に渡来した園芸種で、南アフリカ原産の”檜扇水仙(ヒオウギズイセン)”と”姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ)”の交配種と言う。葉が”ヒオウギ(檜扇)”の様で、花は水仙に似た”ヒオウギズイセン”より小さい、これが名の由来。園芸種の名は、モントブレチア。
 ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
 別名:モントブレチア(Montbretia)、クロコスミア(Crocosmia)
 アヤメ科モントブレチア属(クロコスミア属)
 多年草(春植え球根)
 原産地は南アフリカ
 開花時期は7月~8月
 花茎から数個の穂状花序を出し、これに沢山の花をつける
 花色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がる


大気汚染で世界で年間650万人が死亡、放置で2040年750万人に増える

2016-07-06 | 環境
 国際エネルギー機関(International Energy Agency;IEA)は、窒素酸化物や粒子状物質などによる大気汚染が原因で、世界全体で年間650万人が死亡しており、放置すれば2040年に750万人に増えるとの推計を発表した(6月27日)。
 報告書によると、アジアなど世界全体で大気汚染物質が原因で年間300万人が死亡、アフリカなどの一部の発展途上国では室内汚染が原因で年間350万人が死亡している、とした。大気汚染は、工場・発電所・自動車などから排出される窒素酸化物・硫黄酸化物・粒子状物質などである。室内汚染は、調理用燃料に薪(まき)が使用され、これらで汚染される。
 IEAは、世界保健機関(WHO)の推計などを基に、工場や発電所、自動車などが排出する汚染物質により、世界で年300万人が死亡しており、2040年には450万人に増えると推計した。アフリカなどの一部の発展途上国では、まきを燃料とする調理用かまどを使う家庭で年350万人が死亡し、2040年となっても300万人が死亡と見ている。

 早朝は曇り。直ぐに雨となる。強く降ったり、弱くなったりだ。
 近所のお庭で咲いている”ストケシア”。”ヤグルマギク”と良く似ている。花色は涼しげな青紫色で、瑠璃菊(るりぎく)とも呼ばれる。最近の品種改良で、青紫色の他に、ピンク色・淡紫色・白色・クリーム色などがある。・・花色がピンク色でも”瑠璃菊(るりぎく)”となるのかな・・余談。
 ストケシア
 別名:瑠璃菊(るりぎく)
 キク科ストケシア(ルリギク)属
  (1属1種の多年草)
 原産地は北アメリカ南東部、大正時代に渡来
 開花時期は6月~9月
 花色の基本は青紫色、濃紫・淡赤・白・淡黄などがある


農研機構が多収米品種育成、飼料用「オオナリ」と業務用「とよめき」

2016-07-05 | 科学・技術
 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、「10a1t近い収量のある飼料用と、極多収の業務・加工用の水稲新品種を育成した」(6月8日発表)。
 飼料用米に適した新品種は「オオナリ」。関東以西向きの中生種。既存の水稲多収品種「タカナリ」の課題である脱粒性を改良したもので、収穫期の収量損失が少なく、粗玄米収量は多肥栽培で10a940kgに達した。
 業務・加工向きは「とよめき」。極多収の「やまだわら」と良食味品種「イクヒカリ」の交雑後代で育成した品種。標準の施肥量で10a738kg(「コシヒカリ」の598kg/10aに比べて多い)、多肥栽培で814kg(「コシヒカリ」の510kg/10aに比べて多い)の収量があった。栽培適地である東北南部以西で、炊飯米のねばりが強すぎない特徴を生かした冷凍炊飯などの加工用として利用が期待される。

 曇り、時々小雨がぱらつく。気温は、最高気温20℃程と高くない。
 コンクリート擁壁前の小さな空地に特徴的な葉(羽状複葉)の”カライトソウ”の花が咲きだした。花の茎は弱いようで、倒れかかっている。花は10cm程の花穂で、ピンク色の雄蕊でブラシの様だ。こんな雄蕊の様子を唐糸(絹糸のこと)に見立てた、これから”カライトソウ(唐糸草)”・・名の由来。
 カライトソウ(唐糸草)
 別名:唐打草(からうちそう)、サングイソルバ(Sanguisorba)
 学名:Sanguisorba hakusanensis
 バラ科ワレモコウ属
 亜高山帯 ~高山帯 の乾草地に生える多年草
 日本原産
 開花時期は7月~9月
 花には花弁がない。長く突き出た雄しべが紅紫色に見える。


「炎上」は少数の繰返し書込み

2016-07-04 | デジタル・インターネット
 国際大学GLOCOMの山口真一講師らのネット調査で分かった、「過去1年間に炎上に加わったのは、全体の1.1%。しかし、参加経験者の6割超は、同じ炎上への書き込みを繰り返していた。」
 調査は6月に、WEBでアンケート形式で実施し、20歳~69歳の男女計4万504人が回答。「炎上に書き込んだことがある」と答えたのは725人で、過去1年間に限ると434人だった。
 過去1年間に「炎上」に書き込んだことがあるのは、1.1%。大半(約65%)は2回~3回の書き込みで、1割の方は11回以上であった。その理由は、「許せない」・「失望した」が合計で半数を超えており、正義感に駆られたのが主な動機だった。
 山口講師は、「声が大きい一部の人によって炎上している実態を示す結果だ」と言う。
 ◆炎上(えんじょう)
 なんらかの不祥事から、爆発的に注目を集める事態または状況を言う。このような状態を祭りとも呼ぶ。

 今日の空は概ね晴れ。気温が高く、最高気温30℃とか・・歩くだけで汗ばむ。
 畑では”エダマメ(枝豆)”の花が咲いており、実となっているものもある。種は早生種の「玉すだれ2号」、「玉すだれ2号」:三粒莢が沢山着くおいしい白毛豆、やや草丈高く分枝(5~6本)多い、白花で子実は淡緑色の美しい中大粒種、種後85~90日で収穫。
 枝豆とは、未成熟な大豆(未成熟な種子)を収穫したもので、大豆(完熟した種子)とは収穫時期が異なるだけである。品種として、成熟させて収穫するのに適したもの、枝豆として未成熟時に収穫するのに適したものがある。「玉すだれ2号」は、枝豆に適したもの、との事。現在では枝豆専用の品種が400品種以上あると言われる。
 未成熟な大豆を塩茹でで食べる習慣は奈良平安時代には既にあったとされる。これが「枝豆」と呼ばれるよになったのは江戸時代らしく、枝についたままの状態で茹でたものを「枝付き豆」または「枝成り豆」と呼んでおり、これが「枝豆」の名前の由来とされている。因みに、植物分類学で、大豆は豆類で枝豆(未成熟な大豆)は野菜類となっている。
 ダイズ(大豆)
 枝豆は、英名:Green soybean、 Edamame
 マメ科ダイズ属
 大豆は弥生時代に水稲と同時期か少し遅れて日本に入ったようだ
 開花時期は5月~7月
 大豆の植え付けは、1月位の間隔で数回に分けて行っている・・順番に食べられる


純中国製スーパーコンピューターが速度世界一

2016-07-03 | 科学・技術
 国際スーパーコンピューティング会議(ISC)で、「TOP500」の最新結果が発表され、中国のスーパーコンピュータ「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」が1位となった(6月20日)。
 「TOP500」は年2回発表される。Top10では中国が2台で米国製は4台、日本製・ドイツ製・スイス製・サウジアラビア製が各1台だった。500位までは、中国製が167台(全体の3分の1)と米国の165台を初めて上回った。システムは、TOP500のうち497台にLinuxが搭載され、Linuxを採用していない3台はすべてUNIXを搭載している。
 1位 神威太湖之光 中国・無錫国立スパコンセンター
          演算速度:93PFLOPS(ペタフロップス)
 2位 天川2号   中国・広州国立スオアコンセンター
          演算速度:33PFLOPS
 3位 タイタン  米・オークリッジ国立研究所
          演算速度:17.5PFLOPS
 4位 セコイア  米・ローレンス・リバモア国立研究所
          演算速度:17.1PFLOPS
 5位 京     日・理化学研究所
          演算速度:10PFLOPS
 中国の「神威太湖之光」は、心臓部にあたる演算処理装置(プロセッサー)は自主開発した「純中国製」。演算速度は1秒間に9京3千兆回。日本の「京」(理化学研究所)の9倍の演算速度。

 今日の天気、午前は小雨、午後から曇り。気温は高くなく、風弱く、過ごし易い。
 自動販売機の横にある”ビワ”の木。コーヒー缶を買っていたら”ビワ”の黄色に熟し実が見えた。何時も見ている、気が付かなかった・・緑色の実は葉に隠れていたからかな。
 ”ビワ”は実を結ぶまでが遅いと言われ、実生苗の結実には7年~8年の歳月を要する(一説には13年)とある。「桃栗3年柿8年琵琶は9年でなりかねる」ともある。
 ”ビワ”の原産は中国で、日本へは9世紀には渡来していたと考えられている(日本自生説もあり)。しかし、現在日本で栽培されている品種は、江戸時代末期(天保~弘化)に中国からの大果品の種子から育成されたもの。この「唐枇杷」と呼ばれる品種から改良されて、現在の二大品種(茂木と田中)が生まれたと言う。名(ビワ:枇杷)の由来は、葉の形が楽器の琵琶(びわ)に似ているから。因みに、”ビワ”の葉には関節痛に効き(産毛のある葉裏を擦って貼る)、葉を煎じて「せき止め・利尿など」に効く、と言う(古くからの民間薬)。
 ビワ(枇杷、比波)
    (果実もビワと呼ぶ)
 英名:loquat
 学名:Eriobotrya japonica
 バラ科ビワ属、常緑高木
 開花時期は11月~12月
 花は白い五弁花、葯には毛が密に生えている
 花は両全花なので自家受粉が可能
 果実の成熟は5月~6月、黄橙色の実となる


2012年にがんと診断された人は推計で86万5千人

2016-07-02 | 健康・病気
 国立がん研究センターは、全国47都道府県のがん患者数の最新データを公表した(6月29日)。2012年にがんと診断された人は推計で86万5238人(男性は50万3970人、女性は36万1268人)、前年(2011年)よりも1万4000人増えた。推計値は2003年から実施しており、10回目の今回調査で初めて47都道府県のデータがそろった。
 これによると、がんの種類によって罹患率に地域差がある。胃がんは東北地方や日本海側で高い傾向にあることが分かった。肝がんは西日本で高い傾向がみられた。乳がんは東京で非常に高かった。
 部位別にみると、男性が胃、大腸、肺、前立腺、肝臓の順。前立腺がんは増勢が止まったが、大腸がんが増えている。女性は乳房、大腸、胃、肺、子宮の順で11年と同じだった。
 ◆がんと診断された患者数の部位別順位
 順位  男性       女性
 1  胃(9万1006人)  乳房(7万3997人)
 2  大腸(7万7365人) 大腸(5万7210人)
 3  肺(7万6913人)  胃(4万1153人)
 4  前立腺(7万3145人)肺(3万6134人)
 5  肝臓(2万8623人) 子宮(2万5218人)

 曇り、時々小雨が降る。
 ”ビヨウヤナギ”の花が満開だ。雨に濡れる”ビヨウヤナギ”の花を写真に収める。花色が黄色や白色は陽が射すとハレーションを起きて鮮やかな写真が撮れない・・今日は日差しが強くない。
 ”ビヨウヤナギ”と良く似た花に”キンシバイ”がある。両者ともオトギリソウ科オトギリソウ属で、遠くからだど区別できない。でも違いは、
       ビヨウヤナギ    キンシバイ
 花の大きさ 径5cm~6cm     径3cm~4cm
 花の開き  平坦に近く開く   半開きに近い開き
 雄蕊の長  数多く、とても長い 普通の長さ

 ビヨウヤナギ(未央柳)
 学名:Hypericum chinense
 別名:美女柳(びじょやなぎ)、美容柳(びようやなぎ)、金線海棠(きんせんかいどう)
 オトギリソウ科オトギリソウ属
 半落葉性低木
 原産地は中国、江戸の初めに渡来
 開花時期は6月~7月
 花弁数は5枚、花色は黄色


7月に入っても台風の発生がない、18年ぶり

2016-07-01 | 自然
 今日は7月1日。2016年の後半の半年が始まる・・この前はお正月と思ったら、半年が直ぐだった。
 今年前半が終わっても台風1号がまだ発生していない。この時点で発生がないのは18年ぶりで、統計がある1951年以降では過去2回しかなかった。
 過去に発生が遅かったのは、1998年7月9日と1973年7月2日。
 これは、2014年夏の熱帯太平洋東部の海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」が今春まで続いた名残とみられる、との事。7月以降は発生しやすくなる可能性もあると言う。例えば、最も遅かった1998年は7月以降に16個発生。9月には7号・8号が上陸し、近畿を中心に大雨、防風となり死者も出た。

 朝から快晴。久しぶりの晴れ、でも明日から曇り~雨・・梅雨が明けないかな。
 青空に映える”マートル”の葉と花。葉は少し厚めのやや先が尖った卵形、ツヤがあり、揉むと良い香りがする。「マートル」と呼んでハーブとして使うことがある。花は梅に似た白い花で、枝葉の付け根に咲く。別名の”ギンバイカ(銀梅花)”はこの花姿から。
 マートル
 別名:銀梅花(ギンバイカ)、銀香梅(ギンコウボク)、ミルトス、祝いの木
 フトモモ科ギンバイカ属
 学名:Myrtus communis
 常緑樹(樹高は数m)
 原産地は地中海沿岸、中近東
 開花時期は5月~7月
 花が終わり、8月初めに翌年の花芽が付く、剪定に注意