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主要国の中で日本だけ、科学技術の研究論文数が過去10年間で6%減

2017-11-12 | 学問
 文部科学省科学技術・学術政策研究所の調査でわかった(平成29年8月)。
 日本の大学や研究機関が、2013~2015年に発表した論文数が10年前に比べて6%減少した。米国に次ぐ2位から中国、ドイツに抜かれて4位に後退した。
 同研究所は、米国の論文データベースから科学技術論文を抽出し集計。日本は研究開発の国際競争力を示す指標の1つの論文数で2003~2005年には、年平均6万7888本だったが、2013~2015年には年平均6万4013本に後退した。
 研究開発費の多い7ヵ国で見ると、論文数が減ったのは日本だけで、他の6ヵ国(米国・中国・ドイツ・韓国・フランス・英国)の論文数はいずれも増加した。中国は約4.2倍、韓国は約2.2倍に増えた。注目度(他の論文に引用)の高い論文数でも10年間で4位から9位に低下した。
 研究所科学技術・学術基盤調査研究室の伊神正貫室長は「日本の論文数の伸び悩みは、研究開発費との関連もあるが、博士課程入学者数が2003年を境に減少傾向で、大学の若手教員も減っていることとも関連しているとみられる。複合的な要因」と話す。

 今日は良く晴れた。外に出ると少し寒さを感じる。最高気温12℃とか。
 秋が深まって来ると、草も木々も紅葉・黄葉での衣を纏い艶やか。そして落葉する。
 紅葉する植物には色々あるが、艶やか紅葉はカエデ科・ニシキギ科・ウルシ科やツツジ科などである。散歩で良く見かける”ドウダンツツジ”はツツジ科であり、見事に紅葉する。”ドウダンツツジ”の魅力は、秋の紅葉だけでなく、春の鈴なりの白い小花が見事だ。白い小花が沢山咲く様子を星に見立て”満天星躑躅”とも書かれる。
 ”ドウダン(灯台)”の名の由来は、花の形・姿からと枝の形からとの説がある。枝が分かれる姿が灯台(結び灯台)に見えるからとの説が有力だ。結び灯台とは油を燃やす昔の室内照明灯で、三本の棒を結んで足を開き、その上に油皿を乗せたもの。
 ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星躑躅)
 ツツジ科ドウダンツツジ属
 日本の原産
 落葉広葉樹で低木、高さは0.5m~2.5m
 開花時期は4月~5月
 花は釣鐘様の白花(径5mm程)で、沢山鈴なりに咲く
 10月~12月に紅葉する 


多収でいもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲品種「ゆみあずさ」を育成

2017-11-11 | 園芸
 農研機構東北農業研究センターは、多収でいもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲品種「ゆみあずさ」を育成した(11月1日情報公開)。
 近年、調理された米を家庭で食べる中食や外食向けの米 (業務用米) の消費量は増加傾向にあり、業務用米は不足気味の状況にある。このため、業務用米の生産拡大に向けて、東北地域で栽培可能な多収性品種が必要とされていた。
 農研機構は、全国農業協同組合連合会 (JA全農) と共同で、東北地域で栽培が可能(耐冷性)で、多収かついもち病に強く、倒れにくくて直播栽培にも適した良食味水稲新品種「ゆみあずさ」を育成した。いもち病に強く、多収・良食味の「奥羽400号」を母とし、多収・良質の「羽系1293」を父として交配を行い育成した。
 「ゆみあずさ」の収量は、育成地において標肥移植栽培では743kg/10a (5ヵ年平均) 、多肥移植栽培では809kg/10a (4ヵ年平均) で、東北地域で広く栽培されている「あきたこまち」「ひとめぼれ」より約1割多収。葉いもち・穂いもちのいずれに対しても抵抗性は "かなり強" で、いもち病が発生しやすい地域での栽培にも適している。
 「ゆみあずさ」は、宮城県および秋田県の一部産地で100haの作付けが計画されている。
 ◆多肥移植栽培
 標準的な量より多い肥料を施用 (多肥移植栽培) すること。一般に、肥料を多く施用すると倒れやすくなる。「ゆみあずさ」は倒れにくいため、多肥移植栽培が可能。

 早朝は小雨。直ぐに晴れた。風がとても強い。
 今年も”カリン”に実が付いている。果実は握り拳よりチョット大きく、大分黄色く熟している。堤防の隅に植えられており、植えた方の話では、山から苗木で植え、大きくなった、と言う。
 果実には芳香(トリテルペン化合物による)があり、果糖・ビタミンC・リンゴ酸・クエン酸・タンニン・アミグダリンなどを含むと言う。これに含まれる成分は咳や痰など喉の炎症に効くとされ、中国では色々な効用から「杏一益、梨二益、カリン百益」と呼ばれると言う。我が家でも”カリンはちみつ漬け”を作り、喉の痛みや咳止めとして利用している。
 カリン(花梨)
 別名:安蘭樹(あらんじゅ)、喰わず梨(くわずなし)
 バラ科カリン属(ボケ属)
 落葉小高木
 原産地は中国
 日本伝来は、平安時代に弘法大師が唐から、と伝える
 開花時期は3月~5月
 花は径3cm位の5弁花、花色は白色や薄桃色
 果実は10月~11月に熟し、艶のある鮮やかな黄色で楕円形


今年の美肌県日本一は富山県、昨年8位からランクアップ

2017-11-10 | 健康・病気
 11月12日は「皮膚の日」・・「いい皮フ」の日。
 これに因んで、(株)ポーラが日本で一番美しい肌を持つ「美肌県」を発表した(11月7日)。調査は、1年間(2016年9月1日~2017年8月31日)集めた女性の肌データ65万9,994件を47都道府県別に分析したもの。分析は、全6部門で評価した合計値をもとに、「美肌偏差値」を算出し、総合結果を順位づけした。
 グランプリ1位は富山県で、昨年8位からランクアップした。6部門のうち、キメ・シミ・くすみ・毛穴などの項目が非常に良い結果で、初のグランプリ獲得となった。今年は年間の降水量が全国一であったため、肌のうるおいが保ちやすく美肌度がアップしたと考えられるという。
 ◆株式会社ポーラ
 主に婦人用の化粧品の製造・販売を行う企業
      http://www.pola.co.jp/
 「ニッポン美肌県グランプリ」の詳細は上記のHPで
 ◆スキンチェックデータ
   肌がうるおっている
   ニキビができにくい
   シミができにくい
   くすみがない
   毛穴が目立たない
   キメが整っている
 ◆2017年の美肌ランキングトップ10
 順位 都道府県 美肌偏差値
 1位  富山県  70.97
 2位  石川県  65.74
 3位  秋田県  64.31
 4位  岡山県  63.08
 5位  愛媛県  62.34
 6位  島根県  60.79
 7位  京都府  59.48
 8位  山形県  59.27
 9位  東京都  59.21
 10位  広島県  59.18
 ・
 45位  茨城県  36.47
 46位  大分県  22.89
 47位  群馬県  20.57

 天気は晴れ。気温は低く、最高気温15℃とか。風が穏やかなので、寒さは感じない。
 梅田川の支流の藤川の川岸に”セイタカアワダチソウ”が密集し、花が咲いている。昨年は見なかった、今年は繁茂。
 ”セイタカアワダチソウ”は明治末期に渡来した北アメリカ原産の帰化植物である。多年草で種子や地下茎で増える。地下茎から種子発芽を抑制するアレロパシー物質を分泌するので、純群落を形成して繁茂する。この物質は他種も自らの種も発芽も抑制するので、他種植物の侵入も自己の連作も困難となる。
 急に広がったのは第二次世界大戦後で、養蜂業者の蜜源植物として種子の散布説がある・・不明。花粉症の元凶かと言われた時期があったが、その後関係は薄いと嫌疑は晴れたが悪いイメージは残っている。
 セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
 キク科アキノキリンソウ属
 多年草、種子や地下茎で増える
 北アメリカ原産、明治末期に渡来した帰化植物
 河原・埋立地などの荒れ地で見る
 丈は1.0m~2.5m
 開花時期は10月~11月
 花は茎上部に多数集まって付く、花径は数mmと小さい


光コム(超短光パルスレーザー)で、気体の温度を測る技術を開発

2017-11-09 | 科学・技術
 産業技術総合研究所・周波数計測研究グループ清水祐公子主任研究員、稲場肇研究グループ長は、「光コム」と呼ばれる超短光パルスレーザーを2台用いて気体の温度を測定する新たな技術を開発した(8月23日発表)。
 光コムとは、スペクトルが等しい周波数間隔で櫛(コム:Comb)状に並んだ超短光パルスレーザーで、周波数間隔の正確さから、超高精度な周波数計測や長さ(波長)計測に利用される。気体分子は、分子種に固有の周波数の光を吸収し、その吸収量は気体分子の温度と相関がある。今回、2台の光コムを用いるデュアルコム分光技術を活用し、気体分子の吸収スペクトルを測定して、気体の温度を測定する新たな技術を開発した。
 アセチレンガスの光吸収スペクトルを、1.5 μm を中心とした波長帯域で測定・解析した結果、±1 ℃以内の精度で温度を測定可能であることがわかった。
 今回のデュアルコム分光技術は、1.0 μm ~1.9 μm(周波数では、約158 THz ~300 THz)という広い波長範囲を短時間に、高分解能で測定することが可能である。そのため、水(1.38 μm、1.87 μm付近)、二酸化炭素(1.44 μm付近など)、メタン(1.67 μm付近)、アセチレン(1.04 μm、1.52 μm付近)などの複数の気体の混合気体であっても、広い範囲に存在するそれぞれの気体分子の吸収スペクトルを、同時に高精度測定できる。それぞれを解析することで、従来技術では不可能であった燃焼ガス点火後の分子種ごとの温度やその変化などの観測もできると考えられる。
 この技術は、既存技術では困難な温度計測ができる技術としての応用が期待される。

 天気は晴れ~曇。気温は低く、最高気温13℃とか。立冬(11月7日)が過ぎたから、これから冬の寒さに留意。
 我が家の鉢植えの”レウィシア”に花が咲きだした。花芽が沢山出ているので次々に咲いていく。春先に幾つかの鉢植えを購入したが、生き残ったのは、赤い花の”レウィシア”。
 レウィシアは、多肉質の葉が放射状に広がりサボテン風だ。葉の中心から幾つも花茎を出し、花茎の先に花が咲く。少し離れて見ると、咲く花の様子が花火の様に見える、岩花火(いわはなび)の名の由来。
 レウィシア
 学名:Lewisia cotyledon
 別名:岩花火(いわはなび)
 スベリヒユ科レウィシア属
 耐寒性多年草 
 原産地は北アメリカ
  (主に高山の岩などで生育)
 昭和初期の頃に渡来
 開花時期は4月~6月
 花弁は7~10枚、花径は3~4cm前後
 花色は、赤・白・橙・ピンク・青


グラデーション変化する調光ガラスを開発

2017-11-07 | 科学・技術
 物質・材料研究機構 (NIMS) は早稲田大学、多摩美術大学と共同で、グラデーション変化する調光ガラスを開発した(10月17日発表)。
 研究グループは、エレクトロクロミック特性を持つポリマー (有機/金属ハイブリッドポリマー) を使用して、グラデーション変化する調光ガラスを開発した 。遮光部分の割合を変えるためには、電圧 (3V) の印加時間を変えるだけで良く、電源を切ってもそのグラデーション状態が保持される。電気を流す方向を変えることで遮光方向も変えられるため、使用者の好みに合わせて自由に調光範囲を変えることができる、新しい調光ガラスの開発に成功した。
 この調光ガラスは、使用者の好みに合わせて自由に調光範囲を変えることができるため、太陽の高さに合わせて遮光範囲を変えるなど、従来の調光ガラスでは困難だった「遮光と眺望を両立する窓」として、車やビルなど様々な用途への利用が可能になると考えられる。
 本研究は 、物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 電子機能高分子グループ 樋口昌芳グループリーダーらの研究グループと、早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構、多摩美術大学 美術学部との共同研究の成果。
 ◆調光ガラス(light-control glass)
 電気・熱・光などの外部の信号(刺激)によって透過する光の量を調整することができるガラス。
 外部の刺激で色通過率などの光物性が可逆的に変わるクロミズムを用いることや、液晶などの材料とガラスを組み合わせることで、透過する光の量を調整する。
 クロミズムには、電気によるエレクトロクロミズム、熱によるサーモクロミズム、光によるフォトクロミズムなどがある。

 朝から晴れ、風も穏やか。気温も高く、最高気温20℃とか。
 公園の”イチョウ”が黄葉している。樹の周辺には黄葉が広がる。「銀杏:ギンナン」は落ちていない。イチョウは雌雄異株、実は雌株にのみになる。
 イチョウ(公孫樹、鴨脚樹)
 イチョウ科イチョウ属
  (裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存している種)
 落葉高木(広葉樹にも針葉樹にも属さない)
 中国原産、鎌倉時代の渡来説が有力
 雌雄異株。実は雌株にのみになり、ギンナン(銀杏)と呼ぶ


カイコを用いて血糖値を下げる新しい化合物を同定

2017-11-06 | 医学
 日本の糖尿病患者数は、厚生労働省の国民健康・栄養調査(9月に発表)によると、1,000万人に上り、予備軍も1,000万人いると同調査は見ている。
 糖尿病は、インスリンの作用が十分でないために慢性の高血糖状態になる病気である。インスリンは、膵臓から出る体内ホルモンの一つで、血糖値を下げる働きをする。
 群馬大学と農業・食品産業技術総合研究機構の共同研究グループは、遺伝子改変カイコを用いて、血糖値を低下させる活性を持つ化合物を新たに発見した。この化合物は、インスリンの分泌を促進させる方法の研究や、糖尿病治療薬の開発に利用できるとしている。
 研究グループは、インスリンの分泌促進に関わるGPBA(Gタンパク質共役受容体の一種)に注目した。この受容体を活性化させてインスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる効果が期待できる化合物を探索し、理化学研究所の化合物ライブラリー(NPDepo)に含まれる10,625種類の化合物の中から、GPBAを活性化する化合物を新たに発見した。
 血糖値を下げる働きを示す化合物は多量のGPBAが必要で、その“量産”法を開発することが前提となる。量産を目指し、今回カイコにヒトのGPBAの遺伝子を導入してヒトのGPBAを持った遺伝子改変カイコを作ることに成功、多量のGPBAを安定して生産できる方法を開発した。マウスを使って新たに見つけた化合物の投与効果を調べ、投与してから30分で血糖値が低下することが確認された、としている。
 これまでのGPBAを活性化させる化合物は、胆のうの肥大などの副作用が懸念され、新薬にはなっていない。今回の化合物について研究グループは「副作用を軽減した新たな薬剤の開発が期待できることが示唆された」と発表している、

 天気は晴れ。気温がやや低く、散歩にはコートが要る。
 お庭に”ヒサカキ”が植えられており、塀越しに枝が道に出ている。この”ヒサカキ”にビッシリと黒い実が付いている。実の近くに小さな蕾が見える・・春の準備だな。
”ヒサカキ”は雌雄異株なので、実が付いているので雌木。でも、雄花・雌花だけを付ける雄株・雌株だけでなく両性花の株もあると言う。
 名(ヒサカキ)の由来は、「榊に非ず」から「非さかき」説、サカキより小振りから「姫サカキ」説がある。
 ヒサカキ(姫榊)
 学名:Eurya japonica
 ツバキ科ヒサカキ属
 雌雄異株(常緑小高木)
 開花時期は3月~4月
 白い小さな花が葉腋(ようえき)に付ける
 5弁花で花径は数mm
 雄花は鐘形で、雌しべは退化して見えない
 雌花は杯形、雌しべのみで花柱は3裂してる
 果実も径数mm程で、秋に黒紫色に熟す
 サカキの代用として枝葉を神前に供える


ビジネス環境、日本34位と政府目標遠い

2017-11-05 | 社会・経済
 世界銀行は、世界190ヵ国・地域の「事業のしやすさ」を評価したビジネス環境報告(2018年版)を発表した(10月31日)。日本は総合34位と、前年と同じランクだった。
 評価は、起業のしやすさや資金調達など10項目で行われる。日本は「起業」が106位、「資金調達」は77位、「税支払い」は法人減税の効果が十分に表れず68位と低評価。高評価は、「破綻処理」が1位、「電力供給」は17位と健闘。今後、起業に関する許認可手続きの簡素化などが課題となる。
 安倍政権が掲げる「20年までに先進国で3位以内」との目標にはほど遠く、規制改革の遅れが指摘される。
 総合1位はニュージーランド、2位はシンガポール、3位はデンマーク、4位は韓国(前年5位)、5位は香港(同4位)。米国は6位(同8位)、中国は78位(同78位)だった。

 朝に少し雨、直ぐに止み、青空が広がる。
 稲刈りが終わった田圃の畔を歩いていたら、”ホトケノザ:仏の座”に花が咲いていた。早春に咲く花は見るが、秋に咲いた”ホトケノザ”は珍しい・・時期外れの開花だ。
 ”ホトケノザ”は春の七草の一つとなっている、でもこの植物ではなく、”コオニタビラコ(小鬼田平子、キク科)””タビラコ(田平子)”を言う。
 名(ホトケノザ:仏の座)の由来は、対生する半円形の葉が茎を囲む様子を蓮華座(れんげざ)に見立てたことからと言う。花が付く茎の上では葉が茎を抱いて葉柄がないが、下の方の葉は長い葉柄がある。葉が段々と付いているので、三階草(さんがいぐさ)とも呼ばれる。
 ホトケノザ(仏の座)
 別名:三階草(さんがいぐさ)
 シソ科オドリコソウ属
 一年草あるいは越年草
 古い時代にヨーロッパから渡来した帰化植物と考えられている
 開花時期は2月~6月(秋にも咲く)
 上部の葉脇に長さ2cmほどのピンク色で唇形状の花を付ける
 白色の花色もあり、シロバナホトケノザと呼ばれる


走行運転中のスマホ13%、停車中は23.5%

2017-11-04 | 社会・経済
 内閣府が全国の18歳以上を対象として、車を乗車中にスマートフォンや携帯電話を使ったことがあるかを調べたところ、走行運転中に使用した経験がある人は13.0%に上ることが分かった(11月3日)。信号などで停車中も合わせると、約3人に1人が使用している。実態調査は8月24日から9月3日にかけて3,000人を対象に実施し、1,911人から回答を得た。
 スマートフォンや携帯電話で通話をしたり、画面をじっと見たりしたことがあるか聞いた結果で、
  走行スピードにかかわらずある:7.1%
  ゆっくり走行中にある:5.9% ながら運転の経験がある人は計13.0%
  信号待ちなど「停車中にある」:23.5%
    走行運転中も合わせて乗車中に使用していたのは計36.5%
  全くない:36.1% 最も多い回答
  ほとんど運転しない:8.5%
  免許を持っていない:17.3% など
 走行運転中にスマートフォンなどを使用すれば、道路交通法違反で処罰される可能性がある
  認識していた人:86.3%
  複数回答で聞いた危険だと思う行為には、ゲームを挙げた人が74.2%で最も多かった。

 朝は小雨がパラパラと、午後は雨が止む、曇空。
 家と駐車場の間の小さな庭。”イチゴノキ”に花が咲きだした。花は白色とピンク色があり、白色はまだ蕾。咲きだしたのは、ピンク色の花。花の間に”イチゴノキ”の果実が見える。果実は昨年にできたもの・・熟するには1年かかる。
 ”イチゴノキ”はイチゴ(苺)が木になっているものではなく、木になる果実がイチゴに似ているから、と言う。
 イチゴノキ(苺の木)
 別名:西洋ヤマモモ、アルブツス・ウネド(学名:Arbutus unedo)
 英名:Strawberry Tree
 ツツジ科イチゴノキ属(アルブツス属)
 半耐寒性常緑中低木
 原産地は南ヨーロッパ・アイルランド
 開花時期は11月~12月
 花は径数mm程の釣鐘形、果実は1年程で熟し径1.5cm程の球形で橙色・赤色となる


高価な触媒を使わない、常圧でアンモニア合成に成功

2017-11-03 | 科学・技術
 アンモニアは、化学肥料などの原料として年間1億7千万トン以上が合成されている。また、次世代エネルギーとして期待される水素は、アンモニアに変換することで安全に貯蔵・輸送できるため、将来的な需要の増加も見込まれる。
 アンモニア合成には高温・高圧を必要とし、エネルギーを大量に消費する。一般的には、生産は「ハーバー・ボッシュ法:1906年ドイツで開発」と呼ぶ技術で、400℃~600℃、数百気圧の条件で水素と窒素を反応させて作る。
 国立研究開発法人物質・材料研究機構の川村史朗主任研究員グループは、常圧での合成には高価な触媒が必要だったアンモニアを、安価な液体ナトリウムに窒素と水素の混合ガスを通すだけで合成する反応を発見した(9月28日発表)。アンモニア合成の低コスト化につながる技術として期待される。
 研究チームは、安価なナトリウムを液体にして、窒素と水素の混合ガスを泡状に供給するだけのシンプルな方法で、常圧で微量のアンモニアが合成されることを確認した。ナトリウムは、アンモニア合成に必要な窒素原子間の強い結合を解離できると考えられていたが、低温では水素と反応してしまう。そこで、500℃以上の高温で液体にして水素との反応を抑えることで窒素が解離され、その窒素が水素と反応し、アンモニアが合成されたと考えられる。
 安価なナトリウムを使った常圧でのアンモニア合成反応を実用化できれば、装置の小型化と合成の低コスト化が実現できる。現在はまだ効率が低いが、今後、窒素・水素混合ガスの気泡内部の圧力を高くするなど、効率を高くする検証実験を行う予定、と言う。

 今日は文化の日。この日は、日本国憲法が公布された日で、趣旨は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」、国民の祝日である。明治天皇在位の時代から1947年(昭和22年)までは、明治天皇の誕生日(天長節、明治節)として祝われた日でもある。
 朝一番に市場に出かけた。着いたらまだ開店していない。で、周辺を散歩する。
 お庭に”アンスリウム”の花が咲いている。”アンスリウム”は、サトイモ科の属の一つで、ベニウチワ属とも言う。熱帯アメリカ原産で600種以上ある。美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)で、花はひも状の部分(肉穂花序)に沢山付く。種類は多いが、通常は”アンスリウム・アンドレアナム(Anthurium andreanum)”を”アンスリウム”と呼んでいる。
 アンスリウム
 学名:Anthurium
 別名:大紅団扇(おおべにうちわ)
 サトイモ科ベニウチワ属(アンスリウム属)
 多年草
 園芸分類:熱帯植物、観葉植物
 原産地は熱帯アメリカ~西インド諸島
 開花時期:5月~10月
 ハート形に見えるは仏炎苞、真中のとがった花序に小さな花が沢山咲く
 花色は、白・赤・ピンク・緑・紫・茶・複色


男女平等ランキング、日本は114位と過去最低

2017-11-02 | 国際・政治
 世界経済フォーラム(WEF)は、世界各国の男女平等の度合いを示した2017年版「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した(11月2日)。日本は調査対象144ヵ国のうち、114位と前年より3つ順位を落とし、過去最低となった。
 指数は女性の地位を、経済・政治・教育・健康の4分野で分析し、ランキング化している。低順位は、女性の政治や経済参画が遅れているのが主な理由である。政治は123位(女性の閣僚や議員が少ない)、経済は114位(男女の収入格差が大、専門職・技術職で女性が少ない)である。教育は74位(識字率は世界1位だが、高等教育の進学率が101位と低い)。健康は出生時の男女のバランスの改善で、40位から一気に1位となった。
 ◆男女平等度ランキング 2017年
 順位 国     スコア
 1、アイスランド  0.878
 2、ノルウェー   0.830
 3、フィンランド  0.823
 4、ルワンダ    0.822
 5、スウェーデン  0.816
 ・
 49、アメリカ    0.718
 100、中国     0.674
 114、日本     0.657
 118、韓国     0.650
 144、イエメン   0.516

 雲が多い晴れ。最高気温は20℃以下で、平年並みかな。
 川岸に”フウシャギク(風車菊)”が植えられており、満開に咲いている。筒状花の先がスプーンの形で、頭花が風車の様な姿の、スプレー菊である。スプレー(Spray:小枝状)菊とは、主茎から数本以上の側枝が伸びて円錐形の草姿で、沢山の頭花が咲くのが特徴である。写真の風車菊は、風車菊の代表品種の桃白色の”舞風車”・・かな。
 ”フウシャギク”は園芸種である。アメリカで1940年代に作出され、日本に1970年代に導入された。中国の2種の菊(チョウセンノギク、ハイシマカンギク)の交雑によって作られたと言う。
 フウシャギク(風車菊)
 キク科キク属(デンドランセマ属)
 耐寒性宿根草
 開花時期は10月~11月
 花色は白・赤・ピンク・紫・黄色など