静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

漁師としてのステップアップをめざす

2019年08月01日 09時00分00秒 | 学園紹介

今年の生徒で一番の変わり種はこの人。
なんと入学直前まで、現役漁師でした。


宮崎県の水産高校を卒業後、地元のまき網に乗りました。
昨年の今頃、学園の見学に来ました。
その時は現役漁師。
でも、もっと大きな船に乗りたいこと。
そして、水産高校は航海コースだったけど、機関員になりたい。
・・・と言うことで学園に来たんです。


水産高校を出ているし、漁船の経験もある。
だからと言って、学園の実習も手を抜きません。
「知らなかったことも多く楽しい」
そうです。
カッター訓練なども精一杯取り組んでくれました。

二学期から本格的に始まる機関の勉強もがんばってくれるでしょう。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8月の見学会は3,4日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
機関員の話の続きです。
当直をする場所は、船の最下部にあるエンジンルーム。
甲板員の目にふれることは、ほとんどありません。
船のエンジンは出港から帰港まで動きっぱなしです。
エンジンが止まれば、帰ってくることはできません。
その大事なエンジンを守っているのに、その苦労が分かってもらえないことがあります。
なにより、エンジンなどの「機械を扱うことが好き」である必要があります。

大きな波があるとき、船は転覆(てんぷく)しないように波に向かって進みます。
航海士は舵(かじ)を取るのが大変です。
ちょっとしたミスが乗組員の命を奪うことになります。
こんなとき、機関員も楽ではありません。
エンジンが止まれば、波の方向に進むことができません。
日頃のメンテナンスを含めて、機関員の仕事が船員の命を守ります。

地味でも責任の重い機関員。
楽な仕事ではありませんが、やりがいも大きいはず。
多くの若者が、機関員を目指してほしいです。

コメント
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