海難(かいなん)事故対応の学習が続きます。
どんなに注意をしても、事故はあります。
そして、いよいよ船が沈みそうになったときに使うのが救命用のボートです。
昔は学園でも練習するカッターボートを救命艇(きゅうめいてい)として使っていました。
現在はボートではなく、子供用のビニールプールに屋根がついた形の筏(いかだ)です。
さて、この救命筏に乗り移って終わりではありません。
救助が来るまで生きながらえる必要があります。
そのため非常食、医薬品、レーダーの反射材などを備えます。
午前中に、これらの機材の法律の説明を航海実習棟で受けました。
非常食も食べさせてもらいました。
そして、午後からは洋上で救命筏に乗り移る実習です。
続きは次回。
(・・・先にYouTubeにアップされちゃいました。)
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
10月のAO入試をお考えの方は、なるべく早く見学をしてください!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html
園長のつぶやき
高校進学の価値を
「高校でいろいろな経験ができるから」
と以前のブログで書きました。
それは人生では貴重ですが、漁師の仕事に直結するモノは少ないです。
学園のいろいろな行事で経験できるのは漁師になるために必要なモノばかりです。
来週は全国一のキンメダイ水揚げ基地である下田に見学に行きます。
もちろん、授業や実習も漁師になれば必要な知識や技術です。
学園を見学する中学生の保護者の方から
「(成績が悪くて)行く高校がない」
と聞くことがあります。
今は昼の定時制、単位制、通信制など高校のバリエーションも増えました。
しかも、多くの高校は定員割れです。
だから成績が悪くても、入学できる高校はあるはずです。
しかし、高校で授業をまじめに受けず、打ち込むモノもなく三年間過ごすなら行く価値があるでしょうか?
将来のために身につけるべきものを得られるは高校だけはありません。
高校以外にも、その人の適性を伸ばすことができる場所あります。
実際に沼津、清水、浜松に技術系の静岡県立の訓練校があります。
民間の高等専修学校、各種専門学校もあります。
高校に進学するより、はるかに充実した生活ができることも多いハズ。
でも、もう漁師になることを決めている人。
それなら、あなたの年齢に関係なく学園で学ぶことを考えてみてください。