静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園の実習3 体力アップ

2019年08月08日 09時00分00秒 | 実習

学園での実習の多くは航海実習等で行うロープワークなどの甲板作業です。
これと並行する形で、年間を通じてさまざまな体力アップのメニューがあって実習の時間に行います。
生徒が学園生活に慣れてきた頃にスタートするのがカッター訓練。
ちなみに、YouTubeの動画を貼り付ける方法が、やっと分かりました。
良かったら、見てください。

カッター遠漕(A組 焼津~用宗間を波と風に抗いながら漕艇)

カッター遠漕(B組 焼津~用宗間約17kmを完漕)

そして、気温が上がった6月から水泳訓練。
水泳訓練の途中にダイビング講習が入ります。

遠泳訓練5日目(黄帽)プール実習最終日

海での遠泳訓練2日目(白帽:水泳得意)

遠泳大会(白帽)

潜水講習最終日(海洋実習)


二学期中は遠洋航海実習や海技士試験、無線講習などがある関係で体力アップのメニューはなし。
三学期になると長距離走の練習があり、最後に10キロのマラソン大会となります。
マラソンは動画がなかった・・・


生徒によっては、自主的に筋トレなどに取り組んでいます。
昼休み時間にグラウンドを走る生徒を見ることも珍しくありません。

漁業の世界でも機械化が進んでいますが、特に新人は体力仕事が多くあります。
ですから、体力をつけておくことは大事です。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
そして、8月の見学会に24,25日を追加しました。
ご希望の方は、忘れずに申し込みをお願いします。
焼津駅からの送迎バスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
学園の三本柱・・・
 実習
 海技士資格の学習
 寮生活
のうち、最後の寮生活について。

全寮制というのは、職員にとっては負担です。
宿直があるし、寮の管理をしてくれる舎監さんも簡単には見つかりません。
夜に病人がいれば、その対応もあります。
生徒の生活指導も夜の部分が加わることで倍になります。

それでも、職員から「寮の廃止」を希望する声はありません。
職員も寮で人が育つことを知っているからです。
相部屋の生活は気を使うこともあります。
だからこそ、人間関係のトレーニングになるし、生徒間のつながりも強くなります。

さて、体力アップメニューの最初に行うカッター訓練。
職員はオールを漕(こ)ぐ訳ではありませんが、炎天下の指導は楽ではありません。
加えて水産高校からボートをお借りしていることから、その調整などの業務もあります。

体力アップだけならカッターでなくても別のものがあります。
しかし、カッターはチームワークを問われます。
オールをそろえるのはもちろん、パワーのある人も、ない人も、それなりにがんばる必要があります。
人柄(ひとがら)のすぐに表れます。
カッターは生徒も大変ですが、卒業時にはもっとも印象に残る訓練となります。
生徒が大きく成長するカッター訓練。
やめられないなぁ。

コメント
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