静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園の実習1 実習はロープワークに始まり、ロープワークに終わります

2019年08月06日 08時21分01秒 | 授業・講演

今年度は実習担当の久保山先生が、こんな資料を作ってくれました。
一部を紹介します。

まずは30種類以上ある結び方。
これはできあがりの写真で、やり方はでていません。
やり方は写真では分かりにくいからです。


4月に学園に入学するとロープの結び方実習が始まります。
そして、他の実習をするときも、まずはロープワークの復習を行います。
周年行う実習はロープワークだけ。
それだけ大事な技術です。

全体を通して、大事なことは「漁師用語」で書いてあること。
正式名称を知ることも大事ですが、現場での呼び方を知らないと仕事になりません。
だから結び方も、道具の名前も漁師が使う言葉で書いてあります。


この資料には、他にもいろいろ載っています。
その紹介はまたの機会に。



学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
そして、8月の見学会に24,25日を追加しました。
忘れずに申し込みをお願いします。
焼津駅からの送迎バスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
学園の学ぶことの三本柱。
それは
 実習
 海技士資格の学習
 寮生活
です。

その実習ですが、学園の実習で「魚の捕り方」はほとんどありません。
魚を捕る仕事(漁労作業)はマグロはえ縄やカツオ一本釣りなど、漁業によってまったく違います。
そして、各漁船によって流儀(りゅうぎ)があります。
なので、そこを追求してもムダになることも多いんですね。

一方で、ロープは毎日のように船で使います。
たくさん覚えることがある新人漁師ですが、毎日使うロープも覚えるが大変です。
あらかじめ身につけていれば、他の作業を覚えるのにも余裕ができます。
学園ができて50年。
ロープ実習に力を入れていることは、創立時から変わらないことの一つです。

コメント
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