私が学園に赴任(ふにん)して驚いたのが、入学式での来賓(らいひん)の多さです。
息子たちの中学、高校の入学式にいきましたが、来賓は限られます。
PTA会長、OB会会長などです。
それが学園の場合、
静岡県漁連の会長
焼津市長
焼津市選出の県会議員
焼津漁協、ほか漁協組合長
業種別漁業組合の代表・・さらに
県の水産業局長
などなど。
この方たちは、学園を応援してくださる方々です。
とても全員の方に祝辞をしていただくことができません。
しかも、この方たちが遠洋航海実習の出航式や、卒業式にも来てくださいます。
いかに、業界と地元の期待が大きいかがわかります。
静岡県で新しく漁師になる人は年間70人くらいです。
学園が小さい学校であっても、業界を支える力が大きいことが分かります。
まして、新規の漁業者はすぐやめてしまう人が多いのに、
学園の卒業生はやめる人は少数。
それだけ、優良な人材を出しているんですね。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
オープンキャンパスは終了しましたが、
8月の見学会は24,25日を追加しました。
AO入試をお考えの方は、なるべく早く見学をしてください!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html
園長のつぶやき
学園を応援してくれる方は、卒業生も応援してくれます。
ですから、卒業後も大変なときこそ学園に相談して欲しいと願っています。
実際には、うまく行っていない人ほど学園から遠ざかります。
その気持ちが分からないでもありません。
でも、本当に残念です。
いくら学園を出たと言っても、漁師の1年目は苦労が絶えません。
すべてのことが新しく始まるので当たり前です。
学園と現場では、厳(きび)しさが違います。
なので、辛いことを恥じないで欲しいです。
我々が残念なのは、卒業生が知らない間に船を下りてしまうこと。
多くの場合、事前に相談してくれれば対策ができたと思われます。
学園職員だけでなく、式に来てくださる方々もすべて卒業生の見方です。
そのことだけは、忘れないで欲しいです。