静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園の実習5 漁具づくり

2019年08月13日 09時00分00秒 | 実習

漁具というのは魚を捕るのに使う道具です。
釣り竿、網などです。
ロープもマグロはえ縄で使えば漁具になります。

学園では二学期になると漁具を作る実習が始まります。
カツオの一本釣りに使う竿を作ります。
もちろん、竿の本体は市販のモノでグラスファイバー製です。
これにテドコ、カンザシ、バケを取り付けます。
バケは市販品もありますが、学園では実習で作成します。

 

そして三学期は網。
糸から網を編むことをしますが、難しいのは修繕。
破れた状況から最小限の直し方を判断することが求められます。
三学期は短いし、2回の海技士筆記試験もあります。
勉強も進めながら、実習も最後のひと踏(ふ)ん張(ば)りです。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
そして、8月の見学会に24,25日を追加しました。
ご希望の方は、忘れずに申し込みをお願いします。
オープンキャンパスは焼津駅からの送迎バスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
一学期末の三者面談では保護者の方に成績表をお渡しします。
ある保護者の方が
「今まで1か2しかなかったので、こんなに良い成績は初めてだ」
と驚いていました。
学園で生き生きとやっている生徒は、こうなることも珍しくありません。
がんばって取り組めば、結果もついてきます。

全員がこうなれば良いんですが・・・
中には、学園に来てから「気の抜けたように」なる人もいます。
本当に漁師をめざしているのか疑問(ぎもん)を感じてしまいます。

どうして、そうなってしまうのか?
その理由の一つです。
中学や高校で、うまくやれていない。
  ・・・ ここから抜け出したい。
そんなときにテレビなどで漁師を見ます。
 広い海で船を自由に操り、楽しそうに魚を捕っている。
「いいかも?ちょっと、やってみたい」
となります。

「漁師になりたい」が「現実逃避(げんじつとうひ)」となっているのかもしれません。
こんな人は、学園に来ても授業に身が入りません。
 だから、寝てしまう
  実習も楽しくない。

漁師は、仕事で魚を捕るので、レジャーの釣りとは次元(じげん)が違います。
苦労もたくさんあるけど、ネットやテレビの動画では良いところばかりが目につきます。

漁師は楽しいだけの仕事ではありません。
でも、魚を捕ることが何より楽しいから他の苦労も乗り越えられる仕事です。

コメント
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