「船酔いしても、漁師になれますか?」
と質問を受けます。
大丈夫です。
学園生も、ほとんどの生徒が船酔いします。
しかし、今までの卒業生で、船酔いのために漁師になれなかった人はゼロです。
それは、船酔いは必ず克服できるからです。
問題は、克服するまでの間です。
漁師に成りたての時は、船酔いして当たり前。
でも、そこで何もせずに寝ているのなら「やる気のないやつ」と思われます。
逆に、がんばって動けば「がんばるやつ」と思われます。
最初が肝心(かんじん)です。
だから学園の実習では船酔いしても
「苦しくても動くこと」
を求めます。
船酔いは辛(つら)いです。
私も多く経験しています。
職員も、その辛さを知っていますが、漁師になったときのことを考えて、厳(きび)しくなるんですね。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
ギリギリまで受け付けます。18日の方が空いていますよ!
そして、8月の見学会に24,25日を追加しました。
ご希望の方は、忘れずに申し込みをお願いします。
焼津駅からの送迎バスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html
園長のつぶやき
どんな商売でも、一番難しいのは「売ること」です。
これは漁師の世界も同じです。
・・・なんですが、遠洋、沖合の大型漁船となると話が違ってきます。
それは分業化しているからです。
沿岸で1人でやっている漁師なら、すべてを自分がやります。
漁以外に、売る工夫や、漁協の会合、会計処理等々。
個人経営主なので、やることはたくさんあります。
大型漁船では、魚を捕ること以外は会社がやってくれます。
そして漁船内でも甲板員、機関員など仕事が違ってきます。
高度な内容になりますが、やる分野は限定されます。
特に最近では「海技士免許」を取ることが求められます。
どんな漁師でも、昔より多くのことを求められるようになりました。
そうは言っても、仕事の中心は魚を捕ること。
これが高度にできなければ一人前になれません。