静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園の実習2 機関実習棟

2019年08月07日 09時00分00秒 | 実習

学園での実習の中心は甲板作業です。
甲板は、船で「外から見える床」の部分。
風や雨のあたらない船の中は甲板ではありません。
甲板は船での主な作業スペースになります。
そして、甲板で仕事をする人が「甲板員」となります。
昔の船には甲板に舵(かじ)がありましたから、航海士も甲板員です。

船には甲板以外で仕事をする人もいて、その一つが機関員です。
学園では甲板の実習をするのが「航海実習棟」で
機関の実習は「機関実習棟」で行います。


機関実習棟で行うのは機関員の仕事です。
大型漁船で使われるエンジンを使って学びます。
機関当直のやり方や、工具の使い方なども大事な項目です。


学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
そして、8月の見学会に24,25日を追加しました。
ご希望の方は、忘れずに申し込みをお願いします。
焼津駅からの送迎バスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ryoushi.jp/regional/22/post_192.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
学園の三本柱・・・
 実習
 海技士資格の学習
 寮生活
のうち、昨日は実習の話しをしました。
今日は、海技士についてです。
海技士は大型船に必要な船乗りのライセンスです。
大型船では航海士、機関士、通信士の各海技士を乗船させる必要があります。
(近年は無線機器の発達で、無線の海技士は乗らなくても良くなりました。)

大型漁船の労働力は外国人の技能実習生で賄(まかな)われています。
賄うことができないのが、海技士です。
このため、大型漁船では日本人=海技士を求めています。
海技士がなくても雇(やと)ってもらうことはできます。
ただし、三年後には海技士資格をとることを期待されているのです。

海技士資格を取り、航海士や機関士になると給料はすごくアップします。
それなのに、今まで「そこそこ」の給料をもらっていると、
勉強して海技士資格を取るのが面倒くさくなる人も少なくないのです。

やはり勉強は若いうちが良いです。
学園では寮で勉強時間も決まっています。
みんなでがんばる環境となっています。

コメント
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