井上さんは札幌の画家。
「ミヤシタ」では毎年個展を開いているし、近年は本州でも個展の機会が増えているが、グループ展や公募展では発表していないため、なじみの薄い人もいるかもしれない。
しかし、抽象表現主義とミニマルアートが行き着くところまで行って絵画が新しい局面を見いだせずに苦しんでいる現代にあって、この人ほど、21世紀の絵画を真剣に模索して、或る程度の結果を出している人は、日本中をさがし . . . 本文を読む
1カ月で計18回もの展覧会を展開する「SPIRAL」。その関係では5つめのエントリ。
西田さんは、3回の展覧会すべてに副題をつけて、まるで別種の内容にするつもりのよう。
今回は、お蔵だしというか、これまで描きためてきたドローイングを壁にずらりとならべている。
西田さん得意の水玉模様をつくりだす、たくさんの円い穴があいた厚紙なども展示され、舞台裏披露といったおもむ . . . 本文を読む
中里さんというと、昨年の「FIX! MIX! MAX! アワード」や道展で見た茶色の抽象というイメージが強いのですが、今回見た絵の多くは緑色がメーンでした。
「以前は自分を出さなきゃという意識が強かったのですが、それだと疲れてしまって…。すなおに、自分のまわりの好きなものを描いてみようと」
ということで、森の雰囲気が漂う作品が多くなりました。
油分が多くて、表面 . . . 本文を読む
「SPIRAL」展のおかげで道教育大札幌校に行く回数がやたらと増えた。
筆者は札幌の南の端に近いところに住んでいるので、ふだんは、北区のあいの里までめったなことで足を伸ばしたりしないのだが…。
そこで、目につくのが、JR学園都市線の「あいの里教育大」駅前にあるこの彫刻だ。
中央バスを利用しても、バスはどの路線も同駅前を経由するので、かならず視野に入ってくる。
道内を代表する彫刻 . . . 本文を読む