北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■40周年小樽美術協会展 (6月8日まで)

2008年06月05日 23時33分11秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 札幌の隣まち、小樽の美術家たちが1点ずつ出品する恒例の美術協会展が開かれています。  道内の各地方都市にはそれぞれ公募展がありますが、小樽の場合は、アマチュアがおもに出品する「市展」と、審査する側が大作を出す「協会展」が別々に開催されます。  ことしも、水野智吉さんと水谷のぼるさんの彫刻をのぞけば、すべて絵画です。  水野さんは、たしか昨年もおんなじ場所に裸婦を置いていたなあ。  今回の乾漆作 . . . 本文を読む

松隈康夫「連結-KON」

2008年06月05日 23時06分05秒 | 街角と道端のアート
   昨秋、札幌彫刻美術館でのグループ展「かたちの復権」に出品し、健在ぶりを印象づけた札幌の彫刻家、松隈康夫さん。  石山緑地の設計などに携わった5人グループ「CINQ(サンク)」の一員であり、札幌の駅前通りにも野外彫刻が設置されるなど、活躍の足跡はあちこちに見ることができます。  たまたま訪れた白石区の川下公園にある「リラックスプラザ」の玄関の壁に松隈さんのけっこう大きな作品が設置してありまし . . . 本文を読む

「北海道美術あらかると」を読んで考えた

2008年06月05日 22時51分46秒 | つれづれ読書録
(承前)  …という題をつけたけど、話は歴史に関する学問一般のことだ。  この本に限らず、美術史の書物を読んでいると、過去の本や新聞などからの引用が多い。  美術史だけではない。学問の世界では、すべての歴史は、「書かれたもの」が対象になっているのだ。  書かれていないものは、存在していないと同じである。  学問というものが厳密さを信条とする以上、当然のことといえる。  書かれていないものを対象 . . . 本文を読む

「チャンネル40」に見る道北の美術

2008年06月05日 22時39分29秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞朝刊の道北版に「チャンネル40」というお知らせコーナーが毎日のように載っています。毎週火曜はギャラリー情報が充実しています。  今週はたまたまその刷りを見る機会があったので、そこから興味深い展覧会を抜粋してみます。 ☆北の匠展-手技を極める 29日まで、雪の美術館画廊(南が丘3) ☆北海道前衛書展 8日まで、デザインギャラリー(宮下11) ☆澁谷美求銅版画展 9日まで、ヒラマ画廊 . . . 本文を読む