札幌の隣まち、小樽の美術家たちが1点ずつ出品する恒例の美術協会展が開かれています。
道内の各地方都市にはそれぞれ公募展がありますが、小樽の場合は、アマチュアがおもに出品する「市展」と、審査する側が大作を出す「協会展」が別々に開催されます。
ことしも、水野智吉さんと水谷のぼるさんの彫刻をのぞけば、すべて絵画です。
水野さんは、たしか昨年もおんなじ場所に裸婦を置いていたなあ。
今回の乾漆作 . . . 本文を読む
昨秋、札幌彫刻美術館でのグループ展「かたちの復権」に出品し、健在ぶりを印象づけた札幌の彫刻家、松隈康夫さん。
石山緑地の設計などに携わった5人グループ「CINQ(サンク)」の一員であり、札幌の駅前通りにも野外彫刻が設置されるなど、活躍の足跡はあちこちに見ることができます。
たまたま訪れた白石区の川下公園にある「リラックスプラザ」の玄関の壁に松隈さんのけっこう大きな作品が設置してありまし . . . 本文を読む
(承前)
…という題をつけたけど、話は歴史に関する学問一般のことだ。
この本に限らず、美術史の書物を読んでいると、過去の本や新聞などからの引用が多い。
美術史だけではない。学問の世界では、すべての歴史は、「書かれたもの」が対象になっているのだ。
書かれていないものは、存在していないと同じである。
学問というものが厳密さを信条とする以上、当然のことといえる。
書かれていないものを対象 . . . 本文を読む
北海道新聞朝刊の道北版に「チャンネル40」というお知らせコーナーが毎日のように載っています。毎週火曜はギャラリー情報が充実しています。
今週はたまたまその刷りを見る機会があったので、そこから興味深い展覧会を抜粋してみます。
☆北の匠展-手技を極める 29日まで、雪の美術館画廊(南が丘3)
☆北海道前衛書展 8日まで、デザインギャラリー(宮下11)
☆澁谷美求銅版画展 9日まで、ヒラマ画廊 . . . 本文を読む