藤野千鶴子さんは札幌在住の画家。
美術文化と新道展の会員で、毎年1度時計台ギャラリーで個展をひらいているほか、今回のように非定期の個展も頻繁にあり、エネルギッシュな活動ぶりには、おどろくほかありません。
来年、某機関のカレンダーも制作するそうで、取材のため道内各地を走り回っています。
ご本人に頼まれたので、会場でばしゃばしゃと写真を撮ってきました。
モノトーンの「宙」シリーズは、 . . . 本文を読む
北海道新聞など各紙によりますと、根室出身で東京在住の洋画家、赤穴(あかな)宏さんが3日、急性心不全のため亡くなりました。87歳でした。
赤穴さんというと、2002年に道立釧路芸術館で個展がひらかれました。
そのときに受けた感動は忘れられません。
赤穴さんは、具象→抽象→具象と画風を変遷させてきたのですが、この10年あまりは、かつての抽象画と、びんなどをモティーフにした静謐で重厚な静物画を . . . 本文を読む
(長文です)
毎年おなじような書き出しで申し訳ないが、日本画の世界の三大団体公募展といえば
日展
院展
創画展
と、きまっている。
このうち「院展」は、秋に東京都美術館で開く本式の展覧会のほかに、「春の院展」という、サイズのやや小さい作品展を開催し、札幌を含む全国を巡回する。
道内で、全国の日本画の動向を知ることのできる唯一の機会でもあり、毎年楽しみにしている人も多いはずだ。
も . . . 本文を読む
「佐伯祐三ほど、日本の洋画家で熱烈なファンのいる画家はいないだろう」(橋爪節也)
「この国の近現代の画家で、佐伯ほど多くの人間から天才と評されてきた画家はおそらくいないであろう」(澤田佳三)
と、図録に記されているほどの画家である。
見ごたえ十分であり、ことし道内で開かれる美術展でもまちがいなく「必見」のひとつだろう。
北海道では、三岸好太郎以外の洋画家の業績をまとまって見る機会がごく少な . . . 本文を読む