山内さんは東京出身。1980年に札幌に転居し、現在は全道展会員の木版画家。
国展にも出品しているほか、さいとうギャラリー恒例の年2度の展覧会にも毎回出している。
作品はいずれも多色刷りで、「陰刻木版画」という技法が特徴だ。
山内さんの特色は、画面を縦横に走る鋭い線にある。
題材は道内の風景が多いが、抒情に流れず、といって、ビュッフェのように厳しさ・鋭さを強調しすぎるのでもなく、じっくり . . . 本文を読む
※名前訂正あり。若松由紀枝さんの名が「由起枝」になっていました。おわびして訂正します。2016年8月22日。
白磁のうつわを作る菊地絹枝さんが、札幌市西区の、三角山登山道入り口に近い自分の工房「ギャラリー倫土(ろんど)」で、個展をひらいています。
古い民家を改装した会場では、インスタレーションふうに、有機的なかたちのオブジェを展開した一角が目を引きます。
床に散らばっているだけではな . . . 本文を読む
3月に書いた「山内壮夫(9)森の歌」のエントリについて「札幌彫刻美術館友の会」会員の松原さんとおっしゃる方から手紙をいただきました。
札幌出身の彫刻家、山内壮夫の姓の読み方に関しての見解です。
彼の姓は、一般に「やまのうち」とされていますが、野外彫刻の「森の歌」や、夕張市美術館の所蔵品「労働のモニュメント」には
「YAMAUTI」
あるいは
「YAMAUCHI」
とサインされているのです . . . 本文を読む