まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

さぬき広島での百々手神事に参加です。

2008年01月02日 | 民俗
 香川県の西部方面・・櫃石島とか塩飽諸島・・詫間、高瀬方面・・には、お正月に弓を打って厄除けとか家内安全を祈る風習が残っています。

 昔は旧正月の八日ごろに行われるのですが、最近は新暦で行われるようになりました。

 

 これがその的場です。28メートル先にある直径30センチの的です。正規の弓道の決まりに従っているそうです。

 

 神事に先立って・・・村内(今は集落内)にある神社、小社に参詣して廻ります。最近は・・・十社ほどでしょうか。草に覆われて入れなくなったところもありまして・・。はやてちゃんも一緒です。

 

 まずは・・・お祓いの神事からです。リーダーが祝詞をあげて厄祓いです。

 その後、お神酒がふるまわれます。

 

 今年の射手は・・六人です。私はリーダーの次の二番手。後ろになるほど名人になります。

 午前中は練習を兼ねて・・・神社の名前を読み上げて一人二本ずつ・・・20回ほど打ち放っていきます・・。

 お昼には簡単な食事が出され・・・午後からは・・いよいよ厄除けです。

 誰それさんの・・・・家内・・安全を・・・・祈る!と、二本ずつ打って行きます。

 

 右手の白い手袋みたいなものは、ケガをしてるのではなくて、「かけ」という道具で、ここに弦をひっかけて打つためのもので、指を保護するものです。

 午後からも・・二本ずつ20回ほど矢を放ちます。都合、40本以上を打つわけです。

 その矢を拾ってくるのは島の子供たちですが、今年ははやてちゃんがその役を務めてくれました。

 一射(二本ずつ六人分)が終わるたびに・・矢を集めてきて返してくれます。

 

 この二人は・・・子供のころからやってるもので・・・うまいもんです。それに、おじいちゃんたちがこの神事のお世話役をやってたこともあって、さすがです。ピシッ!ピシッ!と的を射抜きます。

 最後には・・・金的という直径10センチほどの金色の的を射抜いたらおしまいです。

 行事が終わって、16時40分の客船で三人は戻ってきました・・。

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