標準語ではなんというのだか知らないが・・・さぬきでは・・・「けたつ」という道具があった。子供の頃には・・・けたつ・・と・呼んで・・・遊び道具になっていた。
これは・・昔、大工の弟子が作るものであって、新築の際に・・・施主に贈られるものだったそうだ。台形の箱のようで、四面が傾斜している四方転び。この寸法を計算して割り出すのには…曲尺とか差し矩というL字型の物差しを使った。これ一本で・・・この踏み台を作ったものだ。建築の基本が・・・この踏み台なのであるのだとか。そこで、棟梁は若い弟子に、これを作らせて、基本を学ばせ、新築祝いに施主に贈るものだったとか・・。

これの高さは三十五センチからせいぜい四十五センチ。それ以上だとバランスがとりにくくなってこわい・・。一段と二段のものがあったが・・・最高で六十センチだっただろうか。
これで・・・時計のネジをまいたり、電球の交換をした。障子のほこりを払うためにも使ったような・・・。
子供達には大きなおもちゃだった。飛び込み台やら跳び箱。学芸会の舞台にもなったし、学校の教壇にもなった。お店ごっこのお店にもなったし、花火の時には腰かけにもなった・・・。
この正面の丸い穴は・・・・ゴミ箱だ・・。ここからはぎれやら毛糸のくずがあふれ出して大騒ぎにもなった・・・。
電電公社の社員になって・・・古里に戻ってきたとき・・・。電話工事に行った際に・・引田の先輩が・・・
「けたつ・・・かしていただぁ・・・」というた時には目が点になった・・・。
私たちは・・・アルミの脚立を肩に掛けていたのだから・・・。
それから・・・しばらくしてのことだ・・・。「脚立:きゃたつ」=「けたつ」なんだなぁと・・・悟ったのは・・・。
もう・・、こんな品物を見る機会はない・・・。
これは・・昔、大工の弟子が作るものであって、新築の際に・・・施主に贈られるものだったそうだ。台形の箱のようで、四面が傾斜している四方転び。この寸法を計算して割り出すのには…曲尺とか差し矩というL字型の物差しを使った。これ一本で・・・この踏み台を作ったものだ。建築の基本が・・・この踏み台なのであるのだとか。そこで、棟梁は若い弟子に、これを作らせて、基本を学ばせ、新築祝いに施主に贈るものだったとか・・。

これの高さは三十五センチからせいぜい四十五センチ。それ以上だとバランスがとりにくくなってこわい・・。一段と二段のものがあったが・・・最高で六十センチだっただろうか。
これで・・・時計のネジをまいたり、電球の交換をした。障子のほこりを払うためにも使ったような・・・。
子供達には大きなおもちゃだった。飛び込み台やら跳び箱。学芸会の舞台にもなったし、学校の教壇にもなった。お店ごっこのお店にもなったし、花火の時には腰かけにもなった・・・。
この正面の丸い穴は・・・・ゴミ箱だ・・。ここからはぎれやら毛糸のくずがあふれ出して大騒ぎにもなった・・・。
電電公社の社員になって・・・古里に戻ってきたとき・・・。電話工事に行った際に・・引田の先輩が・・・
「けたつ・・・かしていただぁ・・・」というた時には目が点になった・・・。
私たちは・・・アルミの脚立を肩に掛けていたのだから・・・。
それから・・・しばらくしてのことだ・・・。「脚立:きゃたつ」=「けたつ」なんだなぁと・・・悟ったのは・・・。
もう・・、こんな品物を見る機会はない・・・。