まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

守らねば 海の豊かさと 夏の雲

2010年06月06日 | 自然
 五月二十二日に始まった「船の祭典2010」も大詰めに向かってきた六月六日、高松港サンポート二万トンバースに横付けされた「支援母艦よこすか」を見に行った。

 この・・「よこすか」には、有人潜水調査船「しんかい6500」が搭載されていて、最大潜航震度6500mの能力を持つ世界最高水準の大深度潜水調査船らしい・・・。

 

 「しんかい6500」の運用には、その支援母船としての「よこすか」が建造され、しんかい6500はこれに搭載されて調査海域まで運ばれる。「よこすか」はしんかい6500の整備施設のほか、収集したデータ・資料のための研究設備も備える。運用上、しんかい6500の潜航時間は8時間と定められており、水深6,500mまで潜る場合は、片道の潜航時間に約2.5時間必要であるため、海底での調査時間は約3時間となる。調査深度がこれより浅い場合は、調査時間を長く取ることができるものらしい。

 

 独立行政法人「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」が所有する支援母船『よこすか』は総トン数4,439トンで、全長105m。有人潜水調査船『しんかい6500』の母船であり、活動を管理する司令室の役割を担っている。

 運行業務は日本海洋事業が行っているそうで、1990年(平成2年)東京晴海ふ頭にて皇太子殿下をお迎えして竣工式典が行われてから来年で二十年を迎えるのだとか。

 後部甲板には、『しんかい6500』の着水揚収装置とA字型クレーンがあり前方に整備施設を備えた格納庫がある。

 船の操縦席を特に・・「船橋(せんきょう)」といい、英語で言うと・・【ブリッジ (bridge)】にあったBridgeConsole(ブリッジコンソール)を「操船卓」というものがこれ。

 

 エンジン、スラスターなど操船に必要な装置をここで操作するし、普段には・・ジャイロコンパスによってオートコンプリートされて自動操船される仕組みになっている。

 エンジンコンソールほか船内全てが英語表記されており、最大速度 16マイル(約30km/h) 、航海距離 約9,500マイル、定員総数 60名(乗組員27名/「しんかい6500」運行要員18名/研究者15名) 、動力はディーゼル機関で、 2,206kW×2基、可変ピッチプロペラ×2軸である。

 

 これが「しんかい6500」の本体で、全長は9.5m、幅2.7m、高さ3.2m。定員3名。海洋研究開発機構所有。支援母艦「よこすか」に搭載されているもの。

 

 しんかい6500は、独立行政法人海洋研究開発機構が所有する大深度有人潜水調査船。2009年現在、世界でもっとも深く潜る運用中の潜水調査船である。「しんかい2000」の運用実績をもとに1990年に完成し、2002年11月には「しんかい2000」が運用休止となったため、日本で唯一の大深度有人潜水調査船となっている。

しんかい6500は、その名称が示す通り、6,500mまでの大深度の潜水調査を目的とし、その主な任務は、地震、地殻を構成するプレートの沈み込み運動、マントル中のプルーム運動など地球内部の動きの調査。深海生物の生態系、進化の解明。深海生物資源の利用と保全に向けた調査。海底に堆積した物質、海底熱水系の調査を通した地球の熱・物質循環の解明などと多種多様だ・・。

 ま、あんまり難しいことをお勉強しても頭には残らない・・。

 

 で、朝昼兼用のお食事と言うことで・・模擬店のさぬきうどん「愉楽家」のきつねうどんを注文した・・。はやてちゃんも一緒・・。なぎちゃんも一緒だったのかなぁ・・。

 

 こんなところで、こんなおうどんを食べるのかなぁ・・と思ったけれど、これが麺・出汁、トッピングともにおいしかった・・。「え・・、これはいいなぁ・・」みたいな感覚だった・・。

 その後は・・国土交通省の「海洋環境整備船:わしゅう」の一般公開に臨んだ・・。瀬戸内海地区の坂出方面海面を担当している海面清掃船で、オイル漏れの回収とか、海面浮遊物などの除去を行う船らしい・・。

 

 これが・・、海面を浮かぶ浮遊物を回収するコンテナらしい。これえに移動式クレーンでゴミをつかんで、ここに回収するものらしい・・。

 今日の我が家の・・環境保全隊員の孫たちである。

 

 「一同に・・敬礼!」と言って挙手の礼・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

六月四日の思い出し日記:ぽっかりと空いた一日の話

2010年06月06日 | 自然
 お船のご用は終わったし・・。もう、帰ってもいいようなものだけれど、自治会長さんの話では・・土曜日に粟島へ行くというもので・・今日の金曜日は空白の一日・・・。何の予定も計画もない・・・。

 でも、お年寄りは朝になると目が覚める・・・。この日も朝の四時半になると目が覚める・・・。仕方がないねぇ・・・。だから・・いつもの・・釜の越しの堤防に行く・・・。

 

 で、ここから朝日の上がってくるのを眺めている・・・。お年寄りは・・こういう朝日に向かって柏手(かしわで)を打って、頭を下げるものらしいが、私にはそういう信心深さはない・・・。朝の光は・・とりもなおさず・・私の法名の「暁光」なんだろうと思うのだけれど・・・、太陽に向かって手を合わすという気持ちにはなれない・・。

 釣り用語では「あさまずめ」というらしいのだが、日の出あたりには魚が釣れるものらしい・・。あくまで一般的なことなのだけれど・・。

 

 それと・・「ゆうまずめ」という日暮れ時とか・・。それと潮の加減・・。中潮で打ち込みといわれる潮が満ちてくるころとがうまくかみ合えば・・それなりに魚が釣れるものらしい・・・。

 

 だから・・潮どまり・・といって、潮が満ちてきて、それから・・引き潮に移る・・休憩時間あたりになると・・ばったりと魚は釣れなくなる。そして、引き潮になると、栄養分が沖に向かって流れるものだから・・魚も沖に向かって泳いでゆく・・。そうなると、魚は釣れなくなるものらしい・・・。

 

 そうなると・・することがない・・。周囲を散歩したり・・歩け歩け運動をやってみたり・・。お洗濯も毎日やるような量にもならないし・・・。


 

 マイボートの点検をしたり、散歩をしたりで、空白の一日を過ごすばかり・・。この日の昼食も・・例によっての・・「かまたまうどん」時には・・カレーうどんとか肉うどんなんぞも作るんだけれどもね・・。

 

 ノートPCは持ってきて・・・立ち上げはするんだけれど、全く動かそうと言う気にはならない・・。資料整理も急ぐのだけれど、ギリギリになるまでは・・手をつけようともしない。

 

 天気はいいのだけれど、一人で船を出して・・海を走るという元気はないし、単独で船に乗ってはいけないと・・奥方にきつく言われているものだし・・、一人で沖に出ても楽しくはないし、釣れるという保証もないもないものだから・・。

 

 で、あちらこちらで竿を出してみたのだけれど・・あんまり魚も釣れない・・。釣れないといいながら・・、でも、まぁ、こんな具合だけれど・・・。

 

じゃぁ、また。

六月三日の思い出し日記:マイボートの引き取りの話

2010年06月06日 | 自然
 三日の朝・・。ふと目覚めれば・・四時半前・・。あたりはうっすらと明るいのだ・・。最近は老化なのかどうか、朝になれば目が覚めるのだ・・・。仕方がないので起き出して・・・朝の釣りに行った・・。

 

 これが日の出で・・五時前だったように思う・・。いつもの・・釜の越しという地区の堤防に行ってみた・・・。アイナメだのキスの小型なんぞが何匹か釣れた程度・・。藻場なんだけれど、海藻が時期的に伸びてきて・・根掛かりばかりが続出・・・。藻にハリが引っかかって・・切れてしまうのだ・・・。これにはうんざり・・・。

 

 潮は中潮で釣りにはちょうどいい時期なんだろうけれども・・。

 二時間ばかり釣ったのだけれど・・数匹があがったのみ・・。

 

 その後は朝食を食べたり、お洗濯ものを干したりと・・一般的な雑用・・。軽トラで島を一周してみたりしていると・・十一時前になって携帯電話が鳴った・・。

 「船・・できてるで・・」そんだけ・・・。昨日の西部ヤンマーさんから船の修理ができたということらしい・・。「えっっ・・。そんなに早く・・・」みたいな気持ち。今度ばかりはバッテリー関係からダイナモ(発電機)から・・電気回路一式の・・重傷気味で当分は入院やなぁと思っていたのに・・翌日には退院なんだと・・。なんじゃ、それは・・。

 

 仕方がないがなぁ・・。高速艇は出たばっかり・・。今度は12時45分のフェリーしかない・・。昼食の・・例によって・・例の・・「かまたまうどん」島ではこればっかりやな・・・。要するに・・おうどんの玉子かけ・・・ということだ。

 丸亀港に13時20分過ぎに着いて、そこから徒歩で・・JRの丸亀駅まで・・10分程度・・。13時38分おローカル線で、二駅目の「多度津」駅まで・・。これでも・・200円とかの料金だった・・。JRも安くないね・・。

 

 JRの多度津駅からは路地を歩いて・・・浜国道を目指す・・。多度津水産高校も名前が変わったんやろうかね・・。学校の中をすり抜けて・・。ようやくに・・西部ヤンマーさんにたどり着いたらば・・汗まみれになっていた・・。出された冷茶がおいしかった・・・。

 そこで、社長さんの説明を聞いて、船を引き取って・・さぬき広島に向かう・・。要するに・・バッテリとダイナモを結ぶ電線が切れていて・・充電をしなかったし、電気回路が構成されていなかったもので、ドライブが動かない・・。回転計が回らない・・。GPSが映らない・・・てことだったみたい。大山鳴動ネズミ一匹・・・。ターミナル一個を接続して修理完了・・。

 

 でも・・おまけ・・みたいに、Vベルト・・これでも「ボルボ純正」なんだと・・。ダイナモが動かないのに、セルモータを回したもので・・「キリキリ・・というてたのは、このベルト。すり減ってしまっていた・・。これの交換だけで4000円。ほかにもバッテリーの交換、インペラの調達ほかで、5万円弱の請求書。でも、思ったよりも安かった。

 

 帰路は・・意気揚々と・・幕府海軍旗の「中黒長旗」を翻して・・・さぬき広島を目指す・・・。

 

 夕方には・・自治会長さんが・・網にかかっていたと・・三十センチもある大きなタイを持ってきてくれた。その一部をおすそわけにいただいて・・・。

 

 この日は・・疲れたものか、早起きがこたえたものか、夕方の七時半から寝てしまった・・。まさに・・老人になったものやね・・。

じゃぁ、また。

六月二日の思い出し日記:マイボートを修理に出した話

2010年06月06日 | 自然
 二日の朝、九時半のフェリーに乗る積もりで八時前に我が家を出たのだけれど・・、それは少し読みが甘かったようで、通勤用の車や貨物自動車なんぞがマイペースで走るものだし、途中で食材なんぞを買ったものだから・・フェリーには少しの時間差で乗り遅れた。後で聞かされたのだけれど、九時のフェリーは九時二十五分発なんだと・・。その時間計算が間違っていたみたい・・・。

 仕方がないので・・10時45分発の高速艇に乗るつもりが、これまた・・記憶違いで・・11時10分発なのだと・・。だから・・ずいぶんと時間をムダに使ってしまった。その間に缶ビールを買ったり、焼酎を買ったり・・追加の食材を買ったり・・。そうそう・・釣り竿とかリールとか釣りえさなんぞを買うと・・一万円強の出費になった。時間が余るってことは、浪費にもつながるのやね・・。

 

 で、高速艇に乗って・・11時半に広島の江の浦に着いてみたら・・。自治会長さんが待っている。聞けば・・13時に丸亀港で待ち合わせがあるのだとか・・。不要になった家電製品の引き渡しをするのだとか・・。

 

 すぐさまに・・あかつきⅡの出港準備・・。ブースターケーブルでバッテリを結んでエンジンを始動し、よこせ丸の先導で・・多度津港目指して出発。エンジンがかかれば走ることは走るのだが、エンジンを止めれば・・もう、動かなくなる。つまりは・・バッテリーに充電をしていないってことらしい・・。

 で、海上20分少しで・・多度津港の西部ヤンマーさんの係留場所に船をもやい、職人さんに事情を説明し、修理をお願いして・・よこせ丸に乗って・・丸亀港へ・・・。

 

 約束の時間ぎりぎりの13時に丸亀港へ・・。そこで、古い家電製品を産廃業者さんに引き渡して・・・、ようやくに昼食になるのだが・・近くのうどん屋さんはいずれも水曜日でお休み・・。仕方がないので・・JRの丸亀駅近くの「一鶴」さんで・・生ビールと「ひな」でとにかくの・・昼食・・。骨付き鶏をむしゃぶるように食べて・・・14時だ。

 

 自治会長さんは・・別の用事があるというので、お出かけ・・。私は港でお船の番・・・。お肉が辛かったので、近くのコンビニで缶ビールを買ってきて・・少しばかりの休憩・・。

 ま、とりあえず、マイボートを持って来られたので一安心・・。やれやれ・・ということで、15時過ぎに丸亀を出港・・。

 

 さぬき広島には・・15時半に帰着・・。ま、天候が良くて風邪も強くなくて・・穏やかな航海になったです・・。

  

 夜はまた・・自治会長さんと・・反省会兼情報交換・・・。お疲れ様でした・・。

じゃぁ、また。

ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>