KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

遠のく秋晴

2024年08月29日 | 俳句
天気 曇のち雨

写真は、ここへ入居する直前のファイルにあったので、多分、散歩の途中に見つけたイヌタデ(大きな赤まんま)。一面の青空なんて、暫く見ていない。
巨大台風はやっと九州に上陸し、普通ならそのまま列島を2日くらいで駆け抜ける。でも、今回は9月までのろのろと列島に居座るという。巨大過ぎて、今年の弱い偏西風に旨く乗ることが出来ないのかもしれない。秋雨前線が、もう列島に横たわっているし・・8月はどうせ良いことなんかない、と思っていたが、ほんと、最悪。
青空も見えないし、最近は窓の外を見ていても蜻蛉も飛ばない。今頃は、アキアカネが山から下りてくる頃・・もっとも、猛暑では蜻蛉だって避けたくなるだろう。上の写真と同じ頃に撮った、千日紅の写真、蜻蛉はまだ色のつかないアキアカネだと思う。
 

昆虫のことは花ほどにはあまり詳しくない。もっとも、花にしても知っているのは歳時記の範囲くらいでしかないけれど。

台風の出水や大風で、収穫前の稲はどうなるのだろう・・と心配になる。街では、小売り(スーパーも)の米が売り切れになっているのだという。
異常な猛暑やあちこちの災害があったりで不安を煽られた人々が、いつもなら5㎏単位で買っている米を、10㎏単位で買い溜めしたりで店から一時的になくなったのだろう。大阪の知事が国へ「備蓄米を放出せい」と詰め寄っているけれど、ちょっとそれは・・と思ってしまう。買えなくて困っている人は居るかもしれない。でも、一時的買い溜めをしている人たちのせいで不足しているのなら、もうすぐ解消する筈。
買えなくて困っている人は、別の主食でガマンするか、お隣さんへ米を借りに行けばよい。すぐ新米は出回るのだから・・それこそ、この巨大台風のせいで収穫が半減するような不作になったら、「お助け米」が必要になるのでは?知事が心配するように、子供の弁当や給食の米も確保出来ないときには、そこだけ補填すれば良い。東日本大震災では放出されたが、それは、津波で米の倉庫が甚大な被害に遭ったからだという。
簡単に備蓄米を街へ出したら、国民の多くが「国も認めた米不足」と思い込み、もっと大騒ぎになるだろう。
・・と、私の考えです。平成の米不足のとき、私はその暇もなかったし、米を買いに走りまわることはなかったが、別に米を食べられない日は来なかった。
当時、「生協」のような仕組みの自然食宅配の会員になっていて、「会員様の分の米は十分確保してあります」と知らされ、それを信じた。それに、精米された白米は1ヶ月くらいしか品質はもたない。わが母親の実家は精米業だったので、そのくらいの知恵はある。

ともかく、のろのろ台風よ、早く過ぎてください、お願いします。
気象病の私の体調も限界です。

天気図の列島小さし台風裡  KUMI
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列島は台風待ち

2024年08月27日 | 俳句
天気 曇のち雨

実は、久々に長文で90%を書き上げたブログ、うっかりミスで削除してしまいました~~
こうならないよう、最近はこまめに下書き保存していたのに・・もうイヤ。
ということですが、折角の内容を、再現の元気はありません。23日に久々の免疫療法、久々の副作用もあり体調最悪、おまけに膠原病のせいらしきあれこれもあり。
そんなことで、ともかく機嫌も悪い。

見つからなかった朝顔の写真は見つかった。隣駅国立の朝顔市で毎年買っていた行灯作り、それを丁寧に育てて季節の最後まで咲かせていた。
上は、江戸紫。甲子園で無念にも決勝に負けた東東京代表関東一高(江戸川区)のユニホームの色。


台風は九州にもうすぐ上陸、かも。列島縦断するらしい。大変なことで、どこまで被害が増えるやら・・

あと、色々書いたけれど、これ以上は疲れるので再現はやめます。
以下は新しく書きます。

昨日は3人でのLINE利用の句会だった。目眩が酷いので大丈夫かな、と思いつつ、私が「休みたい」と言っても残った2人で「決行」となったら悔しい。なので頑張った。別に部屋から出る必要もないので、フラフラでも俳句さえ作れれば・・と、一人5つの題×3人=15句出句、の句会。3時間余で15句はキツイ。けれど、そのくらい頑張れなければ無理に私のための「LINE句会」を作ってくれた句友に申し訳ない。そもそも、俳句を作ってそれが原因で命を落とした、という話は聞かない。
ということで、無事に句会は終わった。頭は疲れたが爽快なる疲労。
その昨日の句会、「友」の題でこんな句を作った。季語を考える時間がなくて適当に付けて出した句。実際にそんな訃報の重なったのは春だったけれど・・
メンバーの1人が今朝の散歩で素晴らしい二重虹を見た、と写真を送ってくれた。
幸運を呼ぶという虹を季語にして、ちょっと反省。


秋の虹友の訃報のまた届き  KUMI
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八月よ早く終われ

2024年08月24日 | 俳句
天気 曇がち

涼しい朝顔の写真でも、と思ったが見つからない。毎年咲かせていたのだから写真はたくさん撮ったつもりなのに・・で、ボケたツリフネソウの写真が出てきた。どこで撮ったっけ?

昨日は朝から病院で、再開した免疫療法の点滴とそのための検査やら心臓のエコー検査やら・・
いつものことだが採血も点滴も血管へ注射針の「納まる」までの経過が長い。刺しては抜き、またやり直し、採血は1回のやり直しで済んだものの、そこに至るまで随分時間をかけたようだ。点滴も、始めるまで血管を暖めて、それでもまだ成功せずに温めなおして・・真夏でこれなのだから、寒くなったらブスブスと針の痕だらけになる。痛いよ~ ばあばは時々泣いてるよ、声を出さないだけで。

昨日は、私が最後まで色々と始末した姉の命日だった。と、病院へ着いてから思い出してしまった。「最期」ではない「最後」までの始末だ。独身者の最後は、墓へ納めたあと、すべての資産を、ゴミ一つに至るまでの処分をして終わる。「亡くなった者の最後の始末が終りました」は、そこまでを言う・・と私は思っている。「終活」なるものを100%していなかった姉は、呑気に83歳でサヨナラしたけれど、私の今と同じ年齢?あ~イヤだいやだ。
8月は我が家も日本も忌日ばかり。若かった身内だけでも5日も忌日があり、それに日本人が国を挙げて合掌したくなる忌日も多くて。姉の忌が終ればこれでおしまい。あとは9月を待つばかりだ。

で、落ち着いたら姉をモデルにして「お一人さまの終活の在り方」でも書いてみようと思っていたけれど、その2年後には夫が病気になり、病弱な私の「終活」が来てしまった。でも今は、お一人さま用の終活のヘルプをする団体などが色々とあるらしい。
ほんと、大事なことなのです。姪たちが色々助けてくれたりして何とかなったけれど、もう大変。思い出したくもない。

教訓。お一人さまでなくても、公正証書の遺言状は必ず作っておきましょう。え?かかる費用と時間がもったいない? 何をおっしゃいますか。認知能力のある時にやっておいて、面倒回避が一番です。最期まで認知症にならないと自信がありますか?
うちの子供たちは仲がいいから旨く相続してくれるでしょ、と思っている?とんでもない、親が居なくなったら兄妹は他人の始まり・・かもしれませんよ。私はそんな事例をたくさん見てきました。

昨日の夕刻の、西の空。鉄塔の右に富士山のある風景。無論、見えなかった。

来週は大型台風が列島を襲うという。8月には良いことの起こる気配はない。

列島を覆ふ台風来るといふ  KUMI
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毎日不穏な空

2024年08月20日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

今日の空。なかなかすっきとはいかない。

さて、台風が去ってから空模様は不穏なままだ。昨日の夕方から夜まで、空は盛大な雷神の大宴会。バリバリドカドカ、ピカピカザアザア・・といっても、この写真の黒い空の方角・埼玉の方はもっと凄かったようで、あちこち停電などあったらしい。もう、パソコンは開けません、電源はコンセントだけ。・・バッテリーが消耗していて使えないのでもう、買い替えなくちゃ。
昨日午後6時過ぎの北の空(埼玉方面)豪雨になっていたらしい。
こちらに雨の降り出す前。

台風が幾つも発生して列島の南の海を掻き回してくれたので、関東沖の海水温が少し下がり、台風の発生や巨大化を抑えられる、と天気予報士の説明。ちょっとだけほっとするニュースだった。

西日本ほどの猛暑はこちらでは薄れて、何とか35℃を下回る気温になったという。でも、明け方の窓を開けたって風は熱風に近い。もうイヤ。
冷房の中で暮らしていれば熱中症にはならないだろうが、体は正常を保てなくなるような・・かといって、体調悪いのに猛暑の中へ出ていくのも勇気が必要。いつになたら、正常な「季節感」が帰ってくるのだろう?

カメムシが網戸に張り付いていた。少しは秋なのかしらん?

今日のところは雷神さまは暴れないようだ。もう、毎晩はやめてください。

荒川利根川越えて雷鳴稲光  KUMI
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台風一過、また猛暑

2024年08月17日 | 俳句
天気 晴

今朝の空。
結局、台風は房総半島をかすめて東へ去った。甚大な被害、とまでいかずに済んで良かったが・・お盆休みの最後を襲撃されて、色々と大変だった人が多かったようだ。私は、ひたすらこちらへ被害の及ばなかったことにほっとする。朝目覚めて、まずは建物の前を通るJRの電車の音を確かめる。職員の出勤できなくなるのが一番困る・・という、身勝手。台風対策か、昨夜は常勤の2名に加え、夜勤には派遣職員2名居たらしい。

台風一過のあとは猛暑が戻った。起きたら汗びっしょり。
午前中はシャワー浴びて洗濯をして・・最近は、寝汗をかくので頻繁に洗濯をしている。洗濯機にほおり込んでおけば、40分くらいで終わる。あとは乾燥機に入れて・・量にもよるがおおよそ1時間半で終了。終わるとブザーが教えてくれるけれど部屋に居ては聞こえない。うっかり乾燥機に入れっぱなしは、次に使う人へ迷惑なので、終了の頃の時刻をスマホのタイマーに入れることにしている。
施設に頼めば、週一回は無料で洗濯屋に出してくれるらしいが・・やはり、自分で出来る間は自分の好きな時に始末したい。という人が10人は居るだろうか。各階に2台の洗濯機があるので、ほぼ自分の好きな時に使える。外干し出来ないのが悔しいけれど・・乾燥機も使い方次第で、ブラウスなど手洗い外干しと違わない仕上げになる。
そんな洗濯を2回もしてしまい、片付けるのに疲れた。何しろ、ちょっと
体を使っただけでも息切れがして座りたくなる。でも、洗濯くらいは自分で出来なくては・・

今日の昼食のメニュー。


月一回くらい、よく噛まないと食べられない、という献立が出る。顎を使うためのメニューなのだ。といっても、固い訳ではない。豚肉だって普通の薄切り。でも、肉に敷かれた茹でキャベツはいつものデレデレに茹でたものではなく、適当に固さが残っていてキャベツの味がした。筍も、いつもならほぼ3回噛めばおしまい、なのだがちょっと固めに茹でてあり、美味しかった。肉は固くはないが、固い、と言う人も居る。上下入れ歯の人には不愉快なメニューらしい。これを固い、と言う人は「きざみ食」になる。せっかくの料理をミキサーで粉砕してある。離乳食と思えばいい。でも食べた気分には・・
多分、今日のメニューは噛む能力を測定するのに使っているのかもしれない、と思うことがある。たくさん食べ残す人は、食事形態を考慮する必要がありそう。でも私には今日のランチは美味しかった。やはり、柔らか過ぎる野菜は美味しくない。

離乳食はねえ・・・いずれ我が身、となる前にもうこの世にサヨナラしたい。


台風過雲ひとひらを輝かす  KUMI
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台風待ち

2024年08月16日 | 俳句
天気 雨

大型台風がこれから房総半島沖を通るのだそうだ。こちらまでさほどの影響はないと思うが、すでに前を通るJRの路線は不通箇所が出ている。大雨のせいだろう。
4年前のブログを見たら、同じようなことの書かれた日々だった。写真のキジバトは、その4年前の8月16日に珍しくベランダへ来たもの。いつもはマンションの庭を歩き廻り餌をあさっていた。


キジバトは可愛くて大好きだった。これを、ドバトと同じと思っている人たちが世の中にはたくさん居る。許せない。声も羽の色も食べ物も全く違う。
私は土鳩はヘビの次くらいに大嫌いなのだ。


この年の夏(2020年)はコロナの真っただ中。私は病気が色々見つかって一人暮らしをそろそろ畳む必要性に迫られていた。
でも、たった4年前のことだ。今になって考えれば、猛暑は同じでも、少しの涼の間に公園へ出かけたりしている(マスク不要で歩けるのは公園くらいだったから)何だか、その4年で萎んでしまった自分が情けない。

一昨日のショックを昨日から引きずっていて、あまり部屋の外へ出たくない。どうせ台風の影響で気分すっきりしない日、籠るしかないのが有難いような・・
などと甘えていたら、昨日15日は結社誌とネット句会の投句締切日だった。夕方に気付いて、慌てて5句を句帳から書き出してパソコンのHPから、いつものように投句の頁を開いて・・え、何度やっても投句の欄に到達しない。
どうすれば?と夜遅く仲間へ聴くのも失礼なこと、私の古いパソコンの問題かもしれず。
前の結社誌(去年主宰が亡くなり終刊)の時から、毎月の投句を休んだ覚えはない。病院からでも出したくらいだ。今は隔月だからなおのこと、投句忘れ、なんてあり得ないのに・・ま、いいか、仕方ない。でも、一度休んだら「休み癖」が出そうな。

私の投句がないと、昔の仲間には「KUMIさん、いよいよ・・」と思われるかもしれない。それも気楽かも。

鈍いろのソーラーパネル野分前  KUMI
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色々あります私も世間も

2024年08月14日 | 俳句
天気 曇がち一時雷雨

ミソハギの花。昔から盆花によく使った。水辺に咲いていて
珍しくもなかったが、今は田舎でも水辺の道、というのが少なくなったのでどうだろう?写真は、昭和記念公園の池畔で。

昨日の午前中、久々に外へ出た。コンビニでの支払いの請求書があったし、どうしてもドラッグストアで買いたいものも。スーパーは、先週から施設で希望者はコープでの週一の注文品配達をしてもらえるようになった。今までは私は自分でネットスーパーを使ったり・・でも、コープの方が遙かに品数が充実している。
ともあれ、猛暑の来る前に、と9時半ごろに出たのだが・・

駅前のベンチで時間調整、まだ日蔭だったし風が心地よい涼しさで、さすが立秋過ぎ、などと思った。
でも、10時開店のドラッグストアに寄っての帰路、暑かった暑かった、猛暑の街は高齢の病人は歩いてはならぬ。たった200mくらいを歩いただけで、倒れそうになった。すでに気温が37℃だった。

で、細かいことは書きたくもないので書かないことに決めたが、午後、所長と私、若い看護師と私、そして3人で色々あって、人格を否定されたような気分になって・・思い出すのも心臓がざわめいて又、発作が起きそうな・・
ともあれ、私は悪くないし彼女等も悪くはないけれど、高い金払って入所している「お客様」なのですよ。人それぞれ、という、弱者へのサービス=個別処遇の原点を忘れているか、今はもう、そんなことはどうでも良い時代で、運営のための入所者の管理が大事なのか。

思い出すのはやめておく。で、たまたま通りかかったよく知る若い介護士がつき添って部屋まで送ってくれた。もう、早番の勤務時間が終ったあとなのに「いいよ、いいよ、もう用はないから」と。
当分は、看護師と所長とには近づかないことにする。

岸田さん、辞めるのね。何だか、人気がなくて可哀そうだった。でも辞めた方がいいねえ、外務大臣の時はまあまあだったけど、国を背負うには・・

元日に能登の大地震、そして、お盆には何があるの?呪われた日本列島、まさか南海トラフ地震が? それとも台風だけで済むのやら。どうせ8月は私にとって忌日続きで良いことがない。おまけに昨日の人格否定。猛暑はロクなことがない。もう、早く秋風に吹かれたい・・

落蝉の日に晒さるる白き腹  KUMI

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猛暑戻る、そしてオリンピック終了

2024年08月12日 | お散歩写真
天気 晴

戻り梅雨、とは言うけれど、戻り猛暑などとは言わない。でも、立秋過ぎて戻った猛暑続きは、そういう季語にしても良いのではないかしらん?とにかく、立秋の翌日だったかの朝は少し涼しいと思ったものの、昨日も今日も熱帯夜が明けると猛暑。
上の写真のように、朝の空は少しだけ澄んで見えるものの・・南側のラウンジからの富士山は見えないままだった。
今日は、台風が岩手三陸海岸に上陸したという。台風というのは、滅多に東北から北へ上陸などしないものだった。もう、私の知っている天気のジョウシキなんてめちゃくちゃ。

パリ五輪も昨日で終わった。日本選手の活躍は素晴らしいもので色々楽しませてもらったけれど・・考えれば、ロシア不在。ウクライナも全力を出してはいない。おまけに、オリンピック村の宿泊設備は食事は不味いしエアコンはないし・・という環境を事前に知ってか、日本は最善の準備をしていったのだそうだ。美味のフランス料理は、恥をかいた。やはり何でもありの日本食の方が上をいくのですよ。
メダルに貧富の差の出た大会だった、と、どこかで読んだ。何だか、申し訳ないような・・でも、日本は高級ホテルを借り切った訳ではない。

パリの街の歴史的な建物をふんだんに見せてくれる競技の映像は、楽しませてもらえた。やっぱり「花の都・パリ」、という印象は見る人に残ったはず。でもセーヌ川は大失敗だったようで。やっぱり、大都会の下水道と繋がった川は泳げるようにはならないだろう。隅田川だって、う~ん、と東京都ですら考えてしまうだろう。飼主が犬の「落とし物」の始末を全くしない市民、タバコの吸い殻を道端にも川へも捨てて平気な市民。命がけで泳いだ選手が気の毒でならない。
昨日見たYouTube、日本に10年勤務してオリンピックをきっかけに帰国したフランス人の話を見てしまった。簡単に内容を言うと、日本の暮らしがあまりにも清潔でインフラが素晴らしく、治安もサービスも快適だったので、パリの暮らしにイライラが募るばかり、とのこと。
日本で暮らし始めていちばん違和感のあった「靴を脱いで室内へ」が、帰国したらいちばん非衛生的で信じられないフランス人の暮らし、と思うようになったそうだ。
外から帰ったままの靴で暮らすくつろぎの居間の床で、子供はハイハイをする。床の玩具をそのまま口へ運ぶ、テーブルを拭いたダスターで床を拭く。日本で言えば布巾と雑巾は兼用。ということ。「最後は洗うからいいでしょ」となるのだそうだ・・日本人には信じられない。この話、以前、「フランス暮らしの日本人妻」の話として聞いたときはその家だけかと思っていたけれど。
ネズミの出る地下鉄、ゴミだらけの舗道、汚い公衆トイレ・・
だから、日本に10年も住んだこのフランス人は、また日本へ帰りたい・・と。
こんな話、うんざりするほどYouTubeには載っている。最初はフェイクかと思ったが、結局は40年以上前に私の行ったパリは、今も変わらない、ということなのでフェイクではない。経済的にはアジアの中ですら最低になってきたようだけれど、暮らしやすい清潔な日本を、もっと自慢してもいのではないだろうか。

今日の午後は、ボランティアの合唱団が来て、歌を一緒に。

カラオケ好きの所長が転勤になり、時々カラオケ大会などしてうんざりだった。その所長が転勤になってほっとした。

「ふるさと」を歌へば秋へ近づくか  KUMI
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猛暑からの避難?

2024年08月09日 | お散歩写真
天気 晴のち曇

写真は、昨日のものと同じ日に池の畔で撮った。この日も確か猛暑に近い気温で、公園の入り口近くのサギソウの展示を見た後、涼しい池の畔を少し歩くことにした。ところが・・暑くて、もう引き返そうかな、と思った芝生に、カルガモたちが群れていた。
人間が近付いても面倒くさそうにチラ、と見るだけで。多分、池の水も連日の暑さで温んでしまい、陸に上がった方が涼しかったのかもしれない。

南海トラフが動き始めた・・という昨日の気象庁の発表は、震災に敏感な私には衝撃的だった。でも、世間ではどうなのだろう?一週間は大地震の怖れの確率がかなり高い・・という情報以外は何もないから、考えてみれば今までの「いつ、どこで起きるか解らない震災」と同じことでしかない。
そう思えば、大袈裟に考えることもない。でも、世の中には色々な人が居るから、普段から震災に備えている人ばかりではないらしい。夏休みで家を離れている人もあるし外国からの観光客も多いし。
そんな、他人のことを考える余裕なんてないので、ひとまずは自分のことを。
一人のときは、「三日分の備えを」という教えのとおり、何とかなるようにしていた。住居は一応、新耐震基準ギリギリに建ったマンションだったから、潰れる心配はない。いちばん心配になったのはトイレだった。一人になってから、簡易トイレをたくさん買っておいたものだ。それを入居のとき放棄してきたのを悔やんでいる。
ここに居れば、今のところ私は自分で動けるし、職員が居なくても生き延びられそう・・でも、今もトイレが何よりも心配。どこかに災害時のトイレは用意しているらしいが・・食べ物飲み物は、無論、備蓄がしてあるということだ。私の冷蔵庫だけでも、一日分なら大丈夫。

・・などと心配しても仕方なし。南海トラフから外れている場所ですら恐怖を覚えるのだから、四国から東海の海沿いに住む人たちは、深刻に考えなおす人も居るのではないだろうか。
私が震災に敏感な反応をするのは、母は結婚前、関東大震災を東京の下町で体験していた。看護師だった母の体験談はとても真に迫っていて、子供の頃の私に「地震の恐怖」を植え付けてしまった。戦争の怖さより、いつ起きるか解らない震災の方が怖かった。戦争は、起きたら安全な土地へ事前に避難出来る。でも地震は・・

ともあれ、日本人の宿命なのだから、受け入れるほかになし。
それにしても、この騒ぎで日本を怖がって外国人観光客が減るかもしれない。来ない方がいいですよ~

手をかざす西日眩しき交差点  KUMI
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涼  そして地震が・・

2024年08月08日 | 俳句
天気 曇がち

この時期になると蔵出しのサギソウの写真に登場してもらうことになる。これは、昭和記念公園へサギソウを撮影に行った最後、2016年のもの。それ以後は、色々と実現しなくなった。暑さもあるしペースメーカー入れてからは三脚まで持参の撮影は無理になったし・・
結局、猛暑の中を撮影に行くよりも過去に撮った写真を眺めていた方が「涼」を得られる、という訳で。撮影者が自画自賛するのもナニですが、数年間は毎年のようにサギソウ祭へ行ったけれど、この、最後となった年の写真がいちばん綺麗に撮れている。


今日の話は、涼しくなるような・・ゾッとしました。身近な話も地震の話も。

さて、二ヶ月くらい前に入所されて同じテーブルで食事することとなったSさん、年齢は時々本人の話が変わるけれど94歳?で、認知症のちょっと深みへ行きそうな感じ、という状態だと思った。部屋への往復は歩行器へ掴りながら自分で出来る。それだけでも「自立している」方なのだが・・今日の話にびっくり。これはちょっと先を思いやられる。

最近のある晩のこと。彼女の話では、食堂へ来たら誰もいなかった。仕方なく待っていると、「あの方」だけが来たの。と指さした離れたテーブルの「あの人」は、やはり最近入所した、かなり認知症の出来上がっているオバアサン。普通の会話も無理かと思う人だ。
でも、その彼女と色々と話をして他の人の来るのを待った。でも一向に来る気配がない。彼女と相談して、とりあえず部屋へ戻ることにした。彼女も一緒に来たので、あまり知らない人を自分の部屋へ入れるのも・・と思い、ラウンジのソファで夜を徹して話をした。で、夜が明けたのでここへ来てるのよ。

彼女、耳が遠いので斜め前に座っている私との会話は出来ない。補聴器は入れていないことが多いから、隣のEさんと話している内容が、上のとおりで・・
「ほら、あの、えんじ色の上着の人」と、同行していた人を特定して、まことしやかに話すのだ。私はEさんに「ほんとのことではないわよ」とこっそり言ってみたが、Eさんも認知症の入り口に差し掛かっている。でも、Sさんの話があまりにも唐突なので妄想だとは、解かったようだ。
「そんなことって、あるのねえ。不思議」とEさん。
「不思議?他の人は、そういうことを経験していないのかしら?」
うわ、怖いですよ・・盗まれた、などという被害妄想よりは良いけれど、こういう話は以前にも他の人から聞かされ続けたことがある。
事務室へ行く用があったので、ついでに介護士の責任者にその話をしたら
「かなり進んできているとは聞いてるけど、妄想の話は知らない」とのことだった。レビー小体型、という認知症の型がある。アルツハイマーではなく、そちらなのか、アルツハイマーが進んだのか??

と、九州に今、緊急地震速報がTVで。何ごともありませんように。
という訳にはならず・・巨大地震注意! 今日はM7程度だったが、南海トラフ大地震の前触れかもしれないそうだ。やはり大袈裟ではなく、やってくる日が近付いたのか・・と思う。生きている間、超巨大地震はもう経験したくない、と思い続けていたのも私の身勝手でしかないのだろう。

雷鳴の揺する列島震度6 KUMI
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