KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

十薬の庭

2024年06月02日 | 俳句
天気 曇

ご近所の裏庭の十薬が咲き揃い、紫陽花も咲き始めて、ともかくも6月が来てしまった。十薬の咲く光景は好きなので楽しませてもらっているが、多分、近々抜き取られるだろうと思う。このお宅の裏庭に沿って細い市道があり、人間だけは通れるので、私は花を楽しませてもらっている。

昨日は、愛知に住む姪が上京のついでに寄ってくれて、ランチを一緒に摂ってから部屋で延々と話し込んでしまった。去年までは千葉の彼女の実家近くに住んでいて、ここは日帰り圏だった。要介護の父親を施設で看取って実家を片付けて・・などなど、話をしていたら際限がない。母親(私の長姉)は50代で亡くなっていて、父親の方は長生きをしてしまった。家の処分までして、色々あって・・という話は省略。自分の娘の嫁ぎ先近くへ家を買ったそうだ。一人住まいの中古住宅、愛知の田舎の住宅の価格にびっくり。東京では、60㎡くらいでも新築なら億ションというのに・・

ともかく、私は最近、あまり人と話さないので身内が来てくれた時くらいしか「まともな長い会話」が出来ない。せっかく来てくれた姪に、時間があればあれこれと助けてもらいたいことがあったのに・・愛知まで帰る人を留める訳にもいかない。ともかく、話だけはたくさん出来た。 もう、会えるのもこれが最後になるかな、と別れ際に言ったら「秋にはまた来るから頑張って」と言われてしまった。秋まで頑張らなくては。膠原病の症状がこれ以上ひどくなったら、冬を越すのはキツいかも。

昨夜、食後にぼんやりテレビを見ていたら、タモリさんが出ていて、盛岡市のインバウンドの観光客の話題を。盛岡には二回行っているが、二回とも観光ではなかったので、街の良さまでは堪能できなかった。ただ、地方都市としての落ち着きがあって、街の中心を流れる澄み切った川に鮭が遡上していて、その川の上流を見ると岩手山、という晩秋の光景は心和んだ。
で、昨日のタモリさんの話。盛岡の魅力色々の話のあとで「地方都市は何処も街なかから山が見えるのが魅力・・」と話し
「(街から)山の見えないのは東京くらいでは・・」
仰天ですよ。タモリさん、東京が何処なのか知っています?
どこに住んでいるか知りませんけど、東京は、都心からでも富士山の見えるのが自慢の都会ですよ。ま、いつでもどこでも見える訳ではないけれど、岩手山だって雨の日は見えないし。
高い所へ行かないと滅多に見えない富士山は計算外としても、多摩地域では、イヤでも奥多摩や丹沢山塊の山は常時見えています。いえ、杉並や練馬あたりからも同じように見ています。富士山も、都心よりは見える確率は高いです。タモリさんは嫌いではないけれど、あれを放送したディレクターの常識も疑います。

と、多摩地域に暮していてこんなことを言っていると僻みに聞こえるだけかも?

草噛んで猫の立ち去る走り梅雨  KUMI
コメント (6)
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