KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

わがままを貫きました

2024年06月27日 | 俳句
天気 曇

写真は夏桔梗、咲き終ってこれを伐り詰めれば晩秋に再び咲くのだそうだ。
公園の一画に咲いていたが、今も咲くのやら。

実は、この2ヶ月以上もの間、凄く悩んでいたことがある。食堂でのジイサンたちの騒音、というか、食堂へ響き渡る吐き気を催すような凄まじい痰切りと空咳と。食事の終わり頃から、毎食時に不愉快極まりない音がすぐ後のテーブルから聞こえてくる。
一人は病気のせいではないらしいが、大きな体で咳払いなどするので凄い音だ。本人は異常に耳が遠いのに補聴器は付けていない。
もう一人は、痰を切らないと詰まって大変なことになりそうな病気を持っているらしい。が、とにかくニワトリの首を絞めたときのような声の咳払いが続くこともあって、耳を塞ぐが、声がしてから耳を塞いでは間に合わず。看護師と、介護士の責任者にそれを訴えたら「どうにもできないことなので、何とか我慢を・・」みたいなことを言われてしまった。

という日々、何とか対策を・・と言っても二人とも見かけは足が弱いだけの、まあまあの高齢者に見えるが、理解力の方は・・全くないようで。「咳き込むときはタオルで口を覆って」と注意しても、次の食事の時はもう忘れているらしい。ましてや、周りの人が迷惑している、なんて理解も出来ないことらしい。
ガマンならないので振り向いて睨むと、変な顔をして「あのババア、なんで俺をいつも振り向くんだ?」と言いたそうな・・
この不快音の始まる前に食事を終わりたいが、それも無理。それでも聞く時間を少しでも短くしようと、必死で食べる。ギョエ~ゴホン・・が始まるともう、食べる気分が失せて食べ残して部屋へ帰る。もう、食事の楽しみが殆どないような日々だった。

そんな毎日に、堪忍袋の緒が切れた・・これ以上ガマンにガマンを重ねたら、本当に心臓が壊れる。と思い、今日から毎食、私だけでも食事開始時刻を30分遅らせて欲しい、と申し出てみた。食事時間は、普段から通院や用事での外出時でも事前に伝えれば延期出来る。断られるかと思ったら・・あら、簡単に受け入れてくれた。狭心症で倒れられても困る、と思ったのかもしれない。 夕食から、私だけ30分遅れとなった。
遠い席の人でも不快を訴えているが、もう、私は自分を優先します。他の人が私を「図々しい」と思うのだったら、自分たちも訴えて欲しい。それをしないのは、耳が遠くてあまり気にならないか、認知症であまり感じないか。
一人で食事することになるけれど、どうせ、今のテーブルで同席の3人とはそう親しくもない。揃って耳が遠いし、二人は初期認知症。その二人、まだテーブルに残っていて、私が来ないので心配していたのだという。あのねえ、昼食の時に訳を話したでしょ・・とは言わなかったけれど。こんな二人だから良い人たちではあるが、付き合うのは疲れます。

ゆっくり食べた夕食は、久しぶりに美味しい、と思った。

ねじり花人の名前を忘れゆき  KUMI
コメント (8)
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