KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

80ー20 クリアしたけれど

2024年06月06日 | 俳句
天気 曇がち

他のサイトで、山紫陽花の写真を見たら、急に高幡不動尊の山紫陽花の見ごろ・・と思い出してしまった。写真は10年以上前のもの。古いデジイチが懐かしい。
本当は昨日のリベンジで午後にでも紫陽花を見に出てみようと思ったのに、どうにも体調が・・情けないことに動きたくならない。おまけに、足の親指、膿を持ったまま少しずつ回復していると思っていたら・・今度は反対の足の指が痛くなってきた。同じように爪の横からバイキンが入ったような。注意して消毒と薬は欠かさなかったのに・・ということで、気分も萎えた。


さて、80-20という運動は今もあるのだろうか。我々が老人に差し掛かる頃、80歳になっても20本の自前の歯を残す、ということが必要、と叫ばれた。
こんな話題を今日出すのは、実は、昼食に豚肉の冷しゃぶが出たら、肉が固かったということで、殆どの人が、半分以上、残していたのだ。いわゆる「刻み食」や「ミキサー食」以外の人たち。
好きな献立で美味しく完食した私が、恥ずかしくなった。よく全部食べたわね、とまでは言わなかったけれど、そんな眼で見られたような・・
耳と歯だけは人よりも優秀ですよ。それほど固い、と思わなかったのに。入れ歯って、どのくらいの固さを噛めるのだろう?鶏肉料理はよく出るけれど、それは残さず食べる人が多いようだ。普通食の私ですら一切れが小さすぎてかえって食べ難いのに、それ以下に切ってあっても、残す人が居る。それより小さく切ると、切り刻んだ、料理とは言えない形態になってしまう。厨房も手間が大変だ。


私は子供の頃から虫歯だらけで、歯科通いには苦労した。小学高学年から歯科通い、田舎の村に歯科はないので、最初だけ母親と行った隣町の歯科へ、一人でバスに乗って。「母ちゃんは一緒に来てくんねえんかい」と、隣に座った顔見知りのオバサンに言われ、心細くて泣きそうになったことも。

高校時代も、大人になってからも、歯科通いは続いた。歯磨きは朝夕していたつもりなのに・・。高齢出産の末っ子だったし、母親が戦中の栄養不足状態だっただろうから、生まれつき歯も体も弱い子だったのかも。
で、親が教えてくれなかった正しい磨き方を始めたのは、仕事で知り合った保健婦さんのおかげ。30歳過ぎて磨き方をしっかりと伝授された。おまけに、当時通院した歯科の先生は絶対に抜かない主義で「1本抜いたら際限なく抜くことになる」と言われて。結果、今に至るまで親知らず以外は1本も抜いていない。1本だけ、上の方が欠けててしまい修理したけれど、その歯がどれなのか解らなくなっている。
歯の磨き方が良かったからか、3ヶ月に一度は歯科で「定期健診」をして歯垢を取ってもらっていたが、歯垢があまり付かない歯だった。ドクターには「よく磨けていて、土台が丈夫な歯ですよ」と褒められた。虫歯治療だらけの歯ではあるけれど・・

70歳くらいの時、ドクターに「80ー20は達成出来そうですか」と訊いてみた。「大丈夫、今の状況なら」という答えだった。有難いこと。
でも、今は・・実は定期点検には行っていない。この1年、口唇ヘルペスやがん治療の副作用の口内炎の治ることがなくて、とても歯科治療は出来ない。でも、何とか痛みも歯茎の腫れもないから・・と安心はして歯磨きに励んでいるけれど。
ちなみに、食事を配膳する時、要介護の人は職員が「入れ歯は入っていますか」と確認している。以前、食べ始めてから「入れ歯忘れた」と言う人が結構居た、今はそれがなくなったけれど・・あ~やだ、そういう要介護老人に私はなりたくない。

本堂の裏に闇あり額の花   KUMI
コメント (6)
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