秋は定着しない

天気　晴

写真は、夜明け前の空。窓ガラス越しに撮ったのではぼやけて当然？というより、撮る身構えも失ってきてしまったようだ。

ブログを書けなかったのには理由がある、と先日書いたたばかり。以前はほぼ毎日書けたのに・・やっぱり、大きな理由はほぼ体調のせいですねえ。心臓の検査結果は今すぐどーということもないが（どーということもない、というのはすぐに命に別状はない、という意味らしい）ともかく、昨日一昨日の気温気圧の乱高下に、すっかり振り回されてしまった。すべてを天気のせいにしてはいけない。でも、一緒に食事をしている方も心臓を数年前に手術をしていて、私と同じような薬を飲んでいる。その彼女も、三日前の朝から体調悪い、とぼやいていた。認知症の始まっている方なので、はっきりとした症状の自覚もあやふやではあるけれど。

ともかく、この急激な気温変化と秋雨前線のいたずらは、心臓にとっても悪い。今日は少しは楽になり耳鳴りもおとなしい状態になったので、ほんのちょっとだけ、ほっとした。

一番疲れないことは、あまり考える必要もないYouTubeやTVのドラマを見ている時で。ニュースなぞ真剣に見ていたら、私の居なくなったあとの世界情勢まで考えて疲れてしまう・・ホント。世界情勢はオーバーでも、日本のことは考えてしまう。いや、これからは世界と日本を切り離しては国が成立しないんでは・・というような話は、ここでは全く出来ない。首相官邸に車が突っ込んだって、朝食で話題になることもなく。今日の味噌汁は具が少ない、というくらいの愚痴話しか出ない。

3日前、あーちゃんが買ってくれた仏壇の花。そうかあ、コスモスは今年は遅い開花だったみたいなので、今が見ごろなのかなあ・・

一緒に食事していた一人が、入院したきり、という話はもう書いた。そのあとには、今度は夏に入所した人が他のテーブルから移ってきた。

耳の遠い人、ということは時々エレベーターで会うので知っていた。ところが90歳の割には足腰はまあまあなのに、半端なく耳が遠い。「50万円かかった」とか言っていた補聴器を使わないので、ほぼ会話が出来ない。疲れるので、話すことを止めた。それでも一方的に話すような人なので「私は心臓が悪いので大声は出せません、ごめんなさいね」と断って、こちらはニコニコしているだけの間柄になった。本当に、音量を上げての会話が続くと、だんだん息苦しさが増して、肩で息するまでに。相手は大声を張り上げないのだから私が損するばかり。

でも、その一方的な話から、どうも同じことの繰り返しと被害妄想とがちらちら見えてくる。もうイヤ・・あとの二人も認知症、「正常」なのは私だけ？

おまけに、3人とも耳が遠いときている。私は所内デイサービスに参加しないので、正常な人と会話出来ない日々が続いている。で、寂しいかというと・・一人の方が気楽だ。ただ、同年代の人たちとの正常な日常会話がなかったら、認知症が感染するかも・・と心配になることが。

つくづく、適当な時期に旅立ちたいのだけれど・・夫はまだ迎えにくる気配はない。最期にはまだ有効だった免許証を持たせたのに。

コスモスや独りぼっちといふ自由　　KUMI