回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

米国外交の敗北

2013年09月14日 19時41分24秒 | 日記

アサドの保有する化学兵器を国際管理下に置くという事で米露が合意。ロシアが提案し、アサドも受け入れたこの案に合意することは、これまで武力によるシリア懲罰をひとり叫んでいた米国外交(軍事)の明らかな敗北だ。これでオバマの国際的な影響力は一気に低下するだろう。2期目、2年目にしてすでにレームダック状態に入ったようだ。頼みの米国の空爆が無くなったところで、シリア反政府勢力の自由シリア軍による一層の過激な軍事活動が予想される中、化学兵器の引き渡しはあまりに多くの障害がある。オバマは議会否決という国内での屈辱を回避できた一方で、これからは国際指導力は大きく喪われた。

米国の軍事圧力なきあとの世界政治はどのように動いてゆくのか。アサド崩壊を待ち望んでいた中東諸国とイスラエルにはどのような手段があるのか、そして、イランの核開発にももはや歯止めはかからないだろう。そうなるとイランとイスラエルの直接対決も遠い日ではなさそうだ。

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911再び?

2013年09月14日 10時50分31秒 | 日記

アルカイーダの首魁、ザワヒリが世界のイスラム過激派に対して、2001年9月11日と同様、米国の経済の中枢を標的としたテロを呼びかけている。かつてオサマ・ビン・ラデインが主張した通り、米国に打撃を与えるには経済活動へのテロが最も有効だとしている。さらに、米国経済を弱体化させるために、米国製品のボイコットや、米ドルの使用を止め、米国およびその同盟国以外の国の通貨にすることも呼びかけている。

年中行事になった感のあるこの種のアルカイーダからのテロ扇動だが、今年は自由シリア軍に加わって、いわば米国と協働しているアルカイーダ、どのような具体的戦略を考えているのだろうか?

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/al-qaeda/10306755/Al-Qaeda-chief-calls-for-attacks-on-US-in-911-speech-to-followers.html

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