今夜は会員になっているS交響楽団の定期演奏会へ。ブリテンの戦争レクイエムを尾高忠明の指揮で。ブリテンをパンフレットにあったような「英国の大作曲家」と言うのにはいささか躊躇うが、90分の大作であるこのレクイエム、S交響楽団初演であるが大きな破綻もなく無難な仕上がりだった。
ソプラノがスロべニア、テノールが英国、バス・バリトンがドイツと、独唱は国際色豊かなコンサート。ただ、個人的には、歌詞が英語なので、ついつい言葉の意味を追ってしまい、音として没入できなかったのが残念?
今夜は会員になっているS交響楽団の定期演奏会へ。ブリテンの戦争レクイエムを尾高忠明の指揮で。ブリテンをパンフレットにあったような「英国の大作曲家」と言うのにはいささか躊躇うが、90分の大作であるこのレクイエム、S交響楽団初演であるが大きな破綻もなく無難な仕上がりだった。
ソプラノがスロべニア、テノールが英国、バス・バリトンがドイツと、独唱は国際色豊かなコンサート。ただ、個人的には、歌詞が英語なので、ついつい言葉の意味を追ってしまい、音として没入できなかったのが残念?
ロンドンでのトレーダー、通称ロンドンの鯨が引き起こした不正取引⇒巨額損失事件で、JP Morgan Chaseが920百万ドル(900億円)の罰金支払いと、異例なことであるが会社としての不正行為(監督責任違背)を認めるという結末を迎えた。このうち2億ドルは米SEC(証券管理委員会)へ、残りはFRB, OCC(通貨監督局)及び今回事件のあった英国当局に支払われる。
今回の結末は、伝統的な和解方式である、罰金は払うが不正行為については認めない、と言うやり方を米SECがもはや許容しないという事だろう。たしかに、不正行為を認めることは、単に屈辱的であるにとどまらず、将来において株主代表訴訟など他の訴訟の被告となり得ることから、今回の決着の持つ意味は大きい。
がそこは狡猾なJP Morganの弁護団のこと、他の損害賠償請求の証拠となるような事実は開示しておらず、損害の挙証に役立つようなものは提供していない。結局、JP Morganが、これまで銀行・証券業界寄りと言われていた米SECが一応の対世論には厳格な対応をしたポーズをとることに協力したという事で、両者が水面下では手を握っているのは間違いないだろう。