回顧と展望

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ヤンキース/ジーター引退

2014年02月13日 15時39分06秒 | 日記

米国大リーグで背番号2といえば誰もがデレク・ジーターを思い出す。ヤンキース一筋で、黒人の父親と白人の母親を持つジーターはその整った容貌から白人、黒人いずれからも好かれている。過去には有名歌手や女優とも浮名を流した彼だが、今も独身。そのスター選手が19年目となる今シーズン限りでの引退を表明した。彼の背番号がヤンキースの永久欠番になることには誰も異論をはさまないだろう。けがを怖れない攻撃的な打撃と華麗な遊撃手としての守備は大リーグ随一であり、その姿が今シーズン限りで見られなくなるのは寂しい。

私事だが、NY駐在時代の2000年代初頭、彼と同じマンションに住んでいたことがある。フロリダや他にも幾つもの邸宅を持っているジーターだから、国連本部の斜め向かいにあったマンションにいつも住んでいたわけではない。それでもマンションの中にあったスポーツジムやエレベーターで何度か顔を合わせた。実際の彼は飾るところがなく、スマートなスポーツマンという印象で、たとえばウオール・ストリートの敏腕トレーダーと言われてもおかしくない知的な雰囲気を漂わせていた。前夜のナイト・ゲームで手首の上あたりに死球を受けた翌日マンションのエレベーターに乗り合わせたので具合を聞いたら打撲したところを見せてくれて、ほら全然問題ない、と笑顔で応えていたのを思い出す。

いずれはヤンキースの監督にでもなるのだろう。多民族国家、アメリカン・ドリームの具現者として、ジーターの第二の人生を応援したい。

http://m.mlb.com/video/topic/67701318/v24761745/tbnyy-jeter-passes-mays-on-the-alltime-hits-list

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