回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

緊迫するタイ

2014年02月18日 19時37分19秒 | 日記

3人が死亡、58人が負傷しした今日のバンコクでの衝突事件。インラック首相の強硬策は結局失敗に終わったと言える。一時は小康状態あるいは持久戦になるかと思われたタイだが、これだけの流血となると深い傷跡を残すだろう。タイ人の、特に知識階層のFacebookなどを見ると、インラック(およびタクシン)一派の腐敗に対する反感は極めて強い。

日本企業の海外進出先として、また、チャイナ プラス ワンの受け皿としてここ数年脚光を浴びたタイだが、このままではインドネシアにますます差をつけられることになりそうだ。

ところでソチ五輪、女子大回転の最終滑走者Vanessa-Mae、タイムはこの際忘れて、イギリス国籍のバイオリニストでタイ代表選手というまさにクロスオーバーな存在には興味をひかれた。これはタイの懐の深さか?たしかに技術系の回転競技では、まずリズム感が要求されるというのはうなずけるところ。大回転の旗門を通過しながらVanessaはどんなリズムを奏でていたのだろうか。

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ウクライナ情勢

2014年02月18日 11時27分57秒 | 日記

まるでパリの7月革命のような市中バリケード構築から約3か月、内閣改造により反対派は流血なしにバリケード(防塞)を解体し、一方、ロシアは今日付けでウクライナ政府の発行するユーロ私募債を購入、20億ドルの外貨がウクライナの危機的な対外準備を補強することになった。この私募債の払い込みは明日にも行われる模様。これでウクライナの外貨危機はいったんは解消されることになる。

ソチ五輪でロシアとEU主要国との対立が若干かげを潜めているように見えるが五輪開催中にこのような動きをするとは、さすがに権謀術数にたけたプーチンらしい。しかし札束で頬を打つようなロシアのやり方がウクライナの民心を掴むとは思えない。

はたしてこれでウクライナが徐々に安定に向かうのか、長期的にはロシアの衛星国としてとどまるのかあるいはEU加盟への道を進もうとするのか、その帰趨はまだ見えない。

 

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