3人が死亡、58人が負傷しした今日のバンコクでの衝突事件。インラック首相の強硬策は結局失敗に終わったと言える。一時は小康状態あるいは持久戦になるかと思われたタイだが、これだけの流血となると深い傷跡を残すだろう。タイ人の、特に知識階層のFacebookなどを見ると、インラック(およびタクシン)一派の腐敗に対する反感は極めて強い。
日本企業の海外進出先として、また、チャイナ プラス ワンの受け皿としてここ数年脚光を浴びたタイだが、このままではインドネシアにますます差をつけられることになりそうだ。
ところでソチ五輪、女子大回転の最終滑走者Vanessa-Mae、タイムはこの際忘れて、イギリス国籍のバイオリニストでタイ代表選手というまさにクロスオーバーな存在には興味をひかれた。これはタイの懐の深さか?たしかに技術系の回転競技では、まずリズム感が要求されるというのはうなずけるところ。大回転の旗門を通過しながらVanessaはどんなリズムを奏でていたのだろうか。