花言葉が「内気な美しさ」という、この頃ではあまり遭遇することができなくなった表現だが、繊細な花芯をもつ小ぶりな5弁の花を見ているとなるほどという気がしてくる。寒さには弱いけれども11月くらいまでは咲き続ける。ハイビスカスと同様、気温が10℃を下回るようになったら室内に移動しなければならない。すぐにはわからないが一年ごとに着実に成長しているので、今年は部屋のどのあたりに置こうかと頭を悩ますことになりそうだ。
つい数日前、大学時代の恩師が大動脈解離で緊急入院したとの連絡があった。容態は芳しくなく、家族以外は面会謝絶。2週間ほど前にパーティで同席した時は変わらぬ健啖振りでお元気そのものだった。出張やゴルフの予定が入っているとおっしゃっていたのに、これですべて見送りとなる。突然襲ってくる病気くらい怖いものはない。いつかは自分にありうること、と覚悟を決めておかなければならないと思う。