回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

太陽光発電パネル景観論争

2014年10月22日 17時36分23秒 | 日記

今日の英テレグラフ紙によるとアガサ・クリスティーがこの島を舞台にした(と思われる)推理小説「そして誰もいなくなった」、さらに「地中海殺人事件」を執筆し、ビートルズも滞在したイギリス、デボン州の小島(と言っても干潮時には陸続きになる)のホテルが、200枚の太陽光発電パネルを設置しようとしたところ、近隣住民から景観が損なわれるとして反対運動が起こされているという。ホテルの所有者は、テニスコートに設置し、目隠しもするというのだが、近隣住民からはそれでもパネルが目に入ってしまうし、太陽の光を浴びる(でなければ発電できないが)パネルの輝きは眩しくて極めて不快、と主張、申請を受けた地元の当局者も設置許可には慎重な方針という。一方、200枚のパネルでの発電量は49.8kwでホテルの使用電力量の10分の一に相当するというから、ホテルのオーナーは許可されるべきだと反論している。

日本でも太陽光発電ブーム、そして電力会社の買い取り停止など先行きは不透明だが、これからは景観の問題まで出てくることになりそうだ。居並ぶ個人住宅の屋根が太陽光発電用パネルで覆われている風景を、再生可能エネルギー、環境保護の象徴として近未来的な構造物と見るか、あるいは太陽光を鋭く人工的に反射させることで、平穏な生活を乱す目障りな構造物と見るか、意見の分かれるところとなるだろう。

デボン州での設置が最終的にどうなるのかはわからないが、早晩、景観論争が世界中で起こってきて、太陽光発電の将来にも影響が出てくるのではないだろうか。

問題となっているBurgh Island とホテル、ロンドン駐在時に買った「そして誰もいなくなった And Then There Were None 」の表紙。

 

 

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紅葉

2014年10月22日 11時47分32秒 | 日記

数日庭を見る余裕もなかったが今日は好天でもあり、秋の深まってゆく様子を。オオヤマザクラ、ナナカマド、イチイ、アメリカヤマゴボウ他、そして最後にウルマー・ミュンスター。

 

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