裏金作りの手法としてはあまりに稚拙な小渕優子の政治資金報告書虚偽記載。元首相の子供ということを考えれば、報告書の内容まで小渕優子が確認していたとは思われない。悪意があってか、あるいは驕りがそうさせたのか、後援会長など取り巻き連中の仕業だろう。自分で集金していた、みんなの党の渡辺代表がDHC社長小林某から借り入れたのとは話が違う。
当面の小渕優子の仕事は、自身が関与していなかったとして裁判を逃げ切った小沢一郎の手法を見習うことだ。かつて竹下派七奉行として小沢一郎と小渕恵三は同じ釜の飯を食った間だ。小沢にも武士の情けがあるのではないか。
誰が見てもすぐにわかる今回の裏金作り、国会議員の特権と周囲の阿りが、人間から常識を奪い取ってしまう様を何度見せられたことか。ちなみに今回の醜聞で最も得をしたのは知名度の上がった明治座かもしれない。