前回からの続きです。
石段785 登った所にある金刀比羅宮の本宮は
海抜251mの所にあるそうです。
本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇で、
農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来からの御神徳を仰がれています。
本宮社殿の本殿・幣殿・拝殿はすべて清素を主とし、
檜材が用いられ、檜皮葺の大社関棟造だそうです。
本宮の向かって左にあるのは直所で、本宮詰員の控所だそうです。
本宮から南渡殿という長い廊下が南に渡っています。
本宮本殿の南垣越しに見える南側壁板の蒔絵
各地から祈願奉納された無数の絵馬が掲げられています。
金刀比羅宮は航海安全祈願 の信仰を集めていることから、
特に船の絵馬が多くみられるようです。
本宮の北東側は人工の高台が広がり、展望台になっていました。
横から眺めると清水の舞台のようで、
ここからの眺めは絶景 でした。
左側遠方に見える三角山は讃岐富士だそうです。
参拝を終えて約3分の一程下った所に、玉垣と石畳の広場ありました。
事前ガイドによると、
ここに「神椿」というカフェ・レストラン があります。
登りの時は あえて素通りしましたが、喉も渇いたことだし
「銀座資生堂パーラーのテイストを・・・」ちょっと気になって寄ってみました。
銀座資生堂パーラーと言えば、
「学生時代によく行って フルーツポンチを食べたものだ・・・」と、
子供の頃、父から幾度か自慢話を聞かされたことがあります。
父の学生時代というのは、むろん戦前の話ですが
アルコールの飲めない父は 今でも大の甘党で、
フルーツポンチやチョコレートパフェ、ケーキ 等はもちろん
餡物の和菓子でも何でもござれです。
話が逸れましたが
その場所は地下にあり、降りてみて驚きでした。
それまで目にして来た古式ゆかしい建物から、
あまりにもかけ離れた近代的空間ではありませんか。
飾り気のない無機質な感じが、返って対照的で面白いのかも知れませんが、
その時の私達には気が進まず 出てしまいました。
ほぼ下に降りて 沢山の石灯籠を眺めながら歩いていると、
鮮やかな紅葉が目に入ってきました。
晩秋になり、早々と葉を落としている桜並木の中で、目をひくモミジ
思いは同じなのか、歩きながらシャッター を切っている人もチラホラ。
沢山の土産物屋を覗きながらの 今日の参拝はとても楽しかったです!!
私の大雑把で下手な説明よりも 判りやすいガイドがありました。
よろしかったらご覧下さい。
http://www.konpira.or.jp/about/map/guide/index.html