少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

たばこの広告

2005-02-16 23:10:57 | その他
浜松町だったと思うけど、たばこの大きな広告が目に入った。

僕はタバコは吸わないので、その広告自体はどうでもいいのだが、その広告の下のほうの文言が気になった。

ちゃんととは覚えていないが、タバコをすうとがんになる確率が高くなるといったたぐいの生々しい話がしつこく書いてあった。

買う前にちゃんとそれを了解してね、ということだと思うが、タバコ会社が自社製品をあそこまでけなさなくてもいいのにと、ちょっと同情するほどだ。

だが、良く考えてみると、ああいうネガティブな広告は本当にタバコのセールスのためにはマイナスになるのだろうかと思った。

つまり、大方の人が認めているタバコの害について今更隠しだてをしてセコセコと売るくらいだったら、正々堂々と害について認めたほうがカッコいいのではないかと思うのだ。そりゃ、なんだっていいことばかりではないだろう。多少の副作用というか良くない面はなんにでもある。

酒だって百薬の長とはいわれても、飲まれるほど飲んだら体に悪いのは周知の事実だ。

いいことも悪いことも素直に表に出して、市場の審判を待つ。タバコ会社にとっては占いのようなものだ。健康志向で滅びるか、ストレス解消効果を認める人によって生き残るか。どっちに転んでも不思議ではない。でも、証拠がないとか何とか言って、タバコは別に体に悪いと決まったわけではないみたいな発言に終始するよりは、ずっとまともな戦略のような気がする。もちろん、これからタバコを吸う人が爆発的に増えることはありえないだろうけど。

末広がりの市場拡大が望めなくなった現代において、企業の広告戦略は大きく転換せざるを得ないと思う。いいことばかりの口当たりの良い宣伝では、すぐに生き詰まってしまうのは自明だ。いいも悪いも両方認めるタバコ会社のような戦略こそ、21世紀のビジネスの典型になるような気がする。良いとか悪いとかで商品の生き残りは決まらないのだ。残るものは残るし、残らないものは残らない。ただそれだけ。へたにがんばっても、つかれるだけだ。そう思いません?

ちなみに広告のお姉さんの写真はとてもよかった。なんで、タバコの宣伝っていつもセンスがいいんだろうね。


気分

2005-02-16 22:51:11 | その他
クラッセがいなくなって数日たった。悲しい気分というより、一つの時代が終わったみたいな感じがする。

べつにカメラの腕がぐっとあがったというわけではないけど、なにかが自分の中で変化した。メタモルフォーゼって感じである。

一時の陰鬱とした気分から、ゼロクロスして今は明らかにハイな状態だ。いろんな考えが頭の中をビューって駆け巡っていく。メモでも取っておかないと自分でもすぐ忘れてしまいそうだ。

キャリブレーション、アンケート、現場力、グレイカード、現像、音楽、それから、それから、、、、

こういう時は、せいぜいこのブログにいろいろ書いて我慢しよう。こういうときの行動はろくな結果にならない。高い買い物、難しい決断、そういうことは先送りする。

大体僕頭は3週間で位相が変わる。一周6週間ってとこかな。上がったり下がったり、まあ、誰でも少しはあることだろうけどね。