【香港時事】香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどは11日、新型コロナウイルスの感染拡大が公表される前に、ウイルスの存在を知り、警鐘を鳴らした中国湖北省武漢市の女性医師が、当局によって口止めされていたと報じた。
中国の雑誌「人物」が医師への取材記事を掲載したが、10日の発売後間もなく回収された。
武漢市中心病院急診科の艾芬医師は昨年12月30日、「重症急性呼吸器症候群(SARS)に似たウイルス」の診断例に気付き、中国版LINE「微信」のグループチャットを通じて同僚の医師らと情報共有。診断リポートの画像を送付し、警戒を促した。「デマを流した」として警察に処分された後、院内感染し、2月7日に亡くなった李文亮医師もこの画像を見て警告を発していた。
艾医師は画像送付直後に、武漢市や病院当局から「パニックを引き起こすな」「病気については何も開示するな」と再三口止めされたという。
中国の雑誌「人物」が医師への取材記事を掲載したが、10日の発売後間もなく回収された。
武漢市中心病院急診科の艾芬医師は昨年12月30日、「重症急性呼吸器症候群(SARS)に似たウイルス」の診断例に気付き、中国版LINE「微信」のグループチャットを通じて同僚の医師らと情報共有。診断リポートの画像を送付し、警戒を促した。「デマを流した」として警察に処分された後、院内感染し、2月7日に亡くなった李文亮医師もこの画像を見て警告を発していた。
艾医師は画像送付直後に、武漢市や病院当局から「パニックを引き起こすな」「病気については何も開示するな」と再三口止めされたという。