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Androidの父、次なる目標は人工知能

2016年03月23日 06時27分19秒 | ニュース
Androidでスマートフォンがユビキタス化したように、世界を人工知能でいっぱいに。

Androidの父として知られるアンディ・ルービン氏は2014年にグーグルを退社し、ベンチャーキャピタル(+α、後述)のPlaygroundを設立しました。Wiredが、現在のルービン氏の考えや、Playgroundで取り組んでいることを伝えています。

Wiredの記事によれば、ルービン氏は「現在あらゆるデバイスにソフトウェアが入っているように、これからのデバイスにはすべて人工知能が組み込まれるようになる」と考えています。そしてその未来が形になるのをただ期待しているだけではなく、自らそれを積極的に実現しようとしています。Wiredにはこうあります。




人工知能が真価を発揮するには、それを物理的な世界に持ってくる必要がある。そのためには、テキストや画像はもちろん、音や位置情報、天気、その他のセンサーデータといった情報を周りの環境から引き出すようなデバイスを何千と作ればいい。ルービン氏はそんなデータ収集マシンで世界中を埋め尽くし、巨大なニューラルネットワークに情報を与えて学習させようとしている。



そしてPlaygroundは、人工知能をすみずみまで行き渡らせるためのプラットフォームになろうとしています。というのは、Playgroundはスタートアップにお金を出したりアドバイスしたりするだけじゃなく、人材まで提供するんです。ルービン氏がグーグルやアップルで一緒に働いていた強力なエンジニアが、スタートアップと一緒になってアイデアを形にしていくんです。彼はその状態を「アイデア増幅器」と呼んでいます。

ルービン氏はAndroidによってスマートフォンを爆発的に普及させたように、Playgroundによって人工知能の爆発を起こそうとしています。




Androidが無償提供されたことで、メーカーはその種のこと(メモリ管理やコンテンツダウンロードの方法など、OSの仕事全般)について心配する必要がなくなり、その結果スマートフォンモデルの爆発が起こった。

ルービン氏がPlaygroundで作ろうとしているのは、まさにそんなプラットフォームだ。あらゆる基本的なハードウェアやソフトウェアのコンポーネントを提供することで、起業家たちは面白いデバイスを作り出すことに専念できる。



当面そのプラットフォームを利用できるのはPlaygroundが出資しているスタートアップだけですが、ルービン氏は将来的に、それをAndroidと同じように開放したいと言っています。そうなればどんな人でも、アイデアがあればKickstarterで資金を集めて、Playgroundから必要なパーツを調達し、新しいものを形にできるという考えです。

ルービン氏自身も個人的なプロジェクトを複数進めているようで、そのうち車のダッシュボード用カメラの構想をWiredでちょっとだけ明かしています。それは完成すればカメラのデータと引き換えに無料で配られるとのことで、Playgroundがそのデータからリアルタイムなビジュアルマップを作り出すことになりそうです。

ただでさえ、あちこちで開発されて広がりつつある人工知能ですが、Playgroundによってそれを利用するハードルが激しく下がり、普及をさらに後押しすることになりそうです。
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