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認知心理学試験問題例

2006-10-04 | 認知心理学
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03/6/10海保 認知心理学 1学期 試験 問題
「用語を使いこなせる」力は、知力の大事な要素能力の一つ!!
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次の用語を使って、例に示すような、「心理学的に意味のある」短文を作れ。「できるだけ短く」が望ましい。用語の説明はだめ。
 例 リハーサル  短期記憶  時間制約
-->短期記憶の時間制約は、リハーサルによって克服できる。
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1)知力 情報化社会 コンピュータ
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2)シンボル処理 認知的人工物 コンピュータ
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3)対話メタファー インタフェース 言葉
-->
4)グラスボックス  直接操作性 透明性
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5)第一接面 同型性の欠如 入出力
-->
6)ヒヤリハット体験 事故予防 羞恥心
-->
7)態度の3成分 態度変容 説得
-->
8)5M ヒューマンファクター 事故原因
-->
9)認知科学 表象主義 計算主義
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10)命題ネットワーク 表象 心理的実在
-->
11)情報処理モデル  貯蔵庫モデル コンピュータ
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12)状況論 身体 フレーム問題
-->
13)知識形成 知識運用 知識表現
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14)適性 ミスマッチ 労働意欲
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15)エラーの分類 コミッション・エラー 
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16)思考エラー ヒューリスティックス 即応
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17)仮想現実 シンボル処理 ゲーム
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18)事故傾性者 状況の力 個人内変動
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19)記憶 再認優位  再生
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20)ミステイク  状況認識  思い込みエラー
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21)メンタルモデル  状況認識  意味づけ  
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22)生態学的妥当性  実験  日常認知
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23)ステレオタイプ的歪曲 想起 目撃者証言
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24)確証バイアス フレッシュ・アイ チーム力
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25)トップダウン処理 知覚 知識
-->


男の容姿

2006-10-04 | Weblog
男の容姿

結婚詐欺で懲役刑を受けた2人の女性
K女 おとなしい容姿
D女 派手な容姿
*同一人物が容姿だけを変えたもの

100人に聞きました
「それぞれの容疑者にどれくらいの懲役刑が与えられてでしょう。ちなみに、詐欺罪の最高刑は10年です。」

こうした判断を求められた人は、どのように判断するのでしょうか?

コメント
1)一般に判断を求められる事態には、
・事実、証拠がきちんと提示されている事態と
・ここでの判断事態のように、関連する事実、証拠がまったくないような、かなり特異な事態とがあります。
特異ですが、実は、日常的には頻繁にあります。たとえば、初対面の人がどんな人かを判断するような場合です。あるいは、
はじめての場所の安全性を判断するような場合です。

こうした事態を、「あいまい事態での憶測判断」と呼んでおきます。

「あいまい事態での憶測判断」の最大の特徴は、
 顕著な手がかりに触発された既有の知識を動員しての判断をすることです。
ここで、顕著な手がかりとは、先ほどのような、「事実、証拠のない量刑判断」のケースで言うなら、容姿になります。
そして、それに触発される既有知識とは、
ひとつには、容姿について自分なりに蓄積してきた経験的知識、もうひとつは、社会的な常識的知識です。
経験的知識は人によっても違いますが、
常識的知識は、文化の中でだいたい同じような内容になります。
「おとなしそうな人ならそれほどの悪さはしないだろう」
「派手めな人は、冒険的な行為をしがちだから、悪さの程度もひどいかったかも」と言ったような知識です。
今回こうした結果が得られたのは、この社会的常識に従った判断をしたからだと思います。



交通ヒヤリハット

2006-10-04 | 安全、安心、


●今日の交通ひやり05/8/19海保博之
交差点で右折待ちをしていた。かなりスピードを出して直進のトラックがきた。曲がれる距離ではあったが、慎重を期してまった。すると、後ろにいた右折待ちのバンが先に右折してしまった。
高齢者はすべてにおいて判断が遅くなるが、これは安全側に機能するので、許してもらいたい。
「もたもたを温かく許せる寛容社会を」



認知的予備力(用語解説)

2006-10-04 | 認知心理学

●認知的予備力(cognitive reserve)
脳活性化の話がにぎやかである。高齢者にパズルや計算などをさせることで、頭のボケ防止を測ろうとする話である。これに関連して、最近、脳生理学の用語ではあるが、心理学的にも興味深い認知的予備力という概念が提唱されている。
高齢になっての認知症などボケへの抵抗力は、若年期においてどれほど頭を使ってきたかに依存するとする考えである。若いときほど苦労せよ、は脳活動に関してもあてはまるようである。

年寄りのやるべきこと

2006-10-04 | 心の体験的日記

●今日の一言
「老人のやるべき第1の仕事は“哲学者”になることである。簡単に言えば、“小言幸兵衛”になることだ。自らの経験を生かして、若い人たちのよきアドバイザーになることであるーーー」経済気象台。朝日新聞夕刊、05/12/15より