心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

大学教員の研究義務化

2006-10-21 | 教育
<大学教員>研修義務化 講義レベルアップで 08年度にも [ 10月21日 15時01分 ]

 文部科学省は大学・短大教員の講義のレベルアップのため、全大学に教員への研修を義務付ける方針を固めた。来年度に大学設置基準と短期大学設置基準を改正し、早ければ08年4月にも義務化する。研究中心と言われる日本の大学で、学生への教育にも力点を置く必要があると判断したもので、「大学全入時代」を迎え、学生の質の低下を懸念する経済界からの要請も背景にある。具体的な研修内容などは今後、中央教育審議会で検討する。【高山純二】


失敗力をつける・取材

2006-10-21 | ヒューマンエラー
自分力UPの強化書、2回目のテーマは「失敗」について――。誰もが経験するといっていい失敗。その失敗があなたの成長につながる! 失敗心理学の権威・海保博之教授が、そのコツを伝授する!

1942年千葉県生まれ。東京教育大学教育学部卒。同大学院博士課程中退、教育学博士。筑波大学心理学系教授を経て、現在は、東京成徳大学人文学部福祉心理学科教授。「『ミス』をきっぱりなくす本」(成美堂出版)、「失敗を『まあ、いいか』にする心の訓練」(小学館)など著書多数。


そもそも、人間はなぜ失敗をしてしまうのだろうか。失敗したとき、絶対にしてはいけないこととは何か。さらに、失敗を引き起こしてまう原因とは? ここでチェックしていこう!


 皆さんは、仕事に取り組むなかで、1度や2度は“失敗”を経験しているのではないだろうか。おそらく「これまで失敗ゼロ!」と言い切れる人は皆無なはずだ。では、なぜ、失敗をしてしまうのか。海保教授の言葉は、単純明快だ。

「人間だからです。失敗して当然なんですよ。現在の成功者といわれる経営者の多くも、失敗を繰り返しながら、今の地位をつかんでいるんです」
 失敗は当然の産物――。しかし、失敗をしてしまうことで、大きな打撃を受け、なかなか立ち直れない人が多いのも事実だ。海保教授も、その事実を認める。
「例えば、失敗をしてしまい『俺はもうダメだ』と頭の中で考え、“失敗スパイラル”に陥ってしまうケースは多く見られます。そのほか、過剰に自分を責め立て、それがストレスを生み、這い上がってこれなくなることもありますね」
 上図で紹介した3つが、海保教授が挙げる、失敗時に陥りがちな「悪のパターン」。「失敗を無視してしまう」ことも、時には、ポジティブ人間として、プラスに作用する場合もあるが、多くは、マイナスな方向に向かう。無視することで、また同じ過ちを犯すことにつながるからだ。
 しかし――。失敗スパイラルに陥ってしまう人がいるなかで、冒頭で触れたように、失敗を繰り返しながらも、成功への道を歩む人もいる。
 両者を分ける要因は何か? 
「失敗をプラスに転化させるには、“なぜ起こった?”という、失敗を引き起こす原因の究明が重要になってくるんです。“なぜ?”が分かれば、失敗の要因が明らかになり、その結果、自分が学ぶべきポイントが見え、人間的な成長につながっていくんです」 失敗を引き起こす原因の究明の重要さを説く、海保教授。続いて、そのチェックポイントを見ていくことにしよう。




認知的体験・再掲

2006-10-21 | 心の体験的日記
●今日の献呈本05/3/24海保
後藤倬男・田中平八編著「錯視ハンドブック」東京大学出版会 13000円
錯視の基本的な特徴は「知覚された外界の対象(色や形など)が、実際の物理的な構造と異なることを知って驚き、それに興味を抱く現象」(序)となるが、まさにそんな錯視の例が冒頭20pくらいに一挙に掲載されている。
ハンドブックにふさわしいように、研究法から動物の錯視まで幅広くトピックが取り上げられている。4年の年期をかけて作られた労作。心理学会・功労著作賞候補作品ーーまだこんな賞は設けられていないがーー
●認知的体験05/3/24海保
「今日の中ドジ;家でする仕事の資料一式を大学に忘れる」
朝1時半。さてとはりきって仕事をしようと、鞄を開けたがからっぽ。資料をすべて大学へ忘れてきてしまった。
もらった讃岐うどんのみやげと温風器のオフに気を取られてしまったらしい。
それでももっとも大事なフロッピーはちゃんとめがねケースにくっつけてあるので忘れなかった。これでできる仕事をすることになる。
「帰宅時の確認に、荷物も追加のこと」

●認知的体験05/3/25海保
「理由のある不具合」
マックが不調。またまたみよし君にみてもらう。すべてのミスが見事に解決。しかも、すべて理由がはっきりしている。
やらずもがのことをしてしまったからである。それにしても、みよし君の力量は、お見事というしかない。助かった。

朝倉書店「心理学総合事典」2刷り

2006-10-21 | 認知心理学
06/4/7改訂版 海保
朝倉書店「心理学総合事典」2刷り


はじめに

●本事典の特徴
総勢79名に及ぶ日本の心理学研究者が健筆をふるった心理学総合事典が完成した.構想固めから刊行まで,実に,足かけ4年に及んだ大事業である.21世紀における心理学の発展の里程標ともなりうる事典と自負している。
本書の最大の特徴は、心理学の体系に沿って全体を構成するようにしたところにある。本邦唯一の本格的かつ包括的な心理学事典になっていると確信している。

●本事典の構成
l部からVll部までは、心理学概論書とほぼ同じ構成になっている。心理学方法論、知と情意の心理、さらに社会的行動の心理と心の臨床の順である。したがって、すでに心理学全体を学び終えた学徒や研究者にとっては、それぞれの関心のある領域が今どのような展開を遂げているかを本事典から読みとれるようになっている。
「心理学の拡大」と題したVll部では、はてしなく広がりをみせるかのごとき感のある心理学の新しい領域を取り上げてみた。この中から、心理学の拡大深化するきっかけを作り出す新たな領域が出現してくれることを期待している。
Vlll部「心の哲学」は、心理学が高々1世紀余の歴史しかない科学であること、そして心についての学問的な探求は心理学の歴史よりもはるかに長く続けられてきたことをきちんと知ることが、
21世紀の心理学の発展を実り多いものにするはずとの思いから用意してみたものである。
●心理学の変貌
パラダイム・シフトと呼ぶにふさわしい、心理学の潮流の最大の変化は、20世紀の前半の行動主義から後半の認知主義への変化であった。これによって、心理学は、文字通り「心」の科学としての地位を確固たるものにしたのみならず、その研究領域を「行動も心も」へと一気に拡大させた。
それはさらに、心の科学をドグマから解放する潮流の変化でもあった。自然科学の堅い方法論の呪縛から解き放たれて、社会学や哲学のような人文科学の柔らかな方法論も受け入れるようになってきた。行動主義の時代には徹底的に排除されていた精神分析もしぶとく復活し、心についての広範な問題に時折鋭い問を投げかけてきた。
そうした潮流の変化と、最近の周辺科学および社会からの心理学への強い期待とは無関係ではない。かつては自ら抑制していたさまざまな心にまつわる諸問題への積極的な研究上の取り組み、そして、その成果を踏まえた社会とのかかわりが活発になってきた。
 話を日本に限定しても、周知の通り,今,日本の大学の一つの改革の流れは,「心」をめぐって展開されていると言ってもよい.すでに,心理学部の設置は数校にもおよび,心理を冠した学科は数知れず,そして,臨床心理士の資格取得対応の大学院(修士)は100を越え,これ以外の心理の資格は数知れずという情勢である.
また,世間でも「心」への関心は高い.説明できない犯罪,了解不能な子ども達の行動,はたまた支援を必要とする心の病やブレークダウンの遍在が背景にある.
 こうした歴史的、社会的背景を背負っての本事典の刊行である。期待されるところが大きい。
●編集の方針
  第1は,心理学全般を包括的かつ体系的に構成したこと.これによって,心理学全体を参照枠にした各領域の位置づけが可能となった.
 第2は,大著になることを覚悟の上で十分な執筆枚数を確保したこと.これによって,心理学の基本事項が網羅できただけでなく,最新の心理学の研究成果も書き込むことができた.
第3は,索引を充実したこと.これによって,「辞典」としての機能も併せ持たせるようにした。

● 本事典の使い方
事典であるので,読者対象を特には限定はしていない.あえて言うなら,次のような方々の座右の書としていただければと思っている.
 ・卒業論文の執筆にあたって研究テーマの関連事項を調べたり,  位置づけをしたい学生諸君
 ・大学院に入りたい,あるいは大学院に入ったが,心理学全般の  基礎が不足しているので勉強したい人
・ 心理学概論の講義内容をより一層深めたいと思っている先生方
●謝辞
日本の今後の心理学の発展への里程標になることを願って,本書を世に送りだすが、このやや冒険的とも言える大著の出版に理解を示し多大の支援をしていただいた朝倉書店,さらに,編集の労をとっていただいた,高原氏と高橋氏には,感謝の言葉もない.

               平成18年6月
海保博之 



gooに感謝

2006-10-21 | 心の体験的日記
またまたよいしょ記事になるが、
(なにせ無料なのだから)
gooのブルグもhkaiho@mail.goo.ne.jp
も実にすばらしい

両者がうまく連動しているので、ブログをあけると
メールの有無もわかる
写真の添付も楽にひらける。
他を閉鎖して、もっぱらこちらでやるようにしようと思う