休息危機にある日本
●休息下手になった日本人
「休息」とは文字通り、休むこと、からだを休めることです。
休息には小・中・大の3つがあります。小は分単位の休みで5~10 分くらい、中は時間単位で昼休みくらい、大は日単位の休みをいいます。
日本はいま休息危機です。休まない/休めないだけでなく、休み方の質が悪く、著しく下手になっています。
●心の休息をとる
大事なのは、まずは、疲れたという自覚です。とりわけ、心の疲れの自覚です。自分の心を監視するもう一つの心が必要となります。
疲れを自覚できたとして、いずれにしても、疲れたときに質のよい休息できる道具と工夫が必要です。
道具としては、コーヒー、お茶、ガムなど体に害を与えないものがよいでしょう。
工夫としては、からだを動かして心をコントロールする(休息する)のが、一つおすすめです。
日本人が休息下手になった原因のひとつにOA 化があります。1日中パソコンの画面とにらめっこの仕事環境、長時間の緊張を強いる仕事のせいで、休日は1日中グッタリ、ごろごろの人も多いはずです。
しかし、休日のときこそ心身ともリフレッシュさせたいものです。時間に追われ、子供ですらストレスを感じる現代社会では“からだの休息”以上に“心の休息”も必要です。
心を休め、頭をスッキリさせたかったらからだを動かすのが一番です。からだを使うことで心身のリフレッシュを図るのです。
それは、からだを動かせば自律神経系を介して、心の緊張、疲れが取れるからです。
例えば、週末にテニス、ゴルフ、ジョギング、ウォーキングをするとか。
テレビゲームやメールばかりをやっていてはますます心が疲れてしまいます。