人が働く作業現場でのヒューマン・エラーは、ただちに事故につながってしまうだけに、その発生をできる限り抑えなければならない。しかし、人である限り、エラーをおかすことをゼロにはできない。人と組織と機械とメディアと使命(5M)が一体となった事故防止対策が必要である。
本講演では、作業現場でのヒューマンエラーを減らすために留意すべきことを、認知心理学の立場から、6つの提言の形でまとめて提案してみる。
提言その1「コミュニケーション環境を良くする」
提言その2「記憶に頼らせないようにする」
提言その3 「絶えず知識の活性化を図る機会を提供する」
提言その4「注意管理を怠らない」
提言その5「目標管理を最適化する」
提言その6「安全工学の思想を生かす」