公認心理師法案が衆議院で可決、参議院へ 全会一致、来週にも成立の見通し【追記有】
2015年09月03日 13時25分08秒
公認心理師法案、衆議院本会議で可決し、参議院へ。
「公認心理師法案」(189衆法38号)は平成27年2015年9月3日(木)の衆議院本会議で、福井照文部科学委員長が提出。
ただちに採決され、全会一致で可決しました。
「衆法28号」として出ていた法案は昨日、撤回を申し出ており、 民主党の元文部科学大臣が修正して、委員長がとりまとめて提出する格好で、委員会を通過していました。
法案はきょう参議院に送られ、来週火曜日(8日)ないし木曜日(10日)に委員会で審議される見通し。参議院の議院運営委員会は、文教科学委員会に付託する(審査をまかせる)と思われますが、厚生労働委員会から「連合審査」を求められるかもしれません。
いずれにせよ、今月27日(日)までの第189回通常国会で成立することは動かない情勢。
施行は2年以内の政令で定める日のため、平成29年2017年の春ごろになる可能性が高いとみられます。
(宮崎信行の国会傍聴記)より
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ようやく法案が成立したらしい。
関係者の長年の努力が実った。ごくろうさまでした。
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第二条 この法律において「公認心理師」とは、第二十八条の登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。
一 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。
二 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
三 心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。
四 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。