いつもの時間にいつものようにいつものことをする。これが習慣である。これがあるからこそ人生もろもろがあたかもロボットのごとく努力感なしにスムーズに遂行できる。
この習慣の力は強力である。勉強も習慣になるようにすればよい。
子どもの小さい頃(幼稚園頃)なら、ほかのもろもろの習慣作りの一つに追加すればよい。机に座って、勉強(の真似事)をすることを習慣にすればよい。ことはそれほど難しくないが、習慣になるまでは大変である。
歯磨きなどの習慣づくりと基本的には同じである。洗面所につれていき(場所)、歯ブラシと歯磨き粉(道具)を用意し、それを使って磨き方(技能)を毎日(時間)食後に教えるのと同じである。
机(場所)にいき、たとえば、本(内容・素材)を読む(技能)ことを毎日(時間)、たとえば、食後にやることになる。
「たとえば」のところは、臨機応援に考えることになる。大事なのは、いつもの時間にいつもの場所で勉強することである。勉強の内容は、当面は、子どもの興味関心を引く内容でさしつかえない。
問題は、勉強の習慣がつかないまま高学年になってしまった勉強嫌いの子どもをどうするかであるが、これについては、次のいくかの、「戦略的な」コツを併用して改善をはかることになる。