チームワーク「周りを元気にするキーワード」
●チームワークってどんなもの
「人間は原始の時代からチーム・プレーヤーであったのだ。人類が固有に備えている複雑な社会的関係が、生存のための重要な優位性を生んできた」(D.ゴールマン)
チームワークとは。お互いに助け合って(力を出し合って)共通の目標を達成することです。
もっとも身近なのは、家庭ですね。
ただ、家庭の場合は、目標が判然としないところがありますから、ときおり、夫婦、子どもとのチームワークが乱れることがあります。
会社などの組織では、おおむね目標がはっきりしていますので、その点は心配ありませんが、目標の達成過程で、さまざまな問題が発生します。
本稿は、心の元気ということに限定して、チームワークを取り上げますが、チームワークの心理学、なかなかおもしろい、いや難しい問題がたくさんありますので、社会心理学の本でチェックしてみるとよいかと思います。
●周りを元気にするチームワークのコツ
①対人関係を良好なものにしておく
チームワークですから対人関係が発生します。前回述べたように、対人関係はチームワークのインフラ(基盤)です。ここがしっかりしていないとチームワークはうまく機能しません。
仕事の目標を達成しさえすれば文句ないだろう、という態度ではうまくいきません。「無駄な」配慮が必須です。「無駄な」の意味はおわかりですね。とりわけ、あなたがチームリーダー的な立場なら、常時、3割くらいの「無駄な」配慮が求められます。
②チームの目標を意識して仕事をする
なぜなら、目標達成のために作られたチームであって、仲良しクラブではないからです。このことをメンバーが認識していれば、たとえ、対人関係や仕事でトラブルや逆境に陥ったときにも、チームワークで元気に乗り切ることができます。
野村克也元監督の言葉を引用しておきます。
「表面的な”仲良しこよし”がどんなに集まったところで、それはただの「群れ」にすぎません。チームワークには、目的意識の共有が不可欠です。」
③競争はほどほどに
チームワークに競争は諸刃の剣です。
それが適度ならメンバーのモラール(士気)を高め元気に仕事ができますが、過度になるとチームワークを劣化させます。足の引っ張り合いが起こります。仕事のほうではなく、そちら(競争)のほうに資源が費やされてしまいます。
競争心をうまくコントロールするコツは、成果第一ではなく、努力(過程)第一でいくことです。これは、自分の成果は周りのおかげ、周りを助ける気持ち、感謝の心につながります。
④チームワークを底で支えている人への配慮を忘れない
目立たない、でも、その人がいないと実はチームが機能しない、そんな人がチームには必ずいます。へたをすると、割をくってしまうような人といっていいかもしれません。あえて、誰が、あるいは、どんな人が、とは言いませんが、そんな人への感謝を折に触れて表現することは大切です。
●チームワークってどんなもの
「人間は原始の時代からチーム・プレーヤーであったのだ。人類が固有に備えている複雑な社会的関係が、生存のための重要な優位性を生んできた」(D.ゴールマン)
チームワークとは。お互いに助け合って(力を出し合って)共通の目標を達成することです。
もっとも身近なのは、家庭ですね。
ただ、家庭の場合は、目標が判然としないところがありますから、ときおり、夫婦、子どもとのチームワークが乱れることがあります。
会社などの組織では、おおむね目標がはっきりしていますので、その点は心配ありませんが、目標の達成過程で、さまざまな問題が発生します。
本稿は、心の元気ということに限定して、チームワークを取り上げますが、チームワークの心理学、なかなかおもしろい、いや難しい問題がたくさんありますので、社会心理学の本でチェックしてみるとよいかと思います。
●周りを元気にするチームワークのコツ
①対人関係を良好なものにしておく
チームワークですから対人関係が発生します。前回述べたように、対人関係はチームワークのインフラ(基盤)です。ここがしっかりしていないとチームワークはうまく機能しません。
仕事の目標を達成しさえすれば文句ないだろう、という態度ではうまくいきません。「無駄な」配慮が必須です。「無駄な」の意味はおわかりですね。とりわけ、あなたがチームリーダー的な立場なら、常時、3割くらいの「無駄な」配慮が求められます。
②チームの目標を意識して仕事をする
なぜなら、目標達成のために作られたチームであって、仲良しクラブではないからです。このことをメンバーが認識していれば、たとえ、対人関係や仕事でトラブルや逆境に陥ったときにも、チームワークで元気に乗り切ることができます。
野村克也元監督の言葉を引用しておきます。
「表面的な”仲良しこよし”がどんなに集まったところで、それはただの「群れ」にすぎません。チームワークには、目的意識の共有が不可欠です。」
③競争はほどほどに
チームワークに競争は諸刃の剣です。
それが適度ならメンバーのモラール(士気)を高め元気に仕事ができますが、過度になるとチームワークを劣化させます。足の引っ張り合いが起こります。仕事のほうではなく、そちら(競争)のほうに資源が費やされてしまいます。
競争心をうまくコントロールするコツは、成果第一ではなく、努力(過程)第一でいくことです。これは、自分の成果は周りのおかげ、周りを助ける気持ち、感謝の心につながります。
④チームワークを底で支えている人への配慮を忘れない
目立たない、でも、その人がいないと実はチームが機能しない、そんな人がチームには必ずいます。へたをすると、割をくってしまうような人といっていいかもしれません。あえて、誰が、あるいは、どんな人が、とは言いませんが、そんな人への感謝を折に触れて表現することは大切です。