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脳ブーム]10年前の今日の記事

2019-05-03 | 認知心理学
脳ブームである
それはそれで結構
でも、なんでも脳ではこう
といわないといけない
いえば納得
というのは、実にまずい

思考停止装置として脳が持ち出される傾向が強い

この前、ある取材で
あれこれ話していたら、
その根拠は?
と問われ絶句
こういうモデルにもとづた話です
といって切り抜けたが
相手は、脳説明を期待していたようだ

安易な脳還元論はだめ
心理学がそれをやったらおしまい

●目撃証言(eyewitness testimony)

2019-05-03 | 心理学辞典

●目撃証言(eyewitness testimony)
目撃者を探すのは犯罪捜査の定石である。裁判でも、目撃者の証言が有罪判決の決め手になる。しかし、通常は一瞬の間に起こる犯罪の目撃内容そのものの不確かさに加えて、一定年月が経過してから行われる目撃証言には、とりわけ問題が多い。人間の記憶は、ビデオの再生とは違って、変容・再構成が普通だからである。目撃者への質問によって再生がゆがめられたり(誘導尋問効果)、マスコミ報道に合わせて再生内容を変容させたり、同じことを何度も再生しているうちに現実に起こったことと頭のなかで考えたこととの区別がつかなくなったり(現実性識別の混乱)、といったことが起こりやすいことが知られている。

自律

2019-05-03 | 教育
自律
 大学生は自律した存在であるとの前提は崩すことはできない。これを崩すと、大学中が注意、警告だらけになる。
・遅刻するな、欠席するな
・先生には挨拶せよ
・服装は大学生らしく
・言動は丁寧に
などなど、大学が「学校」となってしまう。
 たとえ、勉強しなくとも、それが学生の自律的な判断なら、許すのが大学である。
 たとえ、退学したいと判断しても、それが学生の自律的な判断なら、許すのが大学
 そして、勉強したいから助けてくれと判断したら、それを支援するのが大学。
 そして、わからないから教えてくれと判断したら、教えるのが大学。

 そうした自律的な判断の積み重ねが自律した社会人として世の中に出て行くことになる。
 自律的な判断の総量が世の中で問われる。

 自律的な判断を避けてはいけない。かりにそれが世の中の基準からしてネガティブなもの、認められないものであったとしても、である。
 



退職後2年余りの総括

2019-05-03 | 心の体験的日記
2017年3月(74歳)に、半世紀にわたる大学教員の職を退いた。
10月まで、半年余り、何をして過ごしていたか、ほとんど思い出せないが、
神社仏閣めぐりや日帰りバスツアーなどを楽しんでいたのだと思う。

2017年10月、大腸癌、肝臓転移癌が見つかる。
下旬に、大腸癌の切除手術。

2018年は、ほぼ1年にわたり、肝臓癌を縮小させるための抗がん剤治療。
この副作用がきつくて、体重も5キロも減った。
後半は、抗がん剤もやめて体力回復に努めた。

2019年(76歳)1月下旬、縮小した右肝臓癌の切除手術。
肝臓のほぼ半分を切除。

入院1週間。

以後は、順調に回復して、
ほぼ2年前の退職ときの状態に復帰。

体重60キロ
身長167センチ
一日徒歩6千歩
飲み会、参加(ただし、ノンアルだけ
週1の卓球(今週日曜日の予定)
食欲旺盛


現在に至る