最初の本
たかの先生からお声をかけていただき書いた「心理・教育のためのデータ解析」(日本文化科学社)がはじめての著書である。
奥付をみると、1980年となっている。38歳のときである。
当時、心理学でもようやくコンピュータを活用したデータ解析が普及してきた頃で、
コンピュータ活用を意識した初心者向けのテキストであった。
こうしたテクニカルな本は、正確であまり細工のないのが普通であるが、
この本では、図解を多用し、本文中の埋め込む形で小問を入れたり、
全体を通じて活用する心理データの典型例を巻末につけたり、
さらに、コラムで一息といったさまざまな趣向を取り入れたにぎやか本にしてみた。
途中で、統計にめっぽう強い院生だったはっとり氏に、全面改訂をしてもらって今でも出版社を変えて増刷をしている。
この本がいわばはずみになって、以後、続々と本を出版してきた。
右肩骨転移で、右手不如意。
とはいっても、歯磨きもできるし、箸で食事もできるし、
両手打ちタイプもできる。
ただ、力が足りない。
左手一本では、できることは知れている。
アマゾンから届いて荷物も玄関に置きっぱなし。
まーこれは仕方ないが、我ながら頭に来るのは、
・開封
・栓開け
という普通ならなんでもない作業もだめ。
両手元気でこそだなー
でも、これ以上の回復は望めないらしい。
こうやって、一つ一つダメになっていくんだろうなー