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12月の休日、静岡にキャンプ場の下見ツーリングにでかけた。ここは先月予約したのだが、予定が変わって利用できなかったところだ。わかりづらいところにあるのと、特殊な利用条件があるので、一度見ておきたいと思ったのである。あわせて富士市と富士宮市に知人がいるので、訪問したいとも考えていた。
東名で西にむかう。天気がよく、富士山がよく見えた。鮎沢PAで休憩すると、売店にはモンベルのアウトドア用品がならんでいたが、近くに工場でもあるのだろうか。
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鮎沢でオイルを点検するとローレベルまで減ってしまっていた。沼津のバイク・ショップで補充してもらうが、ここは何店舗も展開している青山商会という大きなお店だった。オイルは1リットルで1600円くらい。
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国道で富士市にむかうと田子の浦港の看板があったので、立ち寄ることにした。高校生のときに田子の浦の海岸でキャンプしたことがあって、それを偲びたかったのだが、ここは港でそのときの海岸をみつけることはできなかった。
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富士の街をぬけて道の駅富士川楽座にゆく。ここは東名の富士川SAも兼ねていて、一般道から出入りができるのである。
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道の駅からは富士川と富士山が見えていた。
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道の駅のすぐ先の信号を左に折れて山にはいってゆく。目的のキャンプ場はこの奥にあるのだ。
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富士市が管理する野田山健康緑地公園キャンプ場が目的地だ。ここは無料のキャンプ場だ。タダほどよいことはないので利用したかったのだが、その前にツーリングをかねて様子を見に来たのである。
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林道は全線舗装されていたが、一部荒れていて狭いところもあった。道の駅から5キロほどでキャンプ場に到着する。車で対向車がきたら厳しいルートだが、バイクなら問題はなかった。
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キャンプ場は芝生の広場となっていた。できたばかりのきれいなトイレがあり、フィアットの若い男性がMSRのテントとタープを設営中だった。
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キャンプ場から富士山がよく見えるが、富士の街と海も見下ろせてよいロケーションだ。見えている海岸のどこかで高校生のときにキャンプしたのだ。あれから40年近くの時がたっていることになる。
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キャンプ場を見下ろす。ここは何点か問題がある。ひとつは斜面が多くて平らなところがすくないところ。また火は炊事場でしかつかえないこと。山火事防止のためだ。さらに水は飲めないこと。飲めそうに見えるが、保健所の検査に合格していないそうだ。いろいろと不便だが、ただならそのほうがいいね。
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きれいなトイレ。
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トイレの中には人形がおかれていて、丁寧に管理されていた。来年気温が上がりだしたら利用したいと思う。
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帰路は道の駅ではなく、新蒲原方向に山をくだった。南の海の方向である。こちらのほうが道が広いから、車ならこのルートのほうがいいかもしれない。山の中には静岡らしくみかん畑があって、珍しいので写真をとったりした。
昼時をすぎた。食事処をさがしながら、富士市の知人の店舗をリサーチした。ツーリングのついでに、立ち寄らずにのぞいたのだが商売は順調のようだった。
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富士市は全国チェーンの店が多くて、個人店はすくない。その中で選んだのは味噌ラーメンの店。千代商店(せんだいしょうてん)。
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行列していて席につくのに25分ほどかかった。
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ここは味噌を北海度味噌、信州味噌、九州麦味噌からえらべるようになっていて、私は北海道味噌の野菜ラーメン810円の大盛り920円をオーダーした。
味噌ラーメンはこくと深みがあってなかなかいける。行列がなければまた利用したいと思った。
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時間が遅くなったので富士宮にゆくのはやめて帰ることにした。帰路は一般道で箱根をこえて、箱根新道で小田原にくだることにする。
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小田原から高速にのった。走行距離420キロ。