1月27日。2019シーズン7日目のスキーにでかけた。この週の土日はスキー場のある地域は大雪の予報だった。それで土曜日にゆくのは自重し、日曜日の朝にでかけたのだが、埼玉から群馬に入ると早くも国道上に雪がつもりだした。前橋の手前の伊勢崎で雪国の風景である。渋川の手前のコンビニによったが、この先は上り坂になるので、信号のある一般道をさけて関越道にのることにした。私のハイエースはスタッドレスを装備しているが、急坂と坂道発進が超苦手なのである。
関越道も駒寄からチェーン規制されていた。この日の候補地はホーム・グラウンドの尾瀬岩鞍、新潟の石打丸山、水上の奥利根スノーパークの3ヵ所だった。岩鞍のHPを見ると、FF、FRのスタッドレス車はチェーンを巻くようにと案内されている。関越トンネルの先にある石打丸山はチェーンを巻かずにゆけそうだが、こちらは終日雪の予報だ。水上と片品は午後から曇りなので、チェーンのいらない奥利根スノーパークにゆくことにした。チェーンは持参しているが、面倒なのでなるべく装着したくないのである。
水上ICまで年に何回かしかないほどのはげしい降雪だった。チェーンの片側が高速道路上に落ちていたが、はずれた車はどうしただろうか。我がハイエースは圧雪路面を問題なく走行することができた。水上ICから奥利根スノーパークまでは、お湯が路上をながれている融雪道路だから、難なく到着することができて、さっそくリフト券をもとめにゆく。大人1日券5000円を買って、写真をとったり、着替えなどをしていると、リフト券がなくなってしまっていた。私はこれまでチケットや切符などは落としたことのない人間だ。それなのに無くしてしまっていた。雪道走行で神経をつかったからだと思う。リフト券売り場にもどって、落し物はなかったかとたずねるもない。しかし係りの方が、私がリフト券を買ったのを覚えてくれていて、割引価格で再販売してくれた。ありがたい。しかしリフト券を紛失するなんて年をとったなぁ。
30分ロスして8時にリフトにのった。土日の奥利根は6時から17時までが1日券の対象時間だ。早くからすべれてお得である。シニアは
60以上だ。
天候は雪。時々吹雪。
気温は-4℃ほどだ。朝はスキーヤーやスノーボーダーは少なくて空いていた。
スノーパークのゲレンデのほとんどは非圧雪の新雪がつもった状態で、3本の圧雪ラインがあるだけだった。それがわかっているからかファット・スキー(新雪用の幅広スキー)の人が目につく。
最初は圧雪コースをすべったのだが、一度新雪にはいると楽しくて、新雪ばかりを滑走した。第二リフト横からレストハウスを見下ろす。一面に新雪がつもっている。今日は新雪祭りだ。
ひとしきり滑ってレストハウスで休憩する。
食事は以前と変わらない。ラーメンやカレーなどだ。
レストハウスの風景。
レストハウスの前。ほぼ非圧雪で左右の端と真ん中に圧雪されたラインがある。
朝は強風のために動いていなかった第4リフトが運転を開始した。上の画像は第4リフトをおりた、ぶなの木コース。はじめは緩斜面だが次第に急になる。その先で急斜面と迂回路に分かれるが、迂回路も狭いので初心者は苦しいコースだ。その先には雪猿コースが新設されていた。
ぶなの木コースの急斜面は新雪がつもっていてフカフカだった。ふきだまりで転ぶと、手をついてももぐってしまい、おきあがれない。左手でストックを2本持って手をつくと、起きることができた。
新雪の積もった第4リフト下ののふきだまりから第3リフト方向をみる。人がだんだん増えてきた。奥利根はアプローチが楽だし、小学生以下の子供はリフト券が無料なので、ファミリーが多くなってきた。
昼食は車にもどってカップめんなど。
話題になっているローソンの悪魔のおにぎりをためしてみた。イカの天かす入りの麺つゆ風味で、よいアイデアだと思うが、何度も買うほどではないな。
第3リフト横の向山パークの奥に、深雪エリアがあるのに気づいた。
ここはほとんど誰もすべっていなくて、膝くらいまでしずむから、板がはずれてなくならないように気をつかった。
池の近くにはいかないようにと注意書きがある。
斜面を見上げる。
ここがいちばん雪が深く、人がはいっていないので面白かった。
スノーパークはスノーボーダー比率が高く8割ほどいる。子供と初心者もたくさんいるからリフトが煩雑にとまる。そしてレストランのすぐ横が喫煙コーナーなのが大きなマイナス。もっと離れたところにするべきだ。
午後から雪は止む予報だったが終日降雪となった。以前はDJがいて、ゆるい語り口でリクエストをつのっていて好きだったのだがなくなっていた。それが残念だ。
昼食中にとまってしまったスキー・スノボ・アプリのスノー・ウェイによると、リフト乗車29回、滑走36回、距離35、6キロ、最高速46、5キロ、消費カロリー875キロカロリーと記録されている。
第4リフト下の新雪ゲレンデでは、スキーがはずれて深雪に埋もれてしまったのを、スキー・パトロールが加勢してみつけていた。新雪・深雪は気をつけないとね。しかし奥利根のスタッフは親切だし、おっとりしているから、また大雪がふったらたずねよう。今度はリフト券をなくさないようにしないといけない。